ロボットアニメオタクが異世界に行った結果

ひーと

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本編

第38章『さよなら』

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チュン…チュンチュン

「まさかの朝チュン…だと!?」

自分の声で飛び起きた。朝チュンということは隣に誰かが寝ているはず……。



アレーダレモイナイナー?
まさかアルフとステラ、もう出発したんじゃないだろうな?昨日のまくら投げといい、三人にいじめられてんのか俺。

学園の正門へ急ぐと、三人が立っていた。出発する直前だったようだ。うわ来ちゃったよみたいな顔すんな。

「なんで起こしてくれなかったんだよ!」

寝坊した子供のテンプレみたいなセリフをはくと、予想外の答えが返ってきた。

「いや、ユータが別れを目の当たりにすると泣いちゃうんじゃないかと思って、寝てる間に出発しようと思ったわけだよ。」
「いや、別に泣かないけど。」
「それは非情すぎないかお前!?」

「いや、非情とかじゃなくてだな。昨日アルフが言ったように、もう絶対会えない訳じゃないから、今日の涙は三ヶ月後にアルフと絶対会えなくなる時までとっておこうと思ったんだよ。」
「ああ、そうだな…。って待て!それだとオレが三ヶ月後に死ぬのが確定してるじゃん!」

チッ、気づいたか。アホアルフのくせに生意気だぞ。


「よし、じゃあオレ達はもう出発するから。あっ、そうだ。これを渡しておこうと思ってたんだ。」
そう言ったアルフから差し出されたのは、二つのアクセサリーだった。
これって……婚約騒動の時にアルフとステラが買ってたやつじゃん。なんで俺達に?

「ユータ達にオレとステラを忘れないようにっていうのと、あとは……これから君たちにはこれが必要だと思ったから。」

ん?まあよくわからんけど、分かった。
そんなことを言ったアルフは俺の方に青い花のアクセサリーを、サクラさんの方に赤い花のを渡した。

「よし、じゃあ今度こそ出発だな。じゃあまた…会う日まで。」
「その時まで、さよならだな。」

隣ではサクラさんとステラが何やら話し合っている。何を話しているのか気になるが、わざわざ、がーるずとーくを聞くのは野暮だろう。


二人が歩き始めて、少し小さくなった所で俺がある事をアルフに言い忘れた事に気づいた。
「おーい、アルフー!忠告し忘れてたことがあったんだけどー!」
「なんだー?」
「お前、夜道には背中から刺されないように気をつけろよー!」
「オレは浮気をする気はねぇよ!?」

あっ、このネタ異世界でも通じるんだな。というか、する気はないといってもアイツ主人公みたいな体質だからなぁ。




さてと、今日から授業か。今日担当するのはA組だ。このA組というクラスは、上級貴族やら王族やらが沢山居る超金持ちクラスらしい。絶対上から目線のクソガキいそうじゃん…。
でもまあ、やるしかないだろ。


「では、これから授業を始めます。」
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