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暗雲たちこめる王国と公国
仕掛けて来るのか?
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3日後、王都にたどり着いたシンは、一旦『対策室』へ戻り、副室長以下、現在城に居る役員を召集し、斥候の結果を報告。対策の打ち出しに急いだ。
敵の距離から、最早、目と鼻の先。
しかも動かず、何かを待っている様な素振りであった。
「……誘導か?乗るには危険すぎる。」
アンデッドの特徴を記載した本を調べながら、シンは呟いた。
「ん?コレか?……なるほど、確かに武器も使え、昼にも行動が可能。ライトゾンビか。ある程度の指示にも従うので軍勢として、亡国は利用した。と、で?レビウスゾンビ?こちらは、感染力の高いゾンビか。聖法で治すにしても、2時間以内に行わなければ、仲間入り……か。狂犬病がベースとなっている為、指示は入らない。非常に高い毒素を持つ。なるほど」
「シン?報告は終わったわよ。で、兄上は帝国に救援依頼をする事にしたわ。」
2人きりの時は、互いに名前で呼ぶようにシンとサラは、決めていた。
「……で、サラ。これから、サイに個人的に会いに行こうと思うんだが、サイの都合は大丈夫だろうか?」
「会議が、後1時間位で終わると思うわ。」
「そうか。ならば、一回お茶にしようか。」
すると、サラが紅茶の準備をしようと、席を立つが、シンは制止し「たまには、俺が淹れるよ」と言って、サラを休ませようとした。
お茶の準備をしてる間、サラは書類を再度チェックを入れ、綺麗に纏めていった。
シンは休む様に、声かけして促すも、サラは休むより、仕事をしてた方が、落ち着くと返した。
1時間が経とうとしたので、シンはサイの書斎へと、足を運んだ。
「久し振りだな、シン」
少し疲れた様ではあるが、笑顔で迎えるサイ。
「空元気も、ほどほどに。俺なりに調べたが、公国軍勢は、ライトゾンビによるものが大半だろうな。怯まない、疲れない。そんな兵士の大軍が、何故あの場から離れずに駐留してるのか。………おかしくないか?」
「確かに。と、するならば、こちらの眼を釘付けにするのが狙いか?」
「おそらく。サイに仕掛ける日が近いだろうな。今日から、申し訳ないが、寝室だろうが何だろうが、俺が護衛に就く。………寝室には、ソファーで休ませて貰えれば結構だ。」
「判った判った。余の護衛を頼むぞ。」
「……では、今夜に。」
そう言ってシンは、対策室へ戻った。
敵の距離から、最早、目と鼻の先。
しかも動かず、何かを待っている様な素振りであった。
「……誘導か?乗るには危険すぎる。」
アンデッドの特徴を記載した本を調べながら、シンは呟いた。
「ん?コレか?……なるほど、確かに武器も使え、昼にも行動が可能。ライトゾンビか。ある程度の指示にも従うので軍勢として、亡国は利用した。と、で?レビウスゾンビ?こちらは、感染力の高いゾンビか。聖法で治すにしても、2時間以内に行わなければ、仲間入り……か。狂犬病がベースとなっている為、指示は入らない。非常に高い毒素を持つ。なるほど」
「シン?報告は終わったわよ。で、兄上は帝国に救援依頼をする事にしたわ。」
2人きりの時は、互いに名前で呼ぶようにシンとサラは、決めていた。
「……で、サラ。これから、サイに個人的に会いに行こうと思うんだが、サイの都合は大丈夫だろうか?」
「会議が、後1時間位で終わると思うわ。」
「そうか。ならば、一回お茶にしようか。」
すると、サラが紅茶の準備をしようと、席を立つが、シンは制止し「たまには、俺が淹れるよ」と言って、サラを休ませようとした。
お茶の準備をしてる間、サラは書類を再度チェックを入れ、綺麗に纏めていった。
シンは休む様に、声かけして促すも、サラは休むより、仕事をしてた方が、落ち着くと返した。
1時間が経とうとしたので、シンはサイの書斎へと、足を運んだ。
「久し振りだな、シン」
少し疲れた様ではあるが、笑顔で迎えるサイ。
「空元気も、ほどほどに。俺なりに調べたが、公国軍勢は、ライトゾンビによるものが大半だろうな。怯まない、疲れない。そんな兵士の大軍が、何故あの場から離れずに駐留してるのか。………おかしくないか?」
「確かに。と、するならば、こちらの眼を釘付けにするのが狙いか?」
「おそらく。サイに仕掛ける日が近いだろうな。今日から、申し訳ないが、寝室だろうが何だろうが、俺が護衛に就く。………寝室には、ソファーで休ませて貰えれば結構だ。」
「判った判った。余の護衛を頼むぞ。」
「……では、今夜に。」
そう言ってシンは、対策室へ戻った。
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