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初めての出会い1
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僕には出来の良い弟がいる。
そして僕は不良品だ。
その意味はとても簡単だ。
弟は頭も良いし顔もイケメン、そして運動も出来る。
なのに兄の僕は身長も低いし頭も顔も良くない。
そして、運動も苦手だ...。
走ったらすぐに疲れてしまうし、勉強は頑張っていてもあまり良い点数が取れない。
記憶力が悪いのかもしれない。
僕は、自分の顔がとても嫌いだ。
小さい時に母親にお前の顔は醜いと言われてから
前髪を伸ばして顔を人から見えないようにさせている。
もう自分の顔も覚えていない。
どうして僕は生まれてきんだろう。
日々、死のうとは思ってもそれを実行に移す事は未だに出来ずにいる。
今日も学校で殴られてしまった。
そんなに僕は醜いのかな?
でも生まれてしまった僕が悪い。
母親は僕によく「お前が生まれたから私は不幸になったのよ!!」
と良く叩かれてしまう。
僕が母親を不幸にしてしまっている。
一度でも愛されたいと思ってしまった僕の事を神様は怒っているのかもしれない。
僕のお部屋は奥にある荷物置き場だ。
僕のお気に入り。ここには学校の人も母親も来ない
僕の唯一の落ち着いていられる場所だ。
「ただいま」と心の中で言いながら家の玄関に入る。
靴はちゃんと持っていかないと捨てられてしまう。
音を立てたら怒られてしまうから僕は音を立てないようにしながら自分の部屋に行く。
僕の部屋に置いてあるこのブランケットは昔から使っていてとても愛着がある。
服は制服しか持っていないから着替えることはない。
ちょっと疲れちゃったから寝てしまおうか。
最近は母親に殴られていない。
僕のこと自体忘れているのかもしれない。
あらだの痣は全く消えてくれない。
もう消えないのだろうか?
まぁもう良いか...。
「ゆうちゃーん!」
「お帰り!ご飯できてるけどもう食べる?」
「食べる」
「じゃあ着替えて降りてきてねー。」
弟が上がってくる... 。
僕はこの時が凄くドキドキしてしまう。
弟の顔はあまり覚えていない。
でもイケメンだっと思う。
「良かった。降りていってくれた。」
最近は凄く外が暑くて、
たまに目眩を起こしてしまうし体力がないのかもしれない。
多分僕が高校を卒業したら家を出されてしまうから
今からバイトを始めた方がいいのかもしれない。
ちょっとトイレに行きたくなった。
音を立てないようにしながらトイレを済ませると廊下で母親に会ってしまった。
「私の前に現れないでって言ってるでしょ!!」
「あんたなんでまだ生きてるの。」
「早く死ねばいいのに。」
「雄介の生活環境が悪くなるのよ。あんたがいると」
「あんたはゴミなんだから迷惑かけないでよ!」
バンっ!!
バンっ!!
また殴られてしまった。
でも、あまり痛みは感じなくなってしまった。
周りに注意して歩かなかった僕が悪いんだから。
「僕が死ねばお母さんは喜ぶだろうか。」
そうだ、死ねばいいんだ。
そうすればこの日常からもお別れすることができる。
じゃあ、明日にしよう。
久しぶりに僕は少し嬉しくなった...。
そして僕は不良品だ。
その意味はとても簡単だ。
弟は頭も良いし顔もイケメン、そして運動も出来る。
なのに兄の僕は身長も低いし頭も顔も良くない。
そして、運動も苦手だ...。
走ったらすぐに疲れてしまうし、勉強は頑張っていてもあまり良い点数が取れない。
記憶力が悪いのかもしれない。
僕は、自分の顔がとても嫌いだ。
小さい時に母親にお前の顔は醜いと言われてから
前髪を伸ばして顔を人から見えないようにさせている。
もう自分の顔も覚えていない。
どうして僕は生まれてきんだろう。
日々、死のうとは思ってもそれを実行に移す事は未だに出来ずにいる。
今日も学校で殴られてしまった。
そんなに僕は醜いのかな?
でも生まれてしまった僕が悪い。
母親は僕によく「お前が生まれたから私は不幸になったのよ!!」
と良く叩かれてしまう。
僕が母親を不幸にしてしまっている。
一度でも愛されたいと思ってしまった僕の事を神様は怒っているのかもしれない。
僕のお部屋は奥にある荷物置き場だ。
僕のお気に入り。ここには学校の人も母親も来ない
僕の唯一の落ち着いていられる場所だ。
「ただいま」と心の中で言いながら家の玄関に入る。
靴はちゃんと持っていかないと捨てられてしまう。
音を立てたら怒られてしまうから僕は音を立てないようにしながら自分の部屋に行く。
僕の部屋に置いてあるこのブランケットは昔から使っていてとても愛着がある。
服は制服しか持っていないから着替えることはない。
ちょっと疲れちゃったから寝てしまおうか。
最近は母親に殴られていない。
僕のこと自体忘れているのかもしれない。
あらだの痣は全く消えてくれない。
もう消えないのだろうか?
まぁもう良いか...。
「ゆうちゃーん!」
「お帰り!ご飯できてるけどもう食べる?」
「食べる」
「じゃあ着替えて降りてきてねー。」
弟が上がってくる... 。
僕はこの時が凄くドキドキしてしまう。
弟の顔はあまり覚えていない。
でもイケメンだっと思う。
「良かった。降りていってくれた。」
最近は凄く外が暑くて、
たまに目眩を起こしてしまうし体力がないのかもしれない。
多分僕が高校を卒業したら家を出されてしまうから
今からバイトを始めた方がいいのかもしれない。
ちょっとトイレに行きたくなった。
音を立てないようにしながらトイレを済ませると廊下で母親に会ってしまった。
「私の前に現れないでって言ってるでしょ!!」
「あんたなんでまだ生きてるの。」
「早く死ねばいいのに。」
「雄介の生活環境が悪くなるのよ。あんたがいると」
「あんたはゴミなんだから迷惑かけないでよ!」
バンっ!!
バンっ!!
また殴られてしまった。
でも、あまり痛みは感じなくなってしまった。
周りに注意して歩かなかった僕が悪いんだから。
「僕が死ねばお母さんは喜ぶだろうか。」
そうだ、死ねばいいんだ。
そうすればこの日常からもお別れすることができる。
じゃあ、明日にしよう。
久しぶりに僕は少し嬉しくなった...。
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