変身HERO異世界へ征く！

神話の時代の話

神話 6

その後のヤーシュレイは、北の防衛戦線の為に姉の残留した力を利用し、防壁の建立を提案。

残された人類は、死皇帝無き現在、亡者を押し戻す事が出来、防壁を数十年にかけて完成させる。

新たなリーダーとして活躍するヤーシュレイは、復興の為に様々な分野で尽力し、帝国初代女帝の地位に就いた。

そして、ヤーシュレイの功績は、歴史の様々な出来事によって埋もれていく。

その悪い例が、ヤーシュレイの帝国建国から200年後に起きた内乱。のちに500年戦争と呼ばれる内乱の勃発、戦国時代であった。

辛うじて本家であるヤーシュレイの血筋は、のちの王国となり領土も縮小され、細々とした小国となった。

だが、アーシュリーの功績は伝説でもあり、血筋を絶やす事だけはなかった。

ただ、500年戦争中に一回王家に滅亡の危機が訪れたが、天から巨大な火の玉が、敵軍の頭上に降り注ぎ壊滅した、とある。

これを『アーシュリーの守護』とか『アーシュリーの怒り』と呼ばれる出来事になった。

故においそれと、王家を滅ぼそうとする勢力は無くなったのである。

時はヤーシュレイの時代に戻るが、ヤーシュレイが亡くなる時、彼女の身体が光の粒子となって、天に昇ったとある。

アーシュリーと同様な消え方であったが、前主神と如何なる密約を結んだかは不明であり、その出来事と関係してるかは未だ大きな謎とされている。