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Prolog
しおりを挟む今日も嫌な事は全て終え、後は寝るだけだ
俺は寝る時間が1番好きだ
俺の1日の中で唯一誰にも邪魔されずゆっくり過ごせるから
「……っ」
しかし、せっかくゆっくり横になって休もうと思ったのに、両親に殴られた体中が痛い
顔は殴られないけど、お腹とか腕とか服で隠れるような所を沢山殴られるから、学校へ行く時も傷が痛んで大変だった
「あー、なんで俺ばかりこうも不幸体質なんだろうなー」
俺は何もしていないのに
ただ一生懸命生きているだけで
あと何年この生活が続くのだろうか
早く大人になってこの家を出て、就職して好きな人と恋愛して家族を作って
そうゆう普通の生活がしたいなー
恋なんて俺には一生無縁なんだろうけど(笑)
「でもまぁ、最低でも高校を卒業するまではこの生活が続くんだろうなー」
そんな事を思いながら俺は目を閉じた
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