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その8 改心
しおりを挟むそれから、クリスはセシリアの信頼を取り戻すため自分の行動をすべて報告するようになった。どんなに後悔しても過去の過ちは消すことが出来ない。それなら、これからの行動で信頼を取り戻し、また昔のように心からの笑顔を向けて欲しいという必死の思いからだった。
昔のセシリアの目には確かにクリスへの恋情が混ざっていたのだから、いつか取り戻せるかもしれないと希望を持ち続けた。
そして、男の子が生まれてしまうとセシリアが離れてしまうかもしれないという恐怖から、こっそりと避妊薬を飲むようになった。そして、漠然とした不安から毎日のようにセシリアを抱いた。
セシリアは努力家で、学院でもかなりの高成績で卒業しただけあって賢く頭の回転も速い。
孤児院の運営、特に教育についても子供たちの将来を見据えたカリキュラムに見直したり、公立の初等教育や中等教育の内容も見直し、より個々の生活環境や能力を活かせる教育プログラムを組み、実現していった。
関われる時間は少なかったが2人の子供たちとの時間も大切にし、毎日どんなに忙しい日でも朝食を共にし、1日1回は目を合わせて抱きしめること、それだけは欠かさなかった。
それは、セシリアが幼い頃から母にしてもらっていた事で、クリスには見せない柔らかな笑顔も子どもたちの前では見せていた。
次期侯爵夫人としての教育もほぼ完了していて貴族としての立ち居振る舞いも完璧、領民からの人気も高く、2児の母とは思えないほど美しく可憐なままのセシリアの評判はとても高く、クリスは周囲からとても羨ましがられていた。
クリスはセシリアの護衛を増やし、可能な限り送迎に同伴した。
セシリアのファンが多いほど、クリスは嬉しいと同時に不安を抱き、セシリアが社交をこなす度に誇らしいと思いながら、どこかへ閉じ込めておきたい気持ちが膨らんでいった。
そうしていつも寄り添って過ごしているうちに、セシリアは極稀に、ほんの少しだけ作りものじゃない笑顔を見せてくれる時があった。
それだけでクリスは天にも昇るような気持ちになり、いつかセシリアからもクリスの1/10でもいいから、思いを返してもらえる日が来るのではないか…と希望を抱いた。
「セシー、ココぐりぐりするの、気持ちいい?」
「んっ、気持ち、いぃ…」
「じゃあ、もっとしてあげるね」
夜もたっぷり時間をかけて奉仕する。クリスは自身の快楽より、セシリアを気持ちよくする事を第一に愛撫を続けた。
セシリアの体は素直で、毎日抱いた甲斐がありキスをするだけで秘部はぐっしょりと濡れ、胸だけでイケるようになった。
自分だけの愛する妻を、誰にも渡すつもりはない。月のものと体調が悪い時以外は毎日執拗にセシリアを抱いた。
そうして、妊娠することなく2年の月日が流れた。
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