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第四章 砂漠の遺跡
第八十一話 魔導飛空艦リュビナイト
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塔から戻ると船ではフランの元気な姿を確認する事が出来た。 ただ、リュビナイトと精神が一体化し、肉体を再構築した事によってフランが女の子に変身出来るようになってしまった。
その後、リュビナイトの格納されている場所が正体不明の攻撃で崩壊し砂が雪崩れ込んで埋まってしまう。
「なんだか外が凄い事になって無いか?」
筒の中に入ろうとした時に、轟音と共に格納庫が崩落してしまったのだ。
『どうやらこの辺り一帯に攻撃しているようですが、安心してください。 リュビナイトはこの程度では壊れません』
「それなら安心だけど……」
「それよりもほれ、早く入らんか!」
マブルさんは痺れを切らし、俺を押し込んでくる。
「わかりました、わかりましたから押さないで下さい」
筒の中に入ると、何かが作動を始める音がし始めた。
『これでロックは解除されました。 皆様、操舵室へ』
操舵室へ入ると、色々な機器に電源が入った様に動いている。
『ケンジ様は真ん中にお座り下さい。 マブル様、モンド様はこちらに。 フランは船の操舵をお願いします』
「わかった」
「わしはこっちじゃな」
「ワシはここにしよう」
「私はどうすれば良いの?」
『エイル様はそちらの射手席にお座り下さい。 アン様はエイル様の隣りです。 レア様は反対側の探信席に、ルルア様はマブル様の隣にお座り下さい』
「わかりました」
全員がそれぞれの席に着く。
俺の席は操舵室の真ん中……、……ここって船長席じゃ無いか?
『ケンジ様、私の言葉を復唱して下さい』
「わ、わかった」
凄い緊張して来た……。
『エーテルジェネレーター起動』
「エ、エーテルジェネレーター起動」
「了解じゃ」
マブルさんがスイッチを入れる。
『エーテルマナ注入』
「エーテルマナ注入」
「はい!」
ルルアがスイッチを入れると、船内に船の起動音が響く。
「エーテルマナ、二十……三十…………、五十……六十……、これ以上は上がらん」
『エーテルタービン起動』
「エーテルタービン起動」
船が揺れ始める。
『リュビナイト浮上』
「リュビナイト浮上!」
「お兄ちゃん了解!」
揺れが激しくなり、船が動いている実感がある。
リュビナイトが入っている格納庫は砂で殆ど機能が失われているため、格納庫の出入口は開かない。
リュビナイトは体当たりで壁をぶち破り砂の中を動いている。
『ケンジ様、リュビナイトは調整が完全ではございません。 空中に飛ぶ事はまだ出来ませんが、この砂漠なら動く事は出来ます』
「飛べないのか……」
ちょっと残念。
「ご主人様、あと十ラージュで地上に出ます!」
砂中からリュビナイトの船首が砂を掻き分け飛び出すと、操舵室の防がれていた防御シャッターが開き砂漠の眩しい太陽が入ってくる。
「ご主人様、リュビナイト上空八百ラージュに何かいます!」
「なにかって!?」
「恐らくヴァルスケルハイトの魔導飛空船じゃろう」
「あの襲ってきた奴らか!」
「ご主人様! 樽爆弾です!」
空に浮かんでいる魔導飛空船から樽型の爆弾が降って来ている。
樽爆弾はリュビナイトに直撃して船内が激しく揺れる。
「リュー、どうすればいい!?」
『この位ではリュビナイトは傷も付きませんが、ここはリュビナイトの力をお見せしましょう。 エイル様、ルルア様、エーテル砲の準備をお願いします』
「りょ、了解です!」
「わかった、やってみる」
『フランは船をお願いします』
「了解!」
フランは樽爆弾を避けるようにリュビナイトを走らせ、エイルはリューに教わりながらパネルを弄る。
「ここがこうで……、うん。 エイルさん、エーテル砲準備完了!」
「わかった。 …………エーテル砲照準完了! いつでもいいよ!」
リュビナイトの主砲が回転し、砲身が敵の魔導飛空船を捉える。
「エーテルマナ充填……、二十……、四十……、六十……、ここまでじゃ」
『ケンジ様、攻撃命令を!』
「わかった……、エイル! エーテル砲発射!」
「エーテル砲発射ぁ!!」
エイルがスイッチを押すと、空気が震える音とともに薄紫の光りが一直線に魔導飛空船に向かって放たれる。
リュビナイトのエーテル砲は敵の魔導飛空船を軽々と貫いて撃墜させた。
「凄いな……」
敵の魔導飛空船がバラバラとなり墜落して行くのを見ると少し怖くなる。
戦闘が終わり、マブルさんモンドさん以外は談話室へ集まり魔導飛空船について話しを始める。
「マブルさん、ヴァルスケルハイトの魔導飛空船の事を何か知っているんですか?」
「多少は知っておる。 わしが前にヴァルスケン帝国に呼ばれて研究していた事を覚えておるか?」
「はい」
「そこでわしは空飛ぶ船について研究をしておったのじゃ」
「空飛ぶ船……、魔導飛空船についてですか!?」
「そうじゃ……、じゃが、あの時は完成はせんかったのじゃが……」
「完成出来なかった物をヴァルスケルハイトは何処からか手に入れた研究資料を元に造船したってことか」
「そうじゃろうな……。 そんな事が出来る研究者がヴァルスケルハイトにおるって事じゃ」
マブルさんの技術力を超えた人がいるって事になるのか……、気が抜けないな……。
『私の調整が完全となれば恐れる事はありません。 【マナの海】を飛ぶ事が出来ますし、兵装も全て使えるようになります』
「マナの海ってなんだ?」
「え? ケンジってマナの海を知らないの?」
「なんか前に聞いたような気はするけど……?」
それについてはよくわかって無い。
「マナの海は空気中に広がる魔力の事よ。 五千ラージュまで広がっているって言われてるわ」
「それより上は?」
「それより上にはマナの海は無いわね」
『魔導飛空船も私リュビナイトもエーテルマナを使用している事には変わりが無いでしょう。 エーテルマナを使用している以上はマナの海の中でしか動けません』
マナの海か……、他にはリュビナイトについても聞いてみよう。
リュビナイトについて教えて欲しいと言うと、フランが髪をツインテールに結び直した。
「ケンジお兄ちゃんに私の隅々まで教えてあげるね」
今の状態はリューか。
リューは可愛いポーズを決めると、俺の膝の上に乗り説明を始めた。
「私は今より遥か古代の技術で作られた艦名【魔導飛空艦リュビナイト】 全長二百七十ラージュあるよ。 古代文明崩壊直前に建造された最後の船なの。 私を扱えるのは人造人間だけよ。 しかも特殊なね。 最終決戦で使用される予定だったんだけど、使用されずに終わっちゃってずっと眠ってたんだ」
「古代の戦いって何があったんだ?」
「私の記録によると、人が進化した後、しばらく平和だったんだけど、結局争いが起こって殆ど滅亡したみたい。 残った人々は技術と争いの兵器を封印したってなってるよ」
「結局……人の争いか……」
「その技術をヴァルスケルハイトは復活させようとしてるってわけね」
「技術は人を助けるために使うべきです!」
ルルアは自分の腕を触りながらご立腹だ。
「各地に存在する塔についても何か知らないか? どうして俺のパワーアップする為の機械があるとかさ?」
「詳しくは知らな~い」
「そうか……」
「皆さんお疲れでしょう。 少し休みませんか?」
レアの提案に皆んな頷き、談話室を出て行く。
「そうだ! レアさん、一緒に来て下さい」
「リューどうしました?」
「えっとね……ゴショゴショ……」
レアがしゃがんで、リューが耳打ちしている。
「わかりました。 ご主人様ちょっと行ってきますので、先に部屋に行っていてください」
レアはリューに連れられて何処かに行ってしまった。
その後、リュビナイトの格納されている場所が正体不明の攻撃で崩壊し砂が雪崩れ込んで埋まってしまう。
「なんだか外が凄い事になって無いか?」
筒の中に入ろうとした時に、轟音と共に格納庫が崩落してしまったのだ。
『どうやらこの辺り一帯に攻撃しているようですが、安心してください。 リュビナイトはこの程度では壊れません』
「それなら安心だけど……」
「それよりもほれ、早く入らんか!」
マブルさんは痺れを切らし、俺を押し込んでくる。
「わかりました、わかりましたから押さないで下さい」
筒の中に入ると、何かが作動を始める音がし始めた。
『これでロックは解除されました。 皆様、操舵室へ』
操舵室へ入ると、色々な機器に電源が入った様に動いている。
『ケンジ様は真ん中にお座り下さい。 マブル様、モンド様はこちらに。 フランは船の操舵をお願いします』
「わかった」
「わしはこっちじゃな」
「ワシはここにしよう」
「私はどうすれば良いの?」
『エイル様はそちらの射手席にお座り下さい。 アン様はエイル様の隣りです。 レア様は反対側の探信席に、ルルア様はマブル様の隣にお座り下さい』
「わかりました」
全員がそれぞれの席に着く。
俺の席は操舵室の真ん中……、……ここって船長席じゃ無いか?
『ケンジ様、私の言葉を復唱して下さい』
「わ、わかった」
凄い緊張して来た……。
『エーテルジェネレーター起動』
「エ、エーテルジェネレーター起動」
「了解じゃ」
マブルさんがスイッチを入れる。
『エーテルマナ注入』
「エーテルマナ注入」
「はい!」
ルルアがスイッチを入れると、船内に船の起動音が響く。
「エーテルマナ、二十……三十…………、五十……六十……、これ以上は上がらん」
『エーテルタービン起動』
「エーテルタービン起動」
船が揺れ始める。
『リュビナイト浮上』
「リュビナイト浮上!」
「お兄ちゃん了解!」
揺れが激しくなり、船が動いている実感がある。
リュビナイトが入っている格納庫は砂で殆ど機能が失われているため、格納庫の出入口は開かない。
リュビナイトは体当たりで壁をぶち破り砂の中を動いている。
『ケンジ様、リュビナイトは調整が完全ではございません。 空中に飛ぶ事はまだ出来ませんが、この砂漠なら動く事は出来ます』
「飛べないのか……」
ちょっと残念。
「ご主人様、あと十ラージュで地上に出ます!」
砂中からリュビナイトの船首が砂を掻き分け飛び出すと、操舵室の防がれていた防御シャッターが開き砂漠の眩しい太陽が入ってくる。
「ご主人様、リュビナイト上空八百ラージュに何かいます!」
「なにかって!?」
「恐らくヴァルスケルハイトの魔導飛空船じゃろう」
「あの襲ってきた奴らか!」
「ご主人様! 樽爆弾です!」
空に浮かんでいる魔導飛空船から樽型の爆弾が降って来ている。
樽爆弾はリュビナイトに直撃して船内が激しく揺れる。
「リュー、どうすればいい!?」
『この位ではリュビナイトは傷も付きませんが、ここはリュビナイトの力をお見せしましょう。 エイル様、ルルア様、エーテル砲の準備をお願いします』
「りょ、了解です!」
「わかった、やってみる」
『フランは船をお願いします』
「了解!」
フランは樽爆弾を避けるようにリュビナイトを走らせ、エイルはリューに教わりながらパネルを弄る。
「ここがこうで……、うん。 エイルさん、エーテル砲準備完了!」
「わかった。 …………エーテル砲照準完了! いつでもいいよ!」
リュビナイトの主砲が回転し、砲身が敵の魔導飛空船を捉える。
「エーテルマナ充填……、二十……、四十……、六十……、ここまでじゃ」
『ケンジ様、攻撃命令を!』
「わかった……、エイル! エーテル砲発射!」
「エーテル砲発射ぁ!!」
エイルがスイッチを押すと、空気が震える音とともに薄紫の光りが一直線に魔導飛空船に向かって放たれる。
リュビナイトのエーテル砲は敵の魔導飛空船を軽々と貫いて撃墜させた。
「凄いな……」
敵の魔導飛空船がバラバラとなり墜落して行くのを見ると少し怖くなる。
戦闘が終わり、マブルさんモンドさん以外は談話室へ集まり魔導飛空船について話しを始める。
「マブルさん、ヴァルスケルハイトの魔導飛空船の事を何か知っているんですか?」
「多少は知っておる。 わしが前にヴァルスケン帝国に呼ばれて研究していた事を覚えておるか?」
「はい」
「そこでわしは空飛ぶ船について研究をしておったのじゃ」
「空飛ぶ船……、魔導飛空船についてですか!?」
「そうじゃ……、じゃが、あの時は完成はせんかったのじゃが……」
「完成出来なかった物をヴァルスケルハイトは何処からか手に入れた研究資料を元に造船したってことか」
「そうじゃろうな……。 そんな事が出来る研究者がヴァルスケルハイトにおるって事じゃ」
マブルさんの技術力を超えた人がいるって事になるのか……、気が抜けないな……。
『私の調整が完全となれば恐れる事はありません。 【マナの海】を飛ぶ事が出来ますし、兵装も全て使えるようになります』
「マナの海ってなんだ?」
「え? ケンジってマナの海を知らないの?」
「なんか前に聞いたような気はするけど……?」
それについてはよくわかって無い。
「マナの海は空気中に広がる魔力の事よ。 五千ラージュまで広がっているって言われてるわ」
「それより上は?」
「それより上にはマナの海は無いわね」
『魔導飛空船も私リュビナイトもエーテルマナを使用している事には変わりが無いでしょう。 エーテルマナを使用している以上はマナの海の中でしか動けません』
マナの海か……、他にはリュビナイトについても聞いてみよう。
リュビナイトについて教えて欲しいと言うと、フランが髪をツインテールに結び直した。
「ケンジお兄ちゃんに私の隅々まで教えてあげるね」
今の状態はリューか。
リューは可愛いポーズを決めると、俺の膝の上に乗り説明を始めた。
「私は今より遥か古代の技術で作られた艦名【魔導飛空艦リュビナイト】 全長二百七十ラージュあるよ。 古代文明崩壊直前に建造された最後の船なの。 私を扱えるのは人造人間だけよ。 しかも特殊なね。 最終決戦で使用される予定だったんだけど、使用されずに終わっちゃってずっと眠ってたんだ」
「古代の戦いって何があったんだ?」
「私の記録によると、人が進化した後、しばらく平和だったんだけど、結局争いが起こって殆ど滅亡したみたい。 残った人々は技術と争いの兵器を封印したってなってるよ」
「結局……人の争いか……」
「その技術をヴァルスケルハイトは復活させようとしてるってわけね」
「技術は人を助けるために使うべきです!」
ルルアは自分の腕を触りながらご立腹だ。
「各地に存在する塔についても何か知らないか? どうして俺のパワーアップする為の機械があるとかさ?」
「詳しくは知らな~い」
「そうか……」
「皆さんお疲れでしょう。 少し休みませんか?」
レアの提案に皆んな頷き、談話室を出て行く。
「そうだ! レアさん、一緒に来て下さい」
「リューどうしました?」
「えっとね……ゴショゴショ……」
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