クラス転移~俺は異世界で魔王になる~

S.S@犬走 椛

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第2章

第41話

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「さて、どの古書堂に行こうかな?」

 ミリア達と別れたキリトは1人、街をぶらぶらと歩いていた。何故、1人なのかというと、マレリー達女性陣は、ショッピング。アレックスは、キリトの様に街をぶらぶらしている恐らく、途中まではキリトと一緒に行動していたがアレックスはスイーツにつられ、キリトは書物につられ、それぞれ別行動になってしまった。気付いたら離ればなれになってしまっていた。まぁ、それに気づかない2人ではない。
 アレックスは、

「あの人を野放しにするのは、かなり心配だけど今はスイーツっす!!」

 てな感じで、もうスイーツしか愛せない状態だ。
 キリトは、

「あいつなら、俺達の様に問題を起こすことは無いだろうし、気配察知で場所もわかってるから、後々、合流すればいいか」

 と、アレックスと似たり寄ったりした考え方で、自分とマレリー達が問題を起こす大体の原因だという事も理解している状態である。ちなみに、何故、キリトが古書堂を探しているのかと言うと、この世界の本屋には子供向けの童話や聖書とキリトの興味が薄い物が多いからだ。その点、古書堂は、子供向けの童話や聖書もあるが、中には掘り出し物も少なからずある。そして、ここは異世界・・・だ魔導書や禁書が奥深くに眠っていることだってあるかもしれない。もしくは 、曰く付きで安く売られている物もある可能性がある。そんな想いを胸に抱きキリトはうきうき気分で鼻歌を奏でながら古書堂を見ていた。

「お、ここ良いな」

 最初に目を付けたのは古書堂と古書堂の間から見える小締まりとしたまさに、キリト好みの古書堂だった。
 この間は人1人ぐらいなら何とかすり抜けて行ける程しかなく、ふくよかな体型をした人が通ろうものなら入り口で詰まり、入ることすらできないだろう。だがキリトは元からスリムであり、この世界に来てから少々筋肉質になっている。

「っと、ちょっと汚れたかな?まぁ、そんな事よりこの古書堂やっぱりいいな、遠目から見ても良かったが近くで見ると、ちょっと薄暗くミステリアスな感じの雰囲気のある俺好みの古書堂だな。じゃあ、早速、お邪魔しまぁーす」

そう言いながら古書堂に入るキリト最期の言葉は、かなり小さめで言ったのだがその声が大きく感じられるほど静かで、中に誰もいないのか人の気配が感じられない。

「お留守かな?まぁ、そんなの関係ないけど」

 辺りを見回し何か面白そうな本を探すキリト。そして、2冊の本がキリトの目に止まった。

 _______________
今回は、ここまで、また次回も明後日の更新になりますのでよかった見て言ってくださいm(_ _)m
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