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召喚した7人の聖女プラス1
第7話 謁見の前準備(お風呂だー!)
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カルビーンお爺さんから聞いた城から抜け出す方法なんだけど、城の側面にあたる城壁に作業者用の出入口があるとのこと。ただ、ここにも見張りの兵がやっぱり居るみたい。
だけど偶にお忍びで繁華街に出掛けるお客さんが居るらしく、そこの見張りの兵は上から黙認するように言われているらしい。それじゃあ私も大丈夫?と聞いたら、「お忍びは男が夜の蝶を求めて行くもんだ。それに奏お嬢ちゃんは小さいからバレる」とお爺さん。
(ぐぬぬ、変装してもこの身長だけはどうにもならない。シークレットブーツ履く?)
そんな悩む私に「仕方ない。奥の手を使うか」とカルビーンお爺さんが言った。それはなんと隠し通路を通って外に出る方法だった。
この城の下にはクモの巣を張り巡らしたように地下通路があって、王様やお偉いさんが緊急時に使用するんだって。なんでカルビーンお爺さんが知ってるのかと聞いたら、「ワシとダジール王とは酒飲み友達でな、偶に隠し通路からワシの作業小屋にやって来るんじゃ」とガハハと笑っていた。
そしてあとは私が城を抜け出してもバレないか問題ないようになったら決行する事になった。それから私はカルビーンお爺さんと別れて自室に戻り、ソファー座ってどうやってバレないようにするかを考えていた。
「コンコン」
ドアをノックする音があり返事をするとカリーナさんが入ってきた。まだ昼までには早い時間だと思っている私に綺麗な服を見せながらカリーナさんが話し掛けてきた。
「これ、とても素敵な服でしょ?私が仕立て屋に言って大至急で準備してもらったの。さあ、この服に見合うようにお風呂で体を綺麗にして髪も櫛で梳かしましょう」
「うはー、お風呂入れるの!昨日は何にも無かったからカリーナさんが意地悪してるのかと思ってたよ。ふふ、楽しみだー!」
私はそう言ってソファーから立ち上がりカリーナさんの元へと行き抱き付いた。そして豊満なお胸様を頭でグリグリして喜びを体で表現した。(すんげー柔らかい。そしていい匂い)
「ふふ、そんなに嬉しいの?じゃあさっそくお風呂に行きましょう。とても素敵なお風呂場だからビックリするわよ」
ルンルンな私はスキップでカリーナさんの後ろを付いて行く。お風呂場は最上階にあるらしく結構な道のりだった。(水回りを考えたら地面に近い方がいいと思うんだけど、お偉いさんとしての見栄なのかな。面倒だね。ま、まさかサウナっぽいものしか無かったりして‥‥‥)
ちょとだけ不安になった私は前を歩くカリーナさんの横まで行って聞いてみた。
「カリーナさん、お風呂ってお湯に浸かるんだよね?まさか熱した石に水を掛けて蒸気で体を蒸し蒸しするお風呂じゃないよね?」
私の質問にカリーナさんはニヤリと笑い、小悪魔的な雰囲気を撒き散らせ答えた。
「ふふ、さあどっちでしょうか。この国にはどちらのタイプのお風呂も存在します。私は汗をたくさん出して水で洗い流す蒸し風呂が好きですよ。その部屋にハーブを吊るしておくといい匂いが体に染み付いて、長い時間そのいい匂いが取れないんです。高価な香水を使うより安上がりなので庶民にも人気があります」
「カリーナさんのいじわるー!」
そんなやり取りをしてると最上階にあるお風呂場に到着した。そこには豪華な両開きのドアがあり、カリーナさんがそのドアを開け一緒に中に入るとそこはもう別世界だった。
そこは広さ20畳くらいの部屋で天井には宝石を散りばめた大きなシャンデリアが吊るされて、その灯りよりもキラキラと輝いている。
そして床はピカピカの大理石が敷き詰められていた。壁には地球の鏡とは違うが、よく磨かれた金属板が継ぎ目なく嵌め込まれていて小さく可愛い私がよく見える。
その反対の壁には着替えを置く背の低い棚があり、その棚も見える部分に細かい装飾が施されていてとても豪華に見えた。
(更衣室だと思うけど、な、なんて悪趣味な部屋なの‥‥‥眩しすぎて目がチカチカするし、床はツルツル滑って危ないじゃん!)
「素敵でしょ?」
そう言ったカリーナさんの目はとても細くなっている。やはり異世界でもこれは悪趣味と言われる部類だと、その細い目で判った。
「ノーコメントでお願いします」
私は極力周りを見ないように無心になって服を脱いでいく。せめて浴室が普通でありますようにと神様に願いながら‥‥‥
「奏様、すいません。本来ならば私が一緒に中に入り奏様の体や髪を洗うのですが、他の準備かあるので今日はお一人でお入り下さい」
カリーナさんは綺麗なお辞儀をして謝罪してきた。でも私は一人で入る方が気が楽なので問題なしだ。カリーナさんのお胸様を直に見てみたかったとは思ったけどね。
「ううん、全然気にしなくて大丈夫だよ。一人でゆっくり入るから、カリーナさんも急がずゆっくり仕事を済ませてきてね」
「ありがとうございます。謁見までまだ時間はありますのでゆっくりと体を癒して下さい。それではここで失礼します」
そしてカリーナさんは更衣室から居なくなり、私はスッポンポンで用意されたタオルを一枚肩に掛け、謎の浴室へと向かうのであった。
(ほんと普通の浴室でいいからね?普通で)
だけど偶にお忍びで繁華街に出掛けるお客さんが居るらしく、そこの見張りの兵は上から黙認するように言われているらしい。それじゃあ私も大丈夫?と聞いたら、「お忍びは男が夜の蝶を求めて行くもんだ。それに奏お嬢ちゃんは小さいからバレる」とお爺さん。
(ぐぬぬ、変装してもこの身長だけはどうにもならない。シークレットブーツ履く?)
そんな悩む私に「仕方ない。奥の手を使うか」とカルビーンお爺さんが言った。それはなんと隠し通路を通って外に出る方法だった。
この城の下にはクモの巣を張り巡らしたように地下通路があって、王様やお偉いさんが緊急時に使用するんだって。なんでカルビーンお爺さんが知ってるのかと聞いたら、「ワシとダジール王とは酒飲み友達でな、偶に隠し通路からワシの作業小屋にやって来るんじゃ」とガハハと笑っていた。
そしてあとは私が城を抜け出してもバレないか問題ないようになったら決行する事になった。それから私はカルビーンお爺さんと別れて自室に戻り、ソファー座ってどうやってバレないようにするかを考えていた。
「コンコン」
ドアをノックする音があり返事をするとカリーナさんが入ってきた。まだ昼までには早い時間だと思っている私に綺麗な服を見せながらカリーナさんが話し掛けてきた。
「これ、とても素敵な服でしょ?私が仕立て屋に言って大至急で準備してもらったの。さあ、この服に見合うようにお風呂で体を綺麗にして髪も櫛で梳かしましょう」
「うはー、お風呂入れるの!昨日は何にも無かったからカリーナさんが意地悪してるのかと思ってたよ。ふふ、楽しみだー!」
私はそう言ってソファーから立ち上がりカリーナさんの元へと行き抱き付いた。そして豊満なお胸様を頭でグリグリして喜びを体で表現した。(すんげー柔らかい。そしていい匂い)
「ふふ、そんなに嬉しいの?じゃあさっそくお風呂に行きましょう。とても素敵なお風呂場だからビックリするわよ」
ルンルンな私はスキップでカリーナさんの後ろを付いて行く。お風呂場は最上階にあるらしく結構な道のりだった。(水回りを考えたら地面に近い方がいいと思うんだけど、お偉いさんとしての見栄なのかな。面倒だね。ま、まさかサウナっぽいものしか無かったりして‥‥‥)
ちょとだけ不安になった私は前を歩くカリーナさんの横まで行って聞いてみた。
「カリーナさん、お風呂ってお湯に浸かるんだよね?まさか熱した石に水を掛けて蒸気で体を蒸し蒸しするお風呂じゃないよね?」
私の質問にカリーナさんはニヤリと笑い、小悪魔的な雰囲気を撒き散らせ答えた。
「ふふ、さあどっちでしょうか。この国にはどちらのタイプのお風呂も存在します。私は汗をたくさん出して水で洗い流す蒸し風呂が好きですよ。その部屋にハーブを吊るしておくといい匂いが体に染み付いて、長い時間そのいい匂いが取れないんです。高価な香水を使うより安上がりなので庶民にも人気があります」
「カリーナさんのいじわるー!」
そんなやり取りをしてると最上階にあるお風呂場に到着した。そこには豪華な両開きのドアがあり、カリーナさんがそのドアを開け一緒に中に入るとそこはもう別世界だった。
そこは広さ20畳くらいの部屋で天井には宝石を散りばめた大きなシャンデリアが吊るされて、その灯りよりもキラキラと輝いている。
そして床はピカピカの大理石が敷き詰められていた。壁には地球の鏡とは違うが、よく磨かれた金属板が継ぎ目なく嵌め込まれていて小さく可愛い私がよく見える。
その反対の壁には着替えを置く背の低い棚があり、その棚も見える部分に細かい装飾が施されていてとても豪華に見えた。
(更衣室だと思うけど、な、なんて悪趣味な部屋なの‥‥‥眩しすぎて目がチカチカするし、床はツルツル滑って危ないじゃん!)
「素敵でしょ?」
そう言ったカリーナさんの目はとても細くなっている。やはり異世界でもこれは悪趣味と言われる部類だと、その細い目で判った。
「ノーコメントでお願いします」
私は極力周りを見ないように無心になって服を脱いでいく。せめて浴室が普通でありますようにと神様に願いながら‥‥‥
「奏様、すいません。本来ならば私が一緒に中に入り奏様の体や髪を洗うのですが、他の準備かあるので今日はお一人でお入り下さい」
カリーナさんは綺麗なお辞儀をして謝罪してきた。でも私は一人で入る方が気が楽なので問題なしだ。カリーナさんのお胸様を直に見てみたかったとは思ったけどね。
「ううん、全然気にしなくて大丈夫だよ。一人でゆっくり入るから、カリーナさんも急がずゆっくり仕事を済ませてきてね」
「ありがとうございます。謁見までまだ時間はありますのでゆっくりと体を癒して下さい。それではここで失礼します」
そしてカリーナさんは更衣室から居なくなり、私はスッポンポンで用意されたタオルを一枚肩に掛け、謎の浴室へと向かうのであった。
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