199 / 203
7Sunday
12
しおりを挟む
ハーブの件で山岸が逃げた後、暫くは皆ほんの少し気が抜けたような感じになっていた。いつもは大抵煩いほど元気な睦と青葉が、まだ少々落ち込んでいる様子だから余計そう感じるのかもしれない。
宏としては落ち込んではいられない。山岸の個人情報を使ってあれからもずっと調べていたが、まだ今のところはっきりした動きがない。
教師をしているだけあって頭は悪くないのであろう山岸は、警戒しているのか銀行口座もカードも動きがない。宏が見つけられていないどこか金融機関の口座を持っているのかもしれないし、元々現金をそれなりに持ち歩くタイプなのかもしれない。
今日も生徒会室でパソコンに向かいながら宏はふと、慶一を探していた時に千鶴が「ヒロは間違っていない」と言いながら手をぎゅっと握ってくれた時のことを思い出していた。
普段ほぼ喋らない千鶴の言葉には重みがあった。言葉少なげではあったが十分だった。
ずっと小さい頃から一緒だったにも関わらず、大抵何を考えているか宏にもわからない。別にそれが嫌だと思ったことはないし物足りないと思ったこともない。普段千鶴が考える内容は千鶴のものだと思っている。もちろん冷たく引き離しての考えでもない。個人主義と言えば表現が固いが、宏はそんなものだと思っている。
宏の思う「個人主義」とは社会や家族、何らかの集団に所属する一員としての役割や権利をお互い尊重しあう立場だと思っている。一個人として自分の考えや時間を大事にしつつ、千鶴や家族、または仲間に自分では解決できない問題が発生すれば宏を含めた周りが助けるものだと思っている。個人と言いつつチームワーク的なものを重視するというのだろうか。
日本ではこの「個人主義」が少々違う意味として捉えられているらしい。集団主義とも思える日本だが、例えば自分が割り当てられていない役割に関しては関与しない、といった考えが結構漂っている。皆、前に倣え的な考えや行動を変に見せるわりに利己的な感じがする、と宏は思う。
学校でやらなければならないことでも、皆集団で行動しつつ、それぞれ役割が決まると干渉するわりに手伝うという発想はあまりないように見受けられる。早く終わった者がたくさん仕事を抱えている者を手伝えばその分効率いいと思うのだが、それは「損」だとでも考えられているのだろうか。
生徒会や風紀メンバーは宏が考える個人主義の者が多いと思う。皆普段は本当にバラバラで好き勝手やっているが、いざ何かあれば一丸となれるし助け合える。
そんな考えを持っている宏としては、恋愛に関わらず好きな相手のことは何でも知りたい、把握したいし下手すれば同じことをしたいとさえ思うわりに、いざ自分に不利となると非難したりそんな人だと思わなかった、などと考える流れもよくわからない。
だから普段千鶴がどう考えているか全然わからなくても宏は気にならない。わからないままということは、千鶴が伝えなければならないと思っていないからだ。
例えば本当に助けが必要な時はちゃんと伝えてくれる。そうすれば宏も心から手伝える。
幸い千鶴も恐らく宏の考えに近いようだと思う。もちろん自分の考えを押しつける気はないので、もし千鶴が違う考えを持っているのならその時はお互い不満に思うことや提案を伝えたり譲歩したりすればいいのではないかなと考えている。
そんな千鶴が、普段喋らない千鶴が「間違っていない」と言ってくれた時はどれほど励まされ支えになったか、と宏は思う。
今も少しだけ離れたところでふわふわしたクッションに包まれるようにしてぼんやりノートに何かを書いている千鶴を見ていると、一見何も見ていないし感じてくれていないように思える。だがちゃんと宏を見てくれ、考え、判断し支えてくれているのだとしみじみ思う。
三年である宏はいずれ卒業する。そうなると千鶴は大丈夫かなとたまに心配になるが、思い返せば初等部でも中等部でも宏がいない時期は千鶴にあった。問題が発生したことも千鶴に何かあったこともそしてない。
……何だかんだ言っても、チヅはどこでもやっていけるタイプなのかもだねえ。
例えば賞味期限切れの菓子を思うと本当に心配だが、と宏はそっと苦笑した。
「失礼します。宏さん、預かってた仕事で終わらせた分持ってきたよ」
ふと隣の風紀室から基久が入ってきて近づいてきた。
「ああ、ありがとう。いつもすまないね、助かるよ」
「いえいえ。拓実には叱られるけど、俺としては拓実と一緒に仕事する時間増えるのも悪くないんで」
宏が笑いかけると、基久は爽やかそうな満面の笑みを見せてきた。元々明るい表情をいつもしている基久だが、最近はますますどこか嬉しそうだ。宏もニッコリ笑う。
「拓実とはうまくいってるの?」
「え? あ、えっと、うん、まあそうだね」
問いかけられると顔を少し赤くしながらも、やはり嬉しそうに基久は頷いてきた。
風紀は生徒会よりはまだ真面目だとはいえ、それでもその中で基久が一番素直で真面目でまっすぐで、そして明るいこではないだろうかと宏は思っている。
風紀役職や生徒会メンバーは今の三年生も全員、宏が連れてきた。この中では千鶴だけが唯一、当時の先輩が連れてきた。なので当然、基久も宏が声をかけていた。
当時高等部になりたての時、すぐに目についた一人だった。
宏が「風紀委員にならない?」と最初声をかけた時は「うーん、どうしようかな。運動部に入ろうかなとか思ってたんだ」と今も変わらない爽やかな笑顔で返された。
「運動部もいいけど、絶対風紀のほうがやりがいあるし楽しいよ」
「そう? じゃあそうしようかな」
もう少し悩んでくるかと思ったら案外すぐに言われ、宏はむしろ「え?」となった。
「え、って?」
「ああ、ごめんね。もちろんやりがいがあるし楽しいのは本当だけど、君があまりにあっさり言ってきたから」
「だって君が本当に楽しそうに見えたから」
ニッコリ笑って言ってくる基久に、当時の宏も「何が何でも来てもらおう」と思ったのを覚えている。
どれだけ周りに癖ある生徒ばかりだとしても、基久は変わらない。多分これからもずっとこんな風にまっすぐで真面目で素直で明るいままなのだろうなと宏は微笑んだ。
「ん? 千鶴さんどうしたの?」
いつのまにかふわふわクッションに埋もれるようにしてぼんやりしていた千鶴が、宏と基久の近くへ来ていた。どうしたのと聞かれても黙ったまま、千鶴はじっと基久を見ている。
大抵の者は千鶴にじっと見られるとそわそわしたり困ったように顔を逸らし気味になったりする。ちなみに三里は青くなる。だが基久は変わらずニコニコしたまま千鶴を見ている。
宏は何だかおかしくて少し笑いを堪えた後「チヅ」と呼びかけた。すると千鶴が視線を宏へ移してくる。
「あまりじろじろ基久を見ても、基久が困っちゃうよ」
だが宏がそう言うとむしろプイッと顔をそらしてまた基久を見る。
「ああ、そうか。千鶴さん、俺が宏さん取っちゃうとか思った? あはは。確かに宏さんは素敵だけどそれはないよ、千鶴さん。だって俺には大事な拓実がいるし、千鶴さんと宏さんもお互いが大事でしょ」
また見てくる千鶴に少しだけ考えた後、基久がわかったとばかりに思い切り笑顔になって千鶴を見返す。面と向かってはっきり言われたことのなかった千鶴は一瞬面食らったようだが、その後コクリと頷くと少しだけ笑みを見せてきた。
……珍しい……。
宏ですら頻繁に見られない千鶴の、わずかであっても笑顔に宏は驚きながらもそっと笑った。
千鶴ですらある意味手なずける基久の性格は本当にさすがだなとしみじみする。たまにとても天然なところが、拓実じゃないけれども心配になることもあるが、やはり基久はこのままがいいなと宏はほんわかしながら思った。
宏としては落ち込んではいられない。山岸の個人情報を使ってあれからもずっと調べていたが、まだ今のところはっきりした動きがない。
教師をしているだけあって頭は悪くないのであろう山岸は、警戒しているのか銀行口座もカードも動きがない。宏が見つけられていないどこか金融機関の口座を持っているのかもしれないし、元々現金をそれなりに持ち歩くタイプなのかもしれない。
今日も生徒会室でパソコンに向かいながら宏はふと、慶一を探していた時に千鶴が「ヒロは間違っていない」と言いながら手をぎゅっと握ってくれた時のことを思い出していた。
普段ほぼ喋らない千鶴の言葉には重みがあった。言葉少なげではあったが十分だった。
ずっと小さい頃から一緒だったにも関わらず、大抵何を考えているか宏にもわからない。別にそれが嫌だと思ったことはないし物足りないと思ったこともない。普段千鶴が考える内容は千鶴のものだと思っている。もちろん冷たく引き離しての考えでもない。個人主義と言えば表現が固いが、宏はそんなものだと思っている。
宏の思う「個人主義」とは社会や家族、何らかの集団に所属する一員としての役割や権利をお互い尊重しあう立場だと思っている。一個人として自分の考えや時間を大事にしつつ、千鶴や家族、または仲間に自分では解決できない問題が発生すれば宏を含めた周りが助けるものだと思っている。個人と言いつつチームワーク的なものを重視するというのだろうか。
日本ではこの「個人主義」が少々違う意味として捉えられているらしい。集団主義とも思える日本だが、例えば自分が割り当てられていない役割に関しては関与しない、といった考えが結構漂っている。皆、前に倣え的な考えや行動を変に見せるわりに利己的な感じがする、と宏は思う。
学校でやらなければならないことでも、皆集団で行動しつつ、それぞれ役割が決まると干渉するわりに手伝うという発想はあまりないように見受けられる。早く終わった者がたくさん仕事を抱えている者を手伝えばその分効率いいと思うのだが、それは「損」だとでも考えられているのだろうか。
生徒会や風紀メンバーは宏が考える個人主義の者が多いと思う。皆普段は本当にバラバラで好き勝手やっているが、いざ何かあれば一丸となれるし助け合える。
そんな考えを持っている宏としては、恋愛に関わらず好きな相手のことは何でも知りたい、把握したいし下手すれば同じことをしたいとさえ思うわりに、いざ自分に不利となると非難したりそんな人だと思わなかった、などと考える流れもよくわからない。
だから普段千鶴がどう考えているか全然わからなくても宏は気にならない。わからないままということは、千鶴が伝えなければならないと思っていないからだ。
例えば本当に助けが必要な時はちゃんと伝えてくれる。そうすれば宏も心から手伝える。
幸い千鶴も恐らく宏の考えに近いようだと思う。もちろん自分の考えを押しつける気はないので、もし千鶴が違う考えを持っているのならその時はお互い不満に思うことや提案を伝えたり譲歩したりすればいいのではないかなと考えている。
そんな千鶴が、普段喋らない千鶴が「間違っていない」と言ってくれた時はどれほど励まされ支えになったか、と宏は思う。
今も少しだけ離れたところでふわふわしたクッションに包まれるようにしてぼんやりノートに何かを書いている千鶴を見ていると、一見何も見ていないし感じてくれていないように思える。だがちゃんと宏を見てくれ、考え、判断し支えてくれているのだとしみじみ思う。
三年である宏はいずれ卒業する。そうなると千鶴は大丈夫かなとたまに心配になるが、思い返せば初等部でも中等部でも宏がいない時期は千鶴にあった。問題が発生したことも千鶴に何かあったこともそしてない。
……何だかんだ言っても、チヅはどこでもやっていけるタイプなのかもだねえ。
例えば賞味期限切れの菓子を思うと本当に心配だが、と宏はそっと苦笑した。
「失礼します。宏さん、預かってた仕事で終わらせた分持ってきたよ」
ふと隣の風紀室から基久が入ってきて近づいてきた。
「ああ、ありがとう。いつもすまないね、助かるよ」
「いえいえ。拓実には叱られるけど、俺としては拓実と一緒に仕事する時間増えるのも悪くないんで」
宏が笑いかけると、基久は爽やかそうな満面の笑みを見せてきた。元々明るい表情をいつもしている基久だが、最近はますますどこか嬉しそうだ。宏もニッコリ笑う。
「拓実とはうまくいってるの?」
「え? あ、えっと、うん、まあそうだね」
問いかけられると顔を少し赤くしながらも、やはり嬉しそうに基久は頷いてきた。
風紀は生徒会よりはまだ真面目だとはいえ、それでもその中で基久が一番素直で真面目でまっすぐで、そして明るいこではないだろうかと宏は思っている。
風紀役職や生徒会メンバーは今の三年生も全員、宏が連れてきた。この中では千鶴だけが唯一、当時の先輩が連れてきた。なので当然、基久も宏が声をかけていた。
当時高等部になりたての時、すぐに目についた一人だった。
宏が「風紀委員にならない?」と最初声をかけた時は「うーん、どうしようかな。運動部に入ろうかなとか思ってたんだ」と今も変わらない爽やかな笑顔で返された。
「運動部もいいけど、絶対風紀のほうがやりがいあるし楽しいよ」
「そう? じゃあそうしようかな」
もう少し悩んでくるかと思ったら案外すぐに言われ、宏はむしろ「え?」となった。
「え、って?」
「ああ、ごめんね。もちろんやりがいがあるし楽しいのは本当だけど、君があまりにあっさり言ってきたから」
「だって君が本当に楽しそうに見えたから」
ニッコリ笑って言ってくる基久に、当時の宏も「何が何でも来てもらおう」と思ったのを覚えている。
どれだけ周りに癖ある生徒ばかりだとしても、基久は変わらない。多分これからもずっとこんな風にまっすぐで真面目で素直で明るいままなのだろうなと宏は微笑んだ。
「ん? 千鶴さんどうしたの?」
いつのまにかふわふわクッションに埋もれるようにしてぼんやりしていた千鶴が、宏と基久の近くへ来ていた。どうしたのと聞かれても黙ったまま、千鶴はじっと基久を見ている。
大抵の者は千鶴にじっと見られるとそわそわしたり困ったように顔を逸らし気味になったりする。ちなみに三里は青くなる。だが基久は変わらずニコニコしたまま千鶴を見ている。
宏は何だかおかしくて少し笑いを堪えた後「チヅ」と呼びかけた。すると千鶴が視線を宏へ移してくる。
「あまりじろじろ基久を見ても、基久が困っちゃうよ」
だが宏がそう言うとむしろプイッと顔をそらしてまた基久を見る。
「ああ、そうか。千鶴さん、俺が宏さん取っちゃうとか思った? あはは。確かに宏さんは素敵だけどそれはないよ、千鶴さん。だって俺には大事な拓実がいるし、千鶴さんと宏さんもお互いが大事でしょ」
また見てくる千鶴に少しだけ考えた後、基久がわかったとばかりに思い切り笑顔になって千鶴を見返す。面と向かってはっきり言われたことのなかった千鶴は一瞬面食らったようだが、その後コクリと頷くと少しだけ笑みを見せてきた。
……珍しい……。
宏ですら頻繁に見られない千鶴の、わずかであっても笑顔に宏は驚きながらもそっと笑った。
千鶴ですらある意味手なずける基久の性格は本当にさすがだなとしみじみする。たまにとても天然なところが、拓実じゃないけれども心配になることもあるが、やはり基久はこのままがいいなと宏はほんわかしながら思った。
0
あなたにおすすめの小説
あなたと過ごせた日々は幸せでした
蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
義兄が溺愛してきます
ゆう
BL
桜木恋(16)は交通事故に遭う。
その翌日からだ。
義兄である桜木翔(17)が過保護になったのは。
翔は恋に好意を寄せているのだった。
本人はその事を知るよしもない。
その様子を見ていた友人の凛から告白され、戸惑う恋。
成り行きで惚れさせる宣言をした凛と一週間付き合う(仮)になった。
翔は色々と思う所があり、距離を置こうと彼女(偽)をつくる。
すれ違う思いは交わるのか─────。
【完結】抱っこからはじまる恋
* ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
BLoveさまのコンテストに応募しているお話を倍以上の字数増量でお送りする、アルファポリスさま限定版です!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
学校一のイケメンとひとつ屋根の下
おもちDX
BL
高校二年生の瑞は、母親の再婚で連れ子の同級生と家族になるらしい。顔合わせの時、そこにいたのはボソボソと喋る陰気な男の子。しかしよくよく名前を聞いてみれば、学校一のイケメンと名高い逢坂だった!
学校との激しいギャップに驚きつつも距離を縮めようとする瑞だが、逢坂からの印象は最悪なようで……?
キラキライケメンなのに家ではジメジメ!?なギャップ男子 × 地味グループ所属の能天気な男の子
立場の全く違う二人が家族となり、やがて特別な感情が芽生えるラブストーリー。
全年齢
【完結】君を上手に振る方法
社菘
BL
「んー、じゃあ俺と付き合う?」
「………はいっ?」
ひょんなことから、入学して早々距離感バグな見知らぬ先輩にそう言われた。
スクールカーストの上位というより、もはや王座にいるような学園のアイドルは『告白を断る理由が面倒だから、付き合っている人がほしい』のだそう。
お互いに利害が一致していたので、付き合ってみたのだが――
「……だめだ。僕、先輩のことを本気で……」
偽物の恋人から始まった不思議な関係。
デートはしたことないのに、キスだけが上手くなる。
この関係って、一体なに?
「……宇佐美くん。俺のこと、上手に振ってね」
年下うさぎ顔純粋男子(高1)×精神的優位美人男子(高3)の甘酸っぱくじれったい、少しだけ切ない恋の話。
✧毎日2回更新中!ボーナスタイムに更新予定✧
✧お気に入り登録・各話♡・エール📣作者大歓喜します✧
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる