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第43話【奪われた弟子】
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ヘナスが召喚したゴーレムと戦闘していた頃、俺の帰りを待っていた馬車の方ではディーン、ライラ、ルナが待ちきれずリアンとムーンを馬車に置いて戦いの場に急いでいた。
残った馬車では……。
「マシオさん大丈夫でしょうか?」
「先生なら大丈夫ですよ。 兄さん達も援護に向かいましたし」
「そうですよね……! リアンさん、馬車から出ないで下さい」
「どうかしました?」
「わかりませんが……とにかく中にいて下さい」
「は、はい」
ムーンは馬車の外に出て辺りを見回す。
「やはり何かが……ルヴァク、ルスヴィズは何か感じますか?」
ルヴァクもルスヴィズも一点を見つめている。
「!!!」
ムーンも気がついた時、見つめる先に現れたのは鳥顔の魔族だ!
「おや? こちらには聖獣2匹と聖獣の抜け殻、そして馬車の中には小娘1匹ですか……」
「(馬車の中のリアンさんの存在を……)あなたは魔族ですね!?」
「そうですよ」
「何しに来たんですか!?」
「それはもちろん勇者を殺しにですが……どうやらお留守のようで……おっと! そちらの聖獣2匹は躾が出来ていないようですね」
ルヴァクとルスヴィズは魔族に先制攻撃で風の刃を飛ばすも避けられてしまった。
「勇者が不在では仕方ありません……出直しますか……、……まてよ……そこの小娘は使えそうですね」
「リアンさんには指一本触れさせません!」
「聖獣でも無いただの獣人が! 何が出来るというのか!」
指を鳴らすと土のゴーレムが5体現れるも、ルヴァクとルスヴィズは馬車に近いゴーレムに素早く襲い掛かり体を反転させると後ろ蹴りであっさりと2体のゴーレムを破壊した。
「やりますね、さすが聖獣と言ったところでしょうか?」
2頭はすかさず魔法で霧を発生させ馬車を隠す。
「あなた達は馬車をマシオさんの元へ!」
ムーンはルスヴィズを馬車に繋ぐと1頭で走り始めルヴァクはムーンと残りゴーレムの相手を始めた。
「逃したか……だが……こいつはどうかな?」
走り急ぐルスヴィズの足元から土が盛り上がり狭い道が更に狭くなり馬車が通れ無くなってしまう。
「こ……これで最後です……」
鳥顔の魔族は攻撃してこないが、ゴーレムの数をどんどんと増やし20体現れたゴーレムをムーンとルヴァクは傷だらけになりながらも倒すが、鳥顔の魔族の姿がいなくなっていた。
「く……リアンさんは……」
ムーンとルヴァクは傷ついた体を支え合って馬車が逃げた方へ向かう……。
「そ……そんな……」
馬車の屋根部分は破壊され、ルスヴィズは馬車とリアンを守ろうと戦った形跡があるものの、リアンとルスヴィズの姿が消えてしまっていた……。
その事をマシオに伝えるために馬車をルヴァクに任せマシオの元へと体を引きずりながらも走る。
「ムーンさん! その姿は……何かあったんですか!?」
「ごめんなさい……リアンさんとルスヴィズを魔族に奪われました……」
「リアンが!?」
ムーンさんの話を聞いてディーンが馬車へと走って行く。
「おい! ディーン待て! ……行っちまったか……ムーンさん詳しく教えてください」
俺も力をかなり使ってしまい回復魔法が使えないのでムーンさんにポーションを渡して回復してもらう。
「……ディーンさん達がマシオさんの元へ向かった後、鳥顔の魔族が現れ攻撃して来たのです……私とルヴァクが戦い、ルスヴィズがリアンさんを守るためにマシオさんの元へと急がせたのですが……私達が魔族が召喚したゴーレムを倒し切り馬車へと向かった時には……」
「……そうか……、……まずはみんな馬車へ戻り体力の回復をしよう。 リアンを助け出すのはそれからだ!」
ルナ、ライラも馬車まで戻ると、破壊された馬車の前でディーンが膝をついていた……。
「ディーン……」
「…………」
「ディーン……落ち込んでいる暇は無い! リアンとルスヴィズを助け出す事を考えろ!」
「……でも……」
「魔族はこの場で殺すことも出来たはずだ……それをせずに攫ったと言うことは生きているってことだ。 それなら助け出す事を考えないとな」
「……はい!」
「マシオ殿、助け出すと言うが魔族の居場所がわからないと……」
「裏ギルドのメンバーなら何か知ってるかも知れないからな……探し出してなんとしても話しを聞いてみるしか無い」
裏ギルドの連中は良く魔族と戦っている。 魔族の方から襲ってきている訳じゃなければ……裏ギルドのメンバーは魔族がいる場所を知っているはずだ……、……細い糸の様な考えだが今はこれしか無い……。
「俺はちょっと裏ギルドの1人に当てがあるから、魔力が回復次第転移で向かう。 みんなも回復次第情報を集めてくれ」
「はい! わかりました!」
俺が知ってる裏ギルドのメンバー……おの串焼きの出店をしている【ライラット】だ。
魔力が回復し、馬車をルヴァクに任せようと声をかける。
『ルヴァク、馬車を頼む』
『主様……守れず申し訳ございません……』
『ルヴァクのせいじゃ無いさ……守るために傷つき戦ったんだ……謝る必要は無い。 ルスヴィズも必ず助け出すからな』
『よろしくお願いします……』
頭を下げてくるルヴァクを撫で、転移を繰り返してライラットに会いに向かう。
まだエイダの町にいてくれればいいが……。
エイダの町ではやたらと体がデカいおっさんが串焼きを焼いていた。
「いらっしゃ……お? おまえさんか……なんだ? また俺とやり合いにでも来たか?」
「今日はそうじゃ無い……じつは……」
ライラットには魔族に攫われた女の子を助けたいと話す。
「……ふ~む……仲間の事は話せないんだがな……しかしその嬢ちゃんが攫われたとあっちゃ仕方ねえ」
「……信じるのか?」
「はっはっは! わざわざ嘘をつきに来ないだろう?」
「そりゃそうだ……」
「それならそれは真実だ。 だからこそ教えてやる……聖王都【グランラキア】に向へ」
「グランラキアに?」
「そうだ。 グランラキアには魔族の居場所を察知出来る奴がいる。 そのメンバーからの連絡で俺達は魔族と戦っている」
「そんなスキルを持ったメンバーがいるとは……わかった、教えてくれて助かる……ありがとう」
俺が頭を下げてお礼を言うと、ライラットは嬢ちゃんを助けたら串焼きを食べに来てくれれば良いとだけ言って串を焼き始めた。
俺に仲間の事を教えるのは裏ギルドでは違反なんだろうけど……これが民を守ると言う裏ギルドか……。
馬車へと戻りグランラキアにいる裏ギルドメンバーなら魔族を探し当てられるかも知れないとみんなに伝えて転移で向かう事にした。
馬車はしまい転移を使って全員でグランラキアへ向かう。
リアン……待ってろよ! 必ず助け出す!
残った馬車では……。
「マシオさん大丈夫でしょうか?」
「先生なら大丈夫ですよ。 兄さん達も援護に向かいましたし」
「そうですよね……! リアンさん、馬車から出ないで下さい」
「どうかしました?」
「わかりませんが……とにかく中にいて下さい」
「は、はい」
ムーンは馬車の外に出て辺りを見回す。
「やはり何かが……ルヴァク、ルスヴィズは何か感じますか?」
ルヴァクもルスヴィズも一点を見つめている。
「!!!」
ムーンも気がついた時、見つめる先に現れたのは鳥顔の魔族だ!
「おや? こちらには聖獣2匹と聖獣の抜け殻、そして馬車の中には小娘1匹ですか……」
「(馬車の中のリアンさんの存在を……)あなたは魔族ですね!?」
「そうですよ」
「何しに来たんですか!?」
「それはもちろん勇者を殺しにですが……どうやらお留守のようで……おっと! そちらの聖獣2匹は躾が出来ていないようですね」
ルヴァクとルスヴィズは魔族に先制攻撃で風の刃を飛ばすも避けられてしまった。
「勇者が不在では仕方ありません……出直しますか……、……まてよ……そこの小娘は使えそうですね」
「リアンさんには指一本触れさせません!」
「聖獣でも無いただの獣人が! 何が出来るというのか!」
指を鳴らすと土のゴーレムが5体現れるも、ルヴァクとルスヴィズは馬車に近いゴーレムに素早く襲い掛かり体を反転させると後ろ蹴りであっさりと2体のゴーレムを破壊した。
「やりますね、さすが聖獣と言ったところでしょうか?」
2頭はすかさず魔法で霧を発生させ馬車を隠す。
「あなた達は馬車をマシオさんの元へ!」
ムーンはルスヴィズを馬車に繋ぐと1頭で走り始めルヴァクはムーンと残りゴーレムの相手を始めた。
「逃したか……だが……こいつはどうかな?」
走り急ぐルスヴィズの足元から土が盛り上がり狭い道が更に狭くなり馬車が通れ無くなってしまう。
「こ……これで最後です……」
鳥顔の魔族は攻撃してこないが、ゴーレムの数をどんどんと増やし20体現れたゴーレムをムーンとルヴァクは傷だらけになりながらも倒すが、鳥顔の魔族の姿がいなくなっていた。
「く……リアンさんは……」
ムーンとルヴァクは傷ついた体を支え合って馬車が逃げた方へ向かう……。
「そ……そんな……」
馬車の屋根部分は破壊され、ルスヴィズは馬車とリアンを守ろうと戦った形跡があるものの、リアンとルスヴィズの姿が消えてしまっていた……。
その事をマシオに伝えるために馬車をルヴァクに任せマシオの元へと体を引きずりながらも走る。
「ムーンさん! その姿は……何かあったんですか!?」
「ごめんなさい……リアンさんとルスヴィズを魔族に奪われました……」
「リアンが!?」
ムーンさんの話を聞いてディーンが馬車へと走って行く。
「おい! ディーン待て! ……行っちまったか……ムーンさん詳しく教えてください」
俺も力をかなり使ってしまい回復魔法が使えないのでムーンさんにポーションを渡して回復してもらう。
「……ディーンさん達がマシオさんの元へ向かった後、鳥顔の魔族が現れ攻撃して来たのです……私とルヴァクが戦い、ルスヴィズがリアンさんを守るためにマシオさんの元へと急がせたのですが……私達が魔族が召喚したゴーレムを倒し切り馬車へと向かった時には……」
「……そうか……、……まずはみんな馬車へ戻り体力の回復をしよう。 リアンを助け出すのはそれからだ!」
ルナ、ライラも馬車まで戻ると、破壊された馬車の前でディーンが膝をついていた……。
「ディーン……」
「…………」
「ディーン……落ち込んでいる暇は無い! リアンとルスヴィズを助け出す事を考えろ!」
「……でも……」
「魔族はこの場で殺すことも出来たはずだ……それをせずに攫ったと言うことは生きているってことだ。 それなら助け出す事を考えないとな」
「……はい!」
「マシオ殿、助け出すと言うが魔族の居場所がわからないと……」
「裏ギルドのメンバーなら何か知ってるかも知れないからな……探し出してなんとしても話しを聞いてみるしか無い」
裏ギルドの連中は良く魔族と戦っている。 魔族の方から襲ってきている訳じゃなければ……裏ギルドのメンバーは魔族がいる場所を知っているはずだ……、……細い糸の様な考えだが今はこれしか無い……。
「俺はちょっと裏ギルドの1人に当てがあるから、魔力が回復次第転移で向かう。 みんなも回復次第情報を集めてくれ」
「はい! わかりました!」
俺が知ってる裏ギルドのメンバー……おの串焼きの出店をしている【ライラット】だ。
魔力が回復し、馬車をルヴァクに任せようと声をかける。
『ルヴァク、馬車を頼む』
『主様……守れず申し訳ございません……』
『ルヴァクのせいじゃ無いさ……守るために傷つき戦ったんだ……謝る必要は無い。 ルスヴィズも必ず助け出すからな』
『よろしくお願いします……』
頭を下げてくるルヴァクを撫で、転移を繰り返してライラットに会いに向かう。
まだエイダの町にいてくれればいいが……。
エイダの町ではやたらと体がデカいおっさんが串焼きを焼いていた。
「いらっしゃ……お? おまえさんか……なんだ? また俺とやり合いにでも来たか?」
「今日はそうじゃ無い……じつは……」
ライラットには魔族に攫われた女の子を助けたいと話す。
「……ふ~む……仲間の事は話せないんだがな……しかしその嬢ちゃんが攫われたとあっちゃ仕方ねえ」
「……信じるのか?」
「はっはっは! わざわざ嘘をつきに来ないだろう?」
「そりゃそうだ……」
「それならそれは真実だ。 だからこそ教えてやる……聖王都【グランラキア】に向へ」
「グランラキアに?」
「そうだ。 グランラキアには魔族の居場所を察知出来る奴がいる。 そのメンバーからの連絡で俺達は魔族と戦っている」
「そんなスキルを持ったメンバーがいるとは……わかった、教えてくれて助かる……ありがとう」
俺が頭を下げてお礼を言うと、ライラットは嬢ちゃんを助けたら串焼きを食べに来てくれれば良いとだけ言って串を焼き始めた。
俺に仲間の事を教えるのは裏ギルドでは違反なんだろうけど……これが民を守ると言う裏ギルドか……。
馬車へと戻りグランラキアにいる裏ギルドメンバーなら魔族を探し当てられるかも知れないとみんなに伝えて転移で向かう事にした。
馬車はしまい転移を使って全員でグランラキアへ向かう。
リアン……待ってろよ! 必ず助け出す!
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