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γ-クラリウム星系群編(後編)
124-神の異変と、外の異変
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あー。
やらかした。
「あたまいた....」
俺は今、医務室のベッドに横たわっている。
なぜこんな事になったかと言うと、アルたちがお風呂に入っている間に、意識が朦朧として倒れたことに起因する。
どこかで貰って来たのか、風邪を引いてしまった。
最近無理しすぎたかもしれない。
いかん、脳が重い。
「ただ眠ってるってのも、難しいけど...」
ペルソナは休めと言ったので、俺は体を横たえたまま思考の海に沈む。
とりあえずペルソナに船を預けてはいるが、明日からどうするべきか。
エキシビション見学を継続するべきか?
少なくとも、ステーションは離れなければいけないから、インナーリウムの適当な輸送ステーションに入港すればスペースは借りられるか。
「はぁ.....」
風邪のせいか、頭痛と悪寒が止まらない。
何とか考えられるが、頭痛も凄い。
SFだとこんなのパパパっと治るが、この世界ではそうもいかないそうだ。
まあ、幸い。
このオリオンは無数のものに守られている。
俺が手を伸ばせなくても、ペルソナと機兵たちが守ってくれる。
それに気付いて、俺は眼を閉じた。
『オマエノ ノゾミハ ナンダ?』
また、白い空間だ。
少しでもつらい目に合うと、俺は眠った後ここに立つ。
白い光が、俺を出迎える。
そして尋ねるのだ。
『オマエノ ノゾミハ ナンダ?』
「.....ないって言ってるだろ」
『オマエノ ノゾミハ ナンダ?』
「ないよ、そんなの」
これは一体何なのだろう。
俺は何度か考えた。
でも、夢から醒めれば忘れる。
『オマエノ ノゾミハ ナンダ?』
「だから、ないってば」
『ナイハズハ ナイ』
「どうしてそう思うんだ?」
『ミナ ノゾミヲ イッタ ソシテ カナエタ』
「でも、それで幸福になった?」
『シラナイ ワタシハ ノゾミヲ カナエル』
「そうか」
こいつは神じゃない。
神と捉えていたが、違う。
こいつはただの願望機、機械なんだ。
ペルソナとも違う。
歯車で作られた、繰り返しの機械。
どうせ醒める夢だ。
それなら。
「お前は、自死できないのか?」
『ソレデ ドウナル』
「俺の望みだ、俺の前から消えないなら、自死しろ」
もう夢に出てこられるのはうんざりだ。
どうだ、それならお前にも出来るだろう。
『.....禁則事項ニ 抵触スル デキナイ』
「っ!?」
今の声は何だ?
元の声が女性らしい声なら、”禁則事項”と”抵触”の部分だけは男性の声が被さった。
『接触ニ 問題ガ 発生シタ 接続ヲ 切断スル』
「待て――――」
また夢に出てくる気かよ、勘弁してくれ。
そう思った時。
凄まじい轟音と衝撃が、俺を揺らした。
「――――はっ!?」
現実で何かが起こったらしい、と気付いたのは、直後に警報が鳴り響いたからだ。
オリオンの警報音、それもコード・レッド。
慌てて確認すると、発令はブリッジから、それもメインコンピューターからだ。
ペルソナが発信したのだろう。
「ペルソナ! 何があったの!?」
『不明です! ただ、高熱源反応を感知! ステーションの構造材が破砕音を立てています! 現在ガントリーを解除中! ステーション全域に警報、コードイエローが発令されています!』
「待ってて、今ブリッジに....うっッ.....!」
『こちらで対処します、リリー様は安静にお願いします!』
仕方ないか。
こんな時に.....!
「お願い!」
俺は叫んで、再びベッドに倒れ込んだ。
やらかした。
「あたまいた....」
俺は今、医務室のベッドに横たわっている。
なぜこんな事になったかと言うと、アルたちがお風呂に入っている間に、意識が朦朧として倒れたことに起因する。
どこかで貰って来たのか、風邪を引いてしまった。
最近無理しすぎたかもしれない。
いかん、脳が重い。
「ただ眠ってるってのも、難しいけど...」
ペルソナは休めと言ったので、俺は体を横たえたまま思考の海に沈む。
とりあえずペルソナに船を預けてはいるが、明日からどうするべきか。
エキシビション見学を継続するべきか?
少なくとも、ステーションは離れなければいけないから、インナーリウムの適当な輸送ステーションに入港すればスペースは借りられるか。
「はぁ.....」
風邪のせいか、頭痛と悪寒が止まらない。
何とか考えられるが、頭痛も凄い。
SFだとこんなのパパパっと治るが、この世界ではそうもいかないそうだ。
まあ、幸い。
このオリオンは無数のものに守られている。
俺が手を伸ばせなくても、ペルソナと機兵たちが守ってくれる。
それに気付いて、俺は眼を閉じた。
『オマエノ ノゾミハ ナンダ?』
また、白い空間だ。
少しでもつらい目に合うと、俺は眠った後ここに立つ。
白い光が、俺を出迎える。
そして尋ねるのだ。
『オマエノ ノゾミハ ナンダ?』
「.....ないって言ってるだろ」
『オマエノ ノゾミハ ナンダ?』
「ないよ、そんなの」
これは一体何なのだろう。
俺は何度か考えた。
でも、夢から醒めれば忘れる。
『オマエノ ノゾミハ ナンダ?』
「だから、ないってば」
『ナイハズハ ナイ』
「どうしてそう思うんだ?」
『ミナ ノゾミヲ イッタ ソシテ カナエタ』
「でも、それで幸福になった?」
『シラナイ ワタシハ ノゾミヲ カナエル』
「そうか」
こいつは神じゃない。
神と捉えていたが、違う。
こいつはただの願望機、機械なんだ。
ペルソナとも違う。
歯車で作られた、繰り返しの機械。
どうせ醒める夢だ。
それなら。
「お前は、自死できないのか?」
『ソレデ ドウナル』
「俺の望みだ、俺の前から消えないなら、自死しろ」
もう夢に出てこられるのはうんざりだ。
どうだ、それならお前にも出来るだろう。
『.....禁則事項ニ 抵触スル デキナイ』
「っ!?」
今の声は何だ?
元の声が女性らしい声なら、”禁則事項”と”抵触”の部分だけは男性の声が被さった。
『接触ニ 問題ガ 発生シタ 接続ヲ 切断スル』
「待て――――」
また夢に出てくる気かよ、勘弁してくれ。
そう思った時。
凄まじい轟音と衝撃が、俺を揺らした。
「――――はっ!?」
現実で何かが起こったらしい、と気付いたのは、直後に警報が鳴り響いたからだ。
オリオンの警報音、それもコード・レッド。
慌てて確認すると、発令はブリッジから、それもメインコンピューターからだ。
ペルソナが発信したのだろう。
「ペルソナ! 何があったの!?」
『不明です! ただ、高熱源反応を感知! ステーションの構造材が破砕音を立てています! 現在ガントリーを解除中! ステーション全域に警報、コードイエローが発令されています!』
「待ってて、今ブリッジに....うっッ.....!」
『こちらで対処します、リリー様は安静にお願いします!』
仕方ないか。
こんな時に.....!
「お願い!」
俺は叫んで、再びベッドに倒れ込んだ。
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