邪神の使徒

瀬方

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聖具があれば、もっといい生活ができるのに。
この世界の常套句だ。
俺は言いたい。
聖具がなければもっといい生活ができるのに、と。
聖具は力だ。
体と同化するもの、形に残るもの、その両方。
現れ方は個人差があるものの、そのすべては現在の技術を凌駕する。
大きすぎる力は、危険視される。
力は小型で形状自由な白い物体を作る。
そしてそれを、決めた動きか、自分の好きなように動かす。
さらにその物体に一点、目を付けて見ることができる。
その情報を脳内でまとめられる。
脳内に立体地図を持っているのと同じだ。
それを国に理解されたとたん、軍に呼ばれ管理されるようになった。
生活は毎日三回食事を渡されるだけで、あとは自由だった。
ただ与えられた部屋になにもなく、一日に一回以上軍のためにどこか見て情報を集めさせられる。
そんな生活に嫌気が差していた。
それを何年も続けさせられて、俺の扱いはどんどん軽くなった。
一日一回から十回ヘ、俺が使えるのが十個だと知られてないのに集めさせられた。
使えるのが増えてなければ過労死してもおかしくなかった。
攻撃できる力があれば。
そうすれば、そとに出れる、こうゆう風になったとしても反抗できる。
攻撃できる力を持ってそれを国に、軍に、ぶつけたい。
そういう考えが頭を占めた。
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