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024-決闘講義3
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なんとか勝利した僕らは、あの後もう一勝し、そして六試合ほどを観戦した。
だが、だんだんと数が減って行き、僕らの前で決着がついてしまった。
では、僕らは彼らと戦うのだろうか?
残った2チームの前で、先生は無慈悲に宣言した。
『折角だ、レベルの違いを味わってもらうとするか。合同2チームは、こちらで用意した貴族のエースチームと戦ってもらおう』
相手はエースチーム。
だが、僕らでも一矢報いることはできるのではないだろうか?
一年生の一般生の中で、僕らはそれなりに強いはずだ。
実力の一端でも知ることができれば...今後の足しにはなると思えた。
「...まじか」
「やろう、クライム」
「...相手は圧倒的に強いはずですが、一撃でも当てられればいいですね」
一発でも当てられるなら、僕らは実力があるということだ。
ビーム兵器は照準さえ合っていれば当てられる。
ミニガンは近距離なら高威力で当たりやすい。
ヒートナイフは鍔迫り合いや近距離戦に有利になる。
実弾兵器は、的確にばら撒けば、敵に逃げ場を与える事はない。
「皆、準備はいいか」
『はい、問題ありません』
『大丈夫だ!』
『行きましょう』
『ちょっと怖いです...』
皆それぞれが武器を装備している。
僕はいつも通りメガビームライフルを、
クライムもレーザーミニガンを、
ナスカはヒートナイフとレーザーブレードを、
フウカはレーザーブレードと盾を、
ロランは両手にガトリング砲を。
「ナユタ・カイリ...出ます!」
僕は固定解除と同時に宇宙に飛び出す。
背後で、フウカの機体が飛び出すのが見えた。
最後はロランだ。
『よろしく頼む、チームAのリーダー、スラーだ』
「こちらこそ」
チームAとチームFの合同作戦だ。
相手は上級生のエース5人チーム、数の差はアドバンテージにはなり得ないだろうが、一機だけでも落とせればいい。
負けるのが確定しているが、希望はある。
「行くぞ」
開始地点に集まった僕らは、反対側で待機するKFA五機を観察する。
三人がレーザーブレード、二人がビームランスを装備している。
機体は僕らと同じバドックⅡ、ただしそれぞれ色が違う。
「なんで色が違うんだ...?」
『知らないの? エースにはパーソナルカラーが許されてるのよ』
「そうなのか...」
やはり、特別な相手だとありありと理解る。
僕らの横にチームAの全員が並ぶ。
機体カメラを回転させると、全員がガトリングパルスレーザー装備なのがわかる。
エネルギー消費が激しいが、スプレーガンより高密度の弾幕が張れる。
あれで囲み撃ちする気なのだろう。
『全員位置についたな?』
『はい』
「はい」
『30秒後に開始する!』
システムが起動し、カウントダウンが始まった。
それがゼロになると同時に、僕らは勢いよく飛び出した。
『ナユタ! 相手の動きが変だ!』
「どう変なんだ!?」
距離を取る。
接近戦を挑む愚は犯さない。
『全く動いていないんだ!』
「...何!?」
振り返ると、エースたちは全く動いていなかった。
まるで、獲物を狩る猟犬が、主人の命令を待っているかのように。
脳内で危険信号がうるさいほどに警鐘を鳴らす。
格が違う。
そんな言葉が脳に浮かんだ時。
『舐めやがって!!』
「待て、スラー!」
挑発に乗ったスラーが飛び出していく。
彼の仲間たちも、それに続く。
そして、一斉にガトリングパルスレーザーを発射したその瞬間。
奴等が、動いた。
一斉に散って、直ぐに集合。
スクラムを組んで、スラー機に突撃していく。
スラー機の直前でばらけて、二機の槍持ちが上下から挟み込むようにして攻撃。
『この...程度!』
スラーが上に抜けた瞬間、三機によって斬り捨てられていた。
爆散する機体。
たった一瞬のことで、誰もが硬直していた。
だが、すぐにAチームの四機が反応、ガトリングパルスレーザーで包囲攻撃を試みるが、全速力で振り切られ、再び合流した相手は、一糸乱れぬ連携で相手に迫る。
『た、助け...うわぁああ!』
『やめてくれ!』
リーダー以外は喋らなかったチームAが一気に騒がしくなる。
だが、助けられない。
仕掛けたくないのだ、仕掛ければやられる。
「チームC! 全員バラバラに逃げろ! 判断は任せる!」
この連携、数で攻めたところで別の戦術を取られてしまう。
機体性能は僕らと変わらないはずなのに、制御技術も加速も段違いだ。
一機倒すどころじゃない、僕らは勝てない。
そんな思いを抱きつつ、それでも降参負けだけは避けたいと、分不相応なプライドを抱いて、僕らは機体を加速させるのだった。
だが、だんだんと数が減って行き、僕らの前で決着がついてしまった。
では、僕らは彼らと戦うのだろうか?
残った2チームの前で、先生は無慈悲に宣言した。
『折角だ、レベルの違いを味わってもらうとするか。合同2チームは、こちらで用意した貴族のエースチームと戦ってもらおう』
相手はエースチーム。
だが、僕らでも一矢報いることはできるのではないだろうか?
一年生の一般生の中で、僕らはそれなりに強いはずだ。
実力の一端でも知ることができれば...今後の足しにはなると思えた。
「...まじか」
「やろう、クライム」
「...相手は圧倒的に強いはずですが、一撃でも当てられればいいですね」
一発でも当てられるなら、僕らは実力があるということだ。
ビーム兵器は照準さえ合っていれば当てられる。
ミニガンは近距離なら高威力で当たりやすい。
ヒートナイフは鍔迫り合いや近距離戦に有利になる。
実弾兵器は、的確にばら撒けば、敵に逃げ場を与える事はない。
「皆、準備はいいか」
『はい、問題ありません』
『大丈夫だ!』
『行きましょう』
『ちょっと怖いです...』
皆それぞれが武器を装備している。
僕はいつも通りメガビームライフルを、
クライムもレーザーミニガンを、
ナスカはヒートナイフとレーザーブレードを、
フウカはレーザーブレードと盾を、
ロランは両手にガトリング砲を。
「ナユタ・カイリ...出ます!」
僕は固定解除と同時に宇宙に飛び出す。
背後で、フウカの機体が飛び出すのが見えた。
最後はロランだ。
『よろしく頼む、チームAのリーダー、スラーだ』
「こちらこそ」
チームAとチームFの合同作戦だ。
相手は上級生のエース5人チーム、数の差はアドバンテージにはなり得ないだろうが、一機だけでも落とせればいい。
負けるのが確定しているが、希望はある。
「行くぞ」
開始地点に集まった僕らは、反対側で待機するKFA五機を観察する。
三人がレーザーブレード、二人がビームランスを装備している。
機体は僕らと同じバドックⅡ、ただしそれぞれ色が違う。
「なんで色が違うんだ...?」
『知らないの? エースにはパーソナルカラーが許されてるのよ』
「そうなのか...」
やはり、特別な相手だとありありと理解る。
僕らの横にチームAの全員が並ぶ。
機体カメラを回転させると、全員がガトリングパルスレーザー装備なのがわかる。
エネルギー消費が激しいが、スプレーガンより高密度の弾幕が張れる。
あれで囲み撃ちする気なのだろう。
『全員位置についたな?』
『はい』
「はい」
『30秒後に開始する!』
システムが起動し、カウントダウンが始まった。
それがゼロになると同時に、僕らは勢いよく飛び出した。
『ナユタ! 相手の動きが変だ!』
「どう変なんだ!?」
距離を取る。
接近戦を挑む愚は犯さない。
『全く動いていないんだ!』
「...何!?」
振り返ると、エースたちは全く動いていなかった。
まるで、獲物を狩る猟犬が、主人の命令を待っているかのように。
脳内で危険信号がうるさいほどに警鐘を鳴らす。
格が違う。
そんな言葉が脳に浮かんだ時。
『舐めやがって!!』
「待て、スラー!」
挑発に乗ったスラーが飛び出していく。
彼の仲間たちも、それに続く。
そして、一斉にガトリングパルスレーザーを発射したその瞬間。
奴等が、動いた。
一斉に散って、直ぐに集合。
スクラムを組んで、スラー機に突撃していく。
スラー機の直前でばらけて、二機の槍持ちが上下から挟み込むようにして攻撃。
『この...程度!』
スラーが上に抜けた瞬間、三機によって斬り捨てられていた。
爆散する機体。
たった一瞬のことで、誰もが硬直していた。
だが、すぐにAチームの四機が反応、ガトリングパルスレーザーで包囲攻撃を試みるが、全速力で振り切られ、再び合流した相手は、一糸乱れぬ連携で相手に迫る。
『た、助け...うわぁああ!』
『やめてくれ!』
リーダー以外は喋らなかったチームAが一気に騒がしくなる。
だが、助けられない。
仕掛けたくないのだ、仕掛ければやられる。
「チームC! 全員バラバラに逃げろ! 判断は任せる!」
この連携、数で攻めたところで別の戦術を取られてしまう。
機体性能は僕らと変わらないはずなのに、制御技術も加速も段違いだ。
一機倒すどころじゃない、僕らは勝てない。
そんな思いを抱きつつ、それでも降参負けだけは避けたいと、分不相応なプライドを抱いて、僕らは機体を加速させるのだった。
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