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第2章
第39話
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「…......え?」
この間の抜けた声を出したのは、何を隠そう、今、キリト達が転移して来た国。アワール国の第三王女ミリア・レオである。まぁ、何故、この間の抜けた声を出したかというと先ほど言ったようにキリトが『転移』を使って最低、1週間は掛かる道のりをほんの数秒で済ませ、目の前には遠い場所にある筈のアワール国が姿を見せているからだ。
「......かなり腕が立つからって理由でほぼ選んだけど、あなた何なの?これだったら冒険者じゃなくて運送業とかやった方が安全だし儲かるんじゃない?」
「何言ってんだ。そんな事して人生いったい何が楽しいってんだ?1回っきりの人生、派手に騒いでなんぼだろ?それに俺は男だ強さを求めてなんぼだろ?なぁ、アレックス」
「俺に振られても困るんスけど、まぁ、そうスッね。そういうもんだと思うっす」
「......じゃあ、女の私達はどうなるのかしら?」
馬車の中から出てきたマレリー達女性陣。先程の話を聞いていたのだろう。話に乗ってきた。
「.........目の、保養かな?」
「今の間はなのですか?それに何故疑問形なのですか?ちょっとO☆HA☆NA☆SHI☆しませんか?」
「そんな事より早く入国しないか?時間が惜しいし、報酬が欲しい」
「露骨に話を逸らしましたね?まぁ、いいですけど、後でしますから」
目に見えて顔色が悪くなるキリト。そんなのは知らんと言った顔のアレックスは早く街を見たいといった様子である。
「話はつきましたか?そろそろ入国したいのですが?」
しびれを切らしたのかミリアからキリト達に尋ねる。
「あぁ、大丈夫だ。すまんな、少し喋りすぎた」
「それは、大丈夫。あなたのおかげ?あなたのせいで?かしら思ったより早くついてしまったから時間はたっぷりあるわ」
「でも、まぁ、時は金なりと言うし、早く入ろう」
キリトに急かされ、門までキリト達を誘導するミリアの護衛。
「あ......」
「どうしたんだ?」
「朝早く来すぎて門がまだ開いてない」
「マジ?」
「マジ」
「嘘だと言ってよ!バーニー!!」
「いや、誰だよそれより門が開くまで結構あるからお仲間とO☆HA☆NA☆SHI☆して来いよ。ほら、後ろですごい笑顔でこっち見てるから」
「え?」
後ろを振り向くと黒い笑顔のマレリーとレイがキリトの真後ろに立っており、そのキリトの両腕を2人で抱え込み馬車の後ろへと連れ込まれた。出てきたのは門が開く10分前であったがキリトは怖いほど無表情で出てきた。
護衛の男性が声を掛け用とするとアレックスが止めその際に、「今は、何も聞かない方が」といいながら首を横に振ったのでその言葉に従い門が開くのを待つのであった。
_______________
今回も読んで頂きありがとうございました!!近々テストがあります。怖いです。恐ろしいです。誰か助けてください。東方〇rojectや艦〇れ、エ〇イストの曲聴きながらWeb小説みて過ごしたい。まぁ、そんな事はさておき次回も明後日更新になります!テストだからといってこのペースを落とす気は今のところありません!では、また次回!!
この間の抜けた声を出したのは、何を隠そう、今、キリト達が転移して来た国。アワール国の第三王女ミリア・レオである。まぁ、何故、この間の抜けた声を出したかというと先ほど言ったようにキリトが『転移』を使って最低、1週間は掛かる道のりをほんの数秒で済ませ、目の前には遠い場所にある筈のアワール国が姿を見せているからだ。
「......かなり腕が立つからって理由でほぼ選んだけど、あなた何なの?これだったら冒険者じゃなくて運送業とかやった方が安全だし儲かるんじゃない?」
「何言ってんだ。そんな事して人生いったい何が楽しいってんだ?1回っきりの人生、派手に騒いでなんぼだろ?それに俺は男だ強さを求めてなんぼだろ?なぁ、アレックス」
「俺に振られても困るんスけど、まぁ、そうスッね。そういうもんだと思うっす」
「......じゃあ、女の私達はどうなるのかしら?」
馬車の中から出てきたマレリー達女性陣。先程の話を聞いていたのだろう。話に乗ってきた。
「.........目の、保養かな?」
「今の間はなのですか?それに何故疑問形なのですか?ちょっとO☆HA☆NA☆SHI☆しませんか?」
「そんな事より早く入国しないか?時間が惜しいし、報酬が欲しい」
「露骨に話を逸らしましたね?まぁ、いいですけど、後でしますから」
目に見えて顔色が悪くなるキリト。そんなのは知らんと言った顔のアレックスは早く街を見たいといった様子である。
「話はつきましたか?そろそろ入国したいのですが?」
しびれを切らしたのかミリアからキリト達に尋ねる。
「あぁ、大丈夫だ。すまんな、少し喋りすぎた」
「それは、大丈夫。あなたのおかげ?あなたのせいで?かしら思ったより早くついてしまったから時間はたっぷりあるわ」
「でも、まぁ、時は金なりと言うし、早く入ろう」
キリトに急かされ、門までキリト達を誘導するミリアの護衛。
「あ......」
「どうしたんだ?」
「朝早く来すぎて門がまだ開いてない」
「マジ?」
「マジ」
「嘘だと言ってよ!バーニー!!」
「いや、誰だよそれより門が開くまで結構あるからお仲間とO☆HA☆NA☆SHI☆して来いよ。ほら、後ろですごい笑顔でこっち見てるから」
「え?」
後ろを振り向くと黒い笑顔のマレリーとレイがキリトの真後ろに立っており、そのキリトの両腕を2人で抱え込み馬車の後ろへと連れ込まれた。出てきたのは門が開く10分前であったがキリトは怖いほど無表情で出てきた。
護衛の男性が声を掛け用とするとアレックスが止めその際に、「今は、何も聞かない方が」といいながら首を横に振ったのでその言葉に従い門が開くのを待つのであった。
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今回も読んで頂きありがとうございました!!近々テストがあります。怖いです。恐ろしいです。誰か助けてください。東方〇rojectや艦〇れ、エ〇イストの曲聴きながらWeb小説みて過ごしたい。まぁ、そんな事はさておき次回も明後日更新になります!テストだからといってこのペースを落とす気は今のところありません!では、また次回!!
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