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第31話【霧の中の戦い】
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山で一泊する事になりディーンとリアンはなれない登山で直ぐに寝てしまっている。
「ここは場所も悪い、結界を張っておくから今日は皆んな寝てくれて大丈夫だからな」
道幅は広くなっているがここは崖の途中。
真っ暗な夜に魔物による襲撃でもあれば対処が難しい。 それに落石にも注意しないといけない。
結界の中なら何かあっても安心だろう。
翌朝までは何事も無かったが、ルナが寝ぼけて崖から落ちて行く……それをダクスが掴んで逆さまになったルナを引き上げた。
「まったくこの子は……」
ダクスに逆さまのまま持ち上げられている。
「マシオ~……」
「ダクス、下ろしてやってくれ」
ルナを下ろしてディーン達も起き早速出発だ。
中腹以降は魔物がどう言うわけだかほとんど出てこない。
木々もまばらな風景になって来ると霧が出始めた。
「スン……何か変な臭いがする……」
「そうね……なんでしょう?」
俺のサーチには反応は無いがルナとムーンさんは何かの臭いに気がついたようだ。
「俺のサーチには反応が無いけど何かわかるか?」
「いえ……嗅いだことのない臭いなので……」
「私もわからな~い」
「私が見て来ましょうか?」
「ライラなら霧の中でも動けるのかも知れないが、ここは離れない方がいい」
「それならマシオ殿、私の風魔法で霧を飛ばしますか?」
「やってみてくれ」
「はい、エリアルゲイズ!」
ライラの魔法によって強い風が吹き荒れるも霧が霧散することは無く霧を掻き回しただけだ。
この霧の中では正体不明の魔物がいる可能性がある。
「師匠、これじゃ先がわからないですよ」
「そうだな、足元には気をつけろよ。 崖に落ちないようにな」
山の上を目指しているはずだが、進むにつれてどんどん霧が濃くなって行く。
これでは足元すら見えなくなる。
「なんだか臭いが強くなってきたよ」
「そうですね……魔物の臭いと言うより……獣の臭い?」
魔物と獣の臭いがわかるのはムーンさんとルナだけだろう。
「獣ですか?」
「はい……、……! 皆さんふせて!!」
ムーンさんが突然声を張り上げる。
全員その声に従って身を屈めた時、頭の上を風が通り過ぎた。
「な、なに?」
「なんだなんだ?」
「ムーンさん、今のは……」
「ええ、攻撃です!」
やっぱ攻撃されたのか!
しかし相変わらず俺のサーチにはなんの反応も無い。
それにこの深い霧だ……攻撃して来た方向や音で判断するしかない。
「きます!」
「くっ!」
俺は結界で皆んなを包む。
ガキンっと結界に弾かれる音はするが、やはり姿は見えない……。
「やられてばかりじゃねーぞ!」
蛇腹剣を伸ばして攻撃して来た方へ伸ばすのだが姿が見えないので当たる気配は無い。
ムーンさんの鼻が頼りのこの状況で、敵を捕えるのは難しい状況だ。
「右です! え! いや、左からも!?」
右に剣を伸ばせば左から攻撃してくるし、左に剣を伸ばせば右から攻撃してくる。
厄介な相手だな!
「先生! 左は私達が攻撃します!」
「ああ頼む。 タイミングを合わせていくぞ!」
「はい!」
ディーン、リアンは火と風の魔法を合わせて撃ち放ち、俺は蛇腹剣で攻撃するが当たった感触はない。
「前方です!」
「ライラ!」
「はい!」
すかさずライラは前方に矢を数発放つと、その矢を防ぐ音がした。
そして放たれた矢の後ろを追従してルナが矢を防がれた場所で一撃を当てる。
その一撃で霧は霧散し魔物の姿が現れた。
「あれって……」
「馬の魔物だ!」
本当にいたか、それならとらえてやるぜ……。
「ちょっと待ってください!」
ムーンさんに止められると、馬の魔物の後ろからもう一頭の馬の魔物が現れた。
馬の魔物は2頭いたのか! だから左右から攻撃が出来たってことだ。
馬の魔物は霧散した霧を作り出し、また姿が消えて行く。
姿が見えている内に捕らえないと!
「ヒヒーン!!」
突然魔物が騒ぎ出すとルナが叫ぶ。
「捕まえたーー! 今のうちだよーー!」
暴れ馬と化した馬の首にしがみついていた。
「ルナいいぞ! 絶対に離すなよーー!!」
「もちろんだよー! うわわ!」
一頭はルナを振り解こうと暴れている。
この内にもう一頭を!
「師匠! 僕の魔法で!」
「やりすぎるなよ!」
「わかってます!」
ディーンは火の魔法を飛ばすが、魔物の風魔法で弾き返されてしまった。
「こいつ! この!この!」
ボールを投げるように連続でファイヤーボールを飛ばすが、風のシールドで弾かれる。
「兄さん! 私も!」
「おう!」
2人の魔法が合体する。
火と風の魔法が交わり魔物のシールドに直撃して押して行く。
「ふぬぬー!」
「えーい!!」
2人の魔法と魔物のシールドが弾け吹き飛ばされる。
「おっと、大丈夫か?」
リアンをキャッチしてディーンはライラがキャッチした。
「魔物は?」
「あそこだ」
魔物は倒れ起き上がってこない。
「死んじゃった?」
「いや、大丈夫だろう。 よくやったぞ2人とも」
「「はい!」」
「それじゃリアン、契約をしてみよう」
「え!? わ、私がですか?」
「倒したのは2人だろ? リアンならテイム出来るんじゃないか?」
「私が……?」
「俺はルナの方に行くからな。 テイムの仕方はダクスと変わらないからな!」
それだけ言い残して未だに暴れている魔物の所に急いだ。
「ルナ! よくやった! もういいぞー!」
「はーい!」
空中で回転しながらルナが降りて来た。
「さて……」
魔物と対峙して目と目が見つめ合う。
そして俺は自分の魔力を解放した。
全身から溢れる魔力に魔物だけでなく、ルナも足が震え出す。
全く動かなくなった馬の魔物の額に手を当てると、どうやら受け入れてくれたようで、馬の額には契約の証が写し出された。
「リアンの方はどうかな?」
馬の魔物を引き連れて行く時、動けなくなったルナに声をかける。
「どうしたルナ? リアン達の所に行くぞ」
「え……あ……ひゃ、ひゃい!」
ルナは体をビクンと振るわせ、俺の腕に絡んできた。
そしてリアンは馬の魔物に回復魔法をかけている。
「どうした? 怪我してるのか?」
「うん、吹き飛んだ時に足に傷をつけちゃったみたい」
「そうか、それでテイムは上手くいったのか?」
「えへへ、もちろんです!」
どうやら上手くいったようだ。
どれどれ……。
確認しようとすると、リアンはテイムとしての契約は出来ていない……。
それにしてはリアンに襲いかかる事もなく大人しく言う事を聞いている。
どうなってるんだ? 仕方ない、後で俺がテイムしておくか……とりあえずこれで2頭の馬が揃った。
「馬の魔物は手に入ったし町に戻るか」
「先生、この子達の名前はどうするんですか?」
「そうだな……」
名前を考えていたら、頭の中に声が聞こえてくる。
『主、私の名前は【ルヴァク】と申します。 そちらは【ルスヴィズ】と申します』
『お、おう……話せるのか?』
『我々は聖獣と呼ばれております。 通常は話せませんが我々をテイムした主なら声が届きます』
『そうか、それは助かる……って聖獣なのか?』
『はい。 我々は風獣と呼ばれております』
『風獣……そ、そうか……これから馬車を引いてもらいたいのだが大丈夫だろうか?』
『主の命令となればお任せください』
『それじゃこれから頼む……ところでルスヴィズはなんでリアンの言う事を聞いているんだ?』
『はい、あちらの女性からは慈愛の力を感じます。 その力に惹かれたのでしょう』
慈愛の力? そんなものがあるのか……。
「先生、先生? どうしました?」
「あ、ああごめん。 この2頭の名前だが俺がテイムした方は【ルヴァク】でリアンの方は【ルスヴィズ】って名前らしいぞ」
「先生、この子達と話せるんですか?」
「テイムしたら教えてくれてな。 因みにリアンはテイム出来ていないが、仲良くしてくれるらしいぞ」
「私テイム出来て無いんですか? でもこんなに懐いてくれてるのに?」
ルスヴィズはリアンに擦り寄っている。
「リアンはもしかしたら別のスキルがあるのかもな」
「私にスキルが……」
「スキルは町に着いたら調べような」
「マシオ殿、テイムしたのは良いですがどうやってあの崖を降りますか?」
「そうだな……下りるのは転移で良いだろ」
4人を馬に乗せ転移を繰り返して山を下る。
流石に町へ戻る前に一泊する事にした。
「ここは場所も悪い、結界を張っておくから今日は皆んな寝てくれて大丈夫だからな」
道幅は広くなっているがここは崖の途中。
真っ暗な夜に魔物による襲撃でもあれば対処が難しい。 それに落石にも注意しないといけない。
結界の中なら何かあっても安心だろう。
翌朝までは何事も無かったが、ルナが寝ぼけて崖から落ちて行く……それをダクスが掴んで逆さまになったルナを引き上げた。
「まったくこの子は……」
ダクスに逆さまのまま持ち上げられている。
「マシオ~……」
「ダクス、下ろしてやってくれ」
ルナを下ろしてディーン達も起き早速出発だ。
中腹以降は魔物がどう言うわけだかほとんど出てこない。
木々もまばらな風景になって来ると霧が出始めた。
「スン……何か変な臭いがする……」
「そうね……なんでしょう?」
俺のサーチには反応は無いがルナとムーンさんは何かの臭いに気がついたようだ。
「俺のサーチには反応が無いけど何かわかるか?」
「いえ……嗅いだことのない臭いなので……」
「私もわからな~い」
「私が見て来ましょうか?」
「ライラなら霧の中でも動けるのかも知れないが、ここは離れない方がいい」
「それならマシオ殿、私の風魔法で霧を飛ばしますか?」
「やってみてくれ」
「はい、エリアルゲイズ!」
ライラの魔法によって強い風が吹き荒れるも霧が霧散することは無く霧を掻き回しただけだ。
この霧の中では正体不明の魔物がいる可能性がある。
「師匠、これじゃ先がわからないですよ」
「そうだな、足元には気をつけろよ。 崖に落ちないようにな」
山の上を目指しているはずだが、進むにつれてどんどん霧が濃くなって行く。
これでは足元すら見えなくなる。
「なんだか臭いが強くなってきたよ」
「そうですね……魔物の臭いと言うより……獣の臭い?」
魔物と獣の臭いがわかるのはムーンさんとルナだけだろう。
「獣ですか?」
「はい……、……! 皆さんふせて!!」
ムーンさんが突然声を張り上げる。
全員その声に従って身を屈めた時、頭の上を風が通り過ぎた。
「な、なに?」
「なんだなんだ?」
「ムーンさん、今のは……」
「ええ、攻撃です!」
やっぱ攻撃されたのか!
しかし相変わらず俺のサーチにはなんの反応も無い。
それにこの深い霧だ……攻撃して来た方向や音で判断するしかない。
「きます!」
「くっ!」
俺は結界で皆んなを包む。
ガキンっと結界に弾かれる音はするが、やはり姿は見えない……。
「やられてばかりじゃねーぞ!」
蛇腹剣を伸ばして攻撃して来た方へ伸ばすのだが姿が見えないので当たる気配は無い。
ムーンさんの鼻が頼りのこの状況で、敵を捕えるのは難しい状況だ。
「右です! え! いや、左からも!?」
右に剣を伸ばせば左から攻撃してくるし、左に剣を伸ばせば右から攻撃してくる。
厄介な相手だな!
「先生! 左は私達が攻撃します!」
「ああ頼む。 タイミングを合わせていくぞ!」
「はい!」
ディーン、リアンは火と風の魔法を合わせて撃ち放ち、俺は蛇腹剣で攻撃するが当たった感触はない。
「前方です!」
「ライラ!」
「はい!」
すかさずライラは前方に矢を数発放つと、その矢を防ぐ音がした。
そして放たれた矢の後ろを追従してルナが矢を防がれた場所で一撃を当てる。
その一撃で霧は霧散し魔物の姿が現れた。
「あれって……」
「馬の魔物だ!」
本当にいたか、それならとらえてやるぜ……。
「ちょっと待ってください!」
ムーンさんに止められると、馬の魔物の後ろからもう一頭の馬の魔物が現れた。
馬の魔物は2頭いたのか! だから左右から攻撃が出来たってことだ。
馬の魔物は霧散した霧を作り出し、また姿が消えて行く。
姿が見えている内に捕らえないと!
「ヒヒーン!!」
突然魔物が騒ぎ出すとルナが叫ぶ。
「捕まえたーー! 今のうちだよーー!」
暴れ馬と化した馬の首にしがみついていた。
「ルナいいぞ! 絶対に離すなよーー!!」
「もちろんだよー! うわわ!」
一頭はルナを振り解こうと暴れている。
この内にもう一頭を!
「師匠! 僕の魔法で!」
「やりすぎるなよ!」
「わかってます!」
ディーンは火の魔法を飛ばすが、魔物の風魔法で弾き返されてしまった。
「こいつ! この!この!」
ボールを投げるように連続でファイヤーボールを飛ばすが、風のシールドで弾かれる。
「兄さん! 私も!」
「おう!」
2人の魔法が合体する。
火と風の魔法が交わり魔物のシールドに直撃して押して行く。
「ふぬぬー!」
「えーい!!」
2人の魔法と魔物のシールドが弾け吹き飛ばされる。
「おっと、大丈夫か?」
リアンをキャッチしてディーンはライラがキャッチした。
「魔物は?」
「あそこだ」
魔物は倒れ起き上がってこない。
「死んじゃった?」
「いや、大丈夫だろう。 よくやったぞ2人とも」
「「はい!」」
「それじゃリアン、契約をしてみよう」
「え!? わ、私がですか?」
「倒したのは2人だろ? リアンならテイム出来るんじゃないか?」
「私が……?」
「俺はルナの方に行くからな。 テイムの仕方はダクスと変わらないからな!」
それだけ言い残して未だに暴れている魔物の所に急いだ。
「ルナ! よくやった! もういいぞー!」
「はーい!」
空中で回転しながらルナが降りて来た。
「さて……」
魔物と対峙して目と目が見つめ合う。
そして俺は自分の魔力を解放した。
全身から溢れる魔力に魔物だけでなく、ルナも足が震え出す。
全く動かなくなった馬の魔物の額に手を当てると、どうやら受け入れてくれたようで、馬の額には契約の証が写し出された。
「リアンの方はどうかな?」
馬の魔物を引き連れて行く時、動けなくなったルナに声をかける。
「どうしたルナ? リアン達の所に行くぞ」
「え……あ……ひゃ、ひゃい!」
ルナは体をビクンと振るわせ、俺の腕に絡んできた。
そしてリアンは馬の魔物に回復魔法をかけている。
「どうした? 怪我してるのか?」
「うん、吹き飛んだ時に足に傷をつけちゃったみたい」
「そうか、それでテイムは上手くいったのか?」
「えへへ、もちろんです!」
どうやら上手くいったようだ。
どれどれ……。
確認しようとすると、リアンはテイムとしての契約は出来ていない……。
それにしてはリアンに襲いかかる事もなく大人しく言う事を聞いている。
どうなってるんだ? 仕方ない、後で俺がテイムしておくか……とりあえずこれで2頭の馬が揃った。
「馬の魔物は手に入ったし町に戻るか」
「先生、この子達の名前はどうするんですか?」
「そうだな……」
名前を考えていたら、頭の中に声が聞こえてくる。
『主、私の名前は【ルヴァク】と申します。 そちらは【ルスヴィズ】と申します』
『お、おう……話せるのか?』
『我々は聖獣と呼ばれております。 通常は話せませんが我々をテイムした主なら声が届きます』
『そうか、それは助かる……って聖獣なのか?』
『はい。 我々は風獣と呼ばれております』
『風獣……そ、そうか……これから馬車を引いてもらいたいのだが大丈夫だろうか?』
『主の命令となればお任せください』
『それじゃこれから頼む……ところでルスヴィズはなんでリアンの言う事を聞いているんだ?』
『はい、あちらの女性からは慈愛の力を感じます。 その力に惹かれたのでしょう』
慈愛の力? そんなものがあるのか……。
「先生、先生? どうしました?」
「あ、ああごめん。 この2頭の名前だが俺がテイムした方は【ルヴァク】でリアンの方は【ルスヴィズ】って名前らしいぞ」
「先生、この子達と話せるんですか?」
「テイムしたら教えてくれてな。 因みにリアンはテイム出来ていないが、仲良くしてくれるらしいぞ」
「私テイム出来て無いんですか? でもこんなに懐いてくれてるのに?」
ルスヴィズはリアンに擦り寄っている。
「リアンはもしかしたら別のスキルがあるのかもな」
「私にスキルが……」
「スキルは町に着いたら調べような」
「マシオ殿、テイムしたのは良いですがどうやってあの崖を降りますか?」
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