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β-採掘艦隊同行編
037-ダズ・リベラ星系到着
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広大なダズ・ハイア星系を通過した俺たちは、ダズ・リベラ星系に到着した。
だが、ゲート前はもっと混み合っているものと考えていた俺の予想は裏切られた。
「数えるほどしかいないね」
「ここは田舎だって、自分で言ってたのに....」
「そうだけど...」
やっぱり、産業が採掘と製錬しかなく、加工は別の場所で行うからこそ。
それに関連する職業の人間しかいないために、自然と人口は少なくなるようだ。
生活必需品や嗜好品の流通も自然と最小限になって、戦闘艦くらいしか近辺にいない。
それも警備隊所有の奴だ。
「さて、どこに行こうか?」
「えっ、僕が決めていいの?」
「うん」
「じゃ、じゃあ......一番近いステーションに.....」
「了解!」
そういうだろうと思った。
俺はオリオンを回頭させる。
燃料をチェックすると、流石に半分以上減っていた。
着いたら買わないと。
「凄いな、アステロイドベルトが大量にある」
「たしか、大昔に.....」
「そう」
ダズ・クヴァタ星系群はかつては、ロシュ限界ギリギリを保って惑星が密集する特殊な天体の集まりだったのだが、何かの理由でそれらの殆どが砕かれ、今は中央のダズ・リベラ星系においては七つの惑星と一つの恒星を除いて存在しない。
ただし、砕かれた事で細分化した岩石の中には豊富な鉱物資源が眠っていて、これが採掘の名地である事の理由だ。
「あ、こっちは人が多い」
「すごい! 全部採掘艦?」
「そう!」
ダズ・リベラⅦのステーション付近にワープアウトすると、センサーに採掘艦が数多く映る。
今はお昼の時間帯だから、一度安全地帯で休憩するのか?
「こちらSELL所属、輸送艦オリオン。入港を希望する」
『了解、ビーコンをリンクします。C-42ドックに入港してください』
俺はオリオンを操船して、C-42ドックに向けて船を動かす。
その過程で、無造作に浮いていたように思えた採掘艦が、何かに係留されているのが見えた。
ええ....?
突き出している粗作りの橋頭保のガントリーに、採掘艦が係留されてるのが見えた。
あんなのでいいのかと思ったが、船が動かなければワイヤーでもいいのか。
どうせ採掘艦から出ないのなら。
「アル、何かに掴まって」
「うん」
狭いドックに、船体を擦りながら入り込む。
幸い、狭いのは入り口だけで、中に入れば広い。
慎重に船を停める。
空気があるタイプのドックだから、金属が軋む音が聞こえる。
「よっし」
「オートドッキングは使わないの? お父さんがよく言ってたけど....」
「あっ」
し、知らなかったわけじゃない。
そういうものがあるなんて知らないだろ、普通。
慌ててコンソールを操作すると、その項目があったので起動する。
「...ゴメン、知らなかった」
「リリーさん...」
呆れられたか。
失敗だったな。
俺は頭を掻くと、誤魔化すように言った。
「あー...この後、私は作業をするけど...アルはどうするの?」
「僕は...僕も見たい!」
「えっ」
それはちょっと予想外だな。
俺は意外な申し出に困惑して、端末を起動した。
だが、ゲート前はもっと混み合っているものと考えていた俺の予想は裏切られた。
「数えるほどしかいないね」
「ここは田舎だって、自分で言ってたのに....」
「そうだけど...」
やっぱり、産業が採掘と製錬しかなく、加工は別の場所で行うからこそ。
それに関連する職業の人間しかいないために、自然と人口は少なくなるようだ。
生活必需品や嗜好品の流通も自然と最小限になって、戦闘艦くらいしか近辺にいない。
それも警備隊所有の奴だ。
「さて、どこに行こうか?」
「えっ、僕が決めていいの?」
「うん」
「じゃ、じゃあ......一番近いステーションに.....」
「了解!」
そういうだろうと思った。
俺はオリオンを回頭させる。
燃料をチェックすると、流石に半分以上減っていた。
着いたら買わないと。
「凄いな、アステロイドベルトが大量にある」
「たしか、大昔に.....」
「そう」
ダズ・クヴァタ星系群はかつては、ロシュ限界ギリギリを保って惑星が密集する特殊な天体の集まりだったのだが、何かの理由でそれらの殆どが砕かれ、今は中央のダズ・リベラ星系においては七つの惑星と一つの恒星を除いて存在しない。
ただし、砕かれた事で細分化した岩石の中には豊富な鉱物資源が眠っていて、これが採掘の名地である事の理由だ。
「あ、こっちは人が多い」
「すごい! 全部採掘艦?」
「そう!」
ダズ・リベラⅦのステーション付近にワープアウトすると、センサーに採掘艦が数多く映る。
今はお昼の時間帯だから、一度安全地帯で休憩するのか?
「こちらSELL所属、輸送艦オリオン。入港を希望する」
『了解、ビーコンをリンクします。C-42ドックに入港してください』
俺はオリオンを操船して、C-42ドックに向けて船を動かす。
その過程で、無造作に浮いていたように思えた採掘艦が、何かに係留されているのが見えた。
ええ....?
突き出している粗作りの橋頭保のガントリーに、採掘艦が係留されてるのが見えた。
あんなのでいいのかと思ったが、船が動かなければワイヤーでもいいのか。
どうせ採掘艦から出ないのなら。
「アル、何かに掴まって」
「うん」
狭いドックに、船体を擦りながら入り込む。
幸い、狭いのは入り口だけで、中に入れば広い。
慎重に船を停める。
空気があるタイプのドックだから、金属が軋む音が聞こえる。
「よっし」
「オートドッキングは使わないの? お父さんがよく言ってたけど....」
「あっ」
し、知らなかったわけじゃない。
そういうものがあるなんて知らないだろ、普通。
慌ててコンソールを操作すると、その項目があったので起動する。
「...ゴメン、知らなかった」
「リリーさん...」
呆れられたか。
失敗だったな。
俺は頭を掻くと、誤魔化すように言った。
「あー...この後、私は作業をするけど...アルはどうするの?」
「僕は...僕も見たい!」
「えっ」
それはちょっと予想外だな。
俺は意外な申し出に困惑して、端末を起動した。
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