クラス転移~俺は異世界で魔王になる~

S.S@犬走 椛

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第1章

第30話

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「う~~~ん、ん?」

 ガバッと宿屋の一室のベッドから起きたマレリーは辺りを見回し安堵の息を吐いた。

(なんて夢を見てたんだろう。疲れているのかな?ここに居るって事はまだ岩場には行ってないってことだよね?戻ってきた覚えないし......)

 どんな夢かは、言わなくても分かるだろうがあの出来事は夢ではない・・・・・。そして戻ってきた覚えがないのはキリトが衝撃的な発言でマレリーを含める皆のキャパを超えてしまい3人とも気絶してしまったからである。

(あんな事ある訳ない.........アルワケナイノネ?)

コンコンッ

 誰かが扉をノックした。一瞬、身構えたが直ぐに冷静になった。

「......キリトだね。いいよ入ってきて」

 マレリーが言ったとおり入ってきたのはキリトであった。

「よくわかったな」

「......当たり前、あなたのこと好きだしね♪」

 そう言うとキリトに抱きついた。

「......変な夢見たから慰めて?」

「ど、どんな夢だったんだ?」

 声を上ずらせ戸惑いながら夢の内容を聞くキリトに夢?の内容を話した。

「マレリー、すまないがそれは夢じゃなくて現実だ」

「え?」

 キリトの後ろから黒く美しいドレスを着た美しい黒髪ロングの美しい女性が出てきた。目はキリッとしており肌は色白ではあるが頬は紅を差したように薄く紅い全てが整っており誰が見ても思わず振り向いてしまうような美女だ。

「こいつがマレリーが言っていた夢に出てきた龍種で今日から俺達の仲間になるクレアだ」

 バタンッ

 本日2回目の気絶をしたマレリーであった。

____
___
__
_

 キリトは意識を取り戻したマレリーと他アレックス、レイを部屋に呼び新しく仲間にした黒レ〇ア改めクレアの紹介をした。

「皆、正体はわかっていると思うが改めて本人から自己紹介してもらおう。さぁ、クレア、君の出番だよ」

「わ、わかりました。ご、ご紹介に上がりました。ク、クレアです!!以前は岩場を寝床で安眠を貪っていたところご主人様に襲われ色々あってこうして仲間に迎え入れられることになりました。どうぞ宜しくお願いしましゅ!」

 最後の最後で噛んでしまったが容姿と相まって何故か逆に和んでしまったキリト達だが少しするとアレックス達はキリトをジトーっと見ていたがキリトは冷や汗を背中にかき知らんぷりをかましていた。

________________
今回も読んで頂きありがとうございました!!次回も明後日の更新予定ですので何卒宜しくお願いしますm(_ _)m
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