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第二章 チーム『オリーブの芽』の躍進
新たなダンジョンで荒稼ぎしています
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ギルド長から、戦争になるかもと脅されたが、何事もない平和の日々が続き、半年が経過していた。
『オリーブの芽』のメンバーも、ロンブル帝国がこんな辺境の地になんて攻め込んでこないと確信して、今日も地下迷宮の探索に精を出している。
実は、三か月ほど前、魔物の森の中央部に、洞窟が見つかり、その奥の竪穴を降りた先には、複雑に入り組む迷路の様な巨大ダンジョンが存在した。
その地下は、巨大鍾乳石が無数に連なる鍾乳洞だったが、そこで人工物と思われる石灰石の彫像が発見された。
魔物と動物しかいないと考えられていた魔物の森で、古代文明らしき遺跡がでたことで、モーリー王国は、莫大な報奨金を投じて、冒険者ギルドに、その地下洞窟の探索を依頼した。
メグ達『オリーブの芽』も直ぐに依頼を受注したが、最初のひと月半で受けられたのはたったの一度だけ。
ギルドは一日置きに地下洞窟の依頼をだしていたのだが、B級魔物を狩らなくとも、マップ作成や遺物収集で大金がもらえると、冒険者ギルド開店と同時に依頼がなくなる程の大人気だった。
その地下洞窟には、更に地下二階層も存在することが分かり、以降、その洞窟ダンジョンは、地下迷宮と呼ばれる様になる。
地下迷宮二階層は、溶岩の流れる川や池、突然吹き上げる間欠噴火口まである危険で過酷な灼熱の洞窟で、ここにも緊急避難所と思われる石造りの建造物や、溶岩を加工した石像等がいくつも発見され、更に地下三階層もありそうだと、分かってきた。
だが、ひと月半ほど経つと、その依頼の受注がぱたりと止まった。
地下二階層までのマップ作成が完了し、遺物もあらかた収集し終え、次は地下三階層の探索だったのだが、その地下三階へと繋がっていそうな通路に、門番でもするかのように、悪夢と名付けられたアンデッドの骸骨の魔物が待ち構えていたからだ。
その魔物は、動きはさほど速くはないが、幽霊の様に半透明化することができ、その状態では一切の攻撃が効かないという厄介な相手。攻撃を繰り出す時には、実体化しないとならないらしく、その敵の攻撃時に、反撃するしかないのだが、それもなかなか当てられない。
分身するかのように七体もの幻覚を作り出してから、実態化して、八体で一人を取り囲むようにして、巨大鎌を振り下ろす一撃必殺の攻撃をしてくる。
その鎌攻撃は致命的なので、避けるしかないが、交わしてから反撃に移ると、半透明化してしまい当たらない。しかも、交わした瞬間に、広範囲魔法攻撃しても、魔法は全く利かないし、たまたま打撃攻撃を当てられても、不死身の様に再生してしまうのだ。
ほとんどダメージを負わせられないまま、こちらが大怪我させられて、攻略することができなかった。
そんな訳で、それより先に進めず、任務遂行困難となって、誰も地下迷宮探索の依頼を受けるものがいなくなった。
その地下二階層のボスを攻略し、地下三階まで、進んだのが、メグたち『オリーブの芽』の四人組だった。
どんな攻撃をするのかを情報収集してから臨んだこともあり、幻影に囲まれた仲間は、回避に専念し、残り三人が実態化した瞬間に攻撃する作戦で挑んだ。
大鎌はかなり長距離に逃げても届くので、それでも怪我を負ったが、なんとか治癒魔法で回復できる程度の軽症で済む。
一方、骸骨の方は、再生するといっても、少しずつダメージを蓄積していく。メグやミラは一体、ケントは両手同時射撃で二体と、本体に当てられる確率は半分以下だが、それでもかなりの確率で攻撃を当てることができる。
しかも、リットは、火、風、水属性の魔法が利かないだけで、土魔法ならダメージを与えられる事も発見した。
それが分かってからは、メグも岩柱壁を出す作戦に切り替えた。岩柱壁は広範囲攻撃にもなるので、二体を巻き込む事ができるからだ。
これで、本体に当てられる確率は、更に八分の五、六まで高くなった。
だが、このままでは負けると悟った骸骨は、四人それぞれに、二体の幻影で切りかかる作戦に変更してきた。
二体なら、実態が分からずとも、切りつけることは可能だが、鎌攻撃を食らうと致命傷となる。かといって回避していては、ダメージを与えられない。
ケントとリットには、回避に専念してもらい、ミラは広範囲のハンマー回転で、鎌毎弾き飛ばして、二体を同時攻撃し、メグは紙一重で二方向の攻撃を交わし、反撃する作戦で対応した。
味方が怪我をする頻度が増し、敵は攻撃を食らう確率が低下することになって苦戦し、一時間半にも及ぶ長期戦になったが、徐々に弱らせていくことができ、あと一歩のところまで追い込んだ。
瀕死となった骸骨は、最後に、分身八体で四人を取り囲み、大鎌をブーメランの様に飛ばす新たな攻撃を繰り出した。
「伏せて」
とっさにメグは指示を出したが、ミラは既に回転攻撃に移っていて、目の前の一体に襲い掛かっていた。
鎌は水平に回転しているので、水平にハンマーを振り回しても、鎌を弾き返すことはできない。
その目の前の骸骨が本体だったので、ミラはその回転鎌攻撃を食らってしまったが、差し違える様にハンマーで殴り飛ばした。ナイトメアも、流石にもう再生もできず、塵になって消えていった。
その二階層ボスのナイトメアは、なんとA級魔物だったらしく、魔晶玉と呼ばれる直径数十センチもの青色のきらきらと輝く巨大な魔宝石の様な魔石を落とした。
斯くして、彼ら四人は、フェルニゲシュと同格のA級魔物の討伐に成功した。
といっても、全員が怪我を負い、動けない程の疲労困憊。ミラに至っては、治癒魔法で、出血は止まり、普通に歩ける位には回復したが、もうハンマーを振れない戦闘不能状態だった。
それでも、ボスが守っていたのは何だったのかを確認するため、地下三階層へと足を踏み入れた。
そこにあったのは、広大な空間が広がる古代文明の地下都市だった。各所に街灯があり、石造りの家が沢山建ち並んでいる。何千年前の物かは分からないが、外観はほとんど崩れることなく、残っていた。
その時は、五分もしない内に、C級魔物が八体もが、群れをなして襲撃してきて、急いで、逃げ帰り、何も探索はできずに終わったが、『オリーブの芽』は一躍有名になり、誰もが一目置く存在になった。
もう、『落ちこぼれの屁』とか『お荷物の屁』とか馬鹿にする者はいない。
ナイトメアがいなくなったことで、再び、地下迷宮の探索依頼を受ける強豪冒険者チームが現れることになったが、地下三階層に巣食う魔物は、地下二階層までとはまるで違っていていた。
地下一階層は、魔物の森とほぼ同じ様な魔物で、地下二階層は、それより少しB級魔物の出現頻度が増え、気性も荒く、見つかると追いかけてくるが、基本星四つ程度の魔物。
だが、地下三階層は、別世界だった。魔物の森では、単独行動しているC級魔物が、何かに怯える様に群れを組んで生活していて、B級魔物がうじゃうじゃいて、A級魔物まで徘徊していた。
そんな訳で、三階層の探索は、星五つと最高難度設定されることになったが、報奨金はさほど変わらないため、誰も依頼を受けるチームがいなくなってしまった。
だから、現状は『オリーブの芽』だけが、独占的に探索依頼を請け負っている状態になっている。
「今回で、二人同時にCランク昇格を果たすからね」
キース村の宿屋の入り口に、日の出前に、集合すると、メグはそう言って、眠そうな皆を鼓舞した。
前回も、三つの依頼を同時受注したが、今回は、破格の昇格ポイントを貰えるその最高難度の依頼を、なんと五つも纏めて受注している。三階層マップ完成、三階層の新たな遺物の収集、A級魔物討伐、三階層ボス攻略、四階層の遺物収集の五つだ。
前回の三階層探索の際、ナイトメアの様に、これより先への侵入を拒むボスが門番していたので、四階層もありそうだと、新たに二つの依頼が追加された。
最後の二つは、かなり達成が厳しい。
四階層への通路を守る門番は、ナイトメア以上に強い拳闘士型の素早い魔人だからだ。
前回は、A級魔物討伐直後だったこともあり、万全ではなかったが、こちらの攻撃を一つも当てられず、逆に顔面や腹に、強烈なパンチを何発も浴びせられ、手も足も出ず、命からがら逃げ帰ることとなった。
ケントがベルゼブブと命名したその魔人を、今回こそリベンジすると、念入りに攻略法を立てて臨んではいるが、正直、かなり厳しい戦いになると予想している。
この攻略まで達成できないと、リットはD級のままになってしまう。
因みに、依頼に対し一度も口出ししたことがなかったセージが、三階層ボス攻略には、猛反対してきた。あの魔人は、半分も力をだしていないので、絶対に敵わないから、それより先に進むのは諦めろと言ってきた。
あの魔人の事を知っているのかと訊くと、知らないが、S級の気がすると、要領を得ない回答で、とりあえず無視して受注はしたが、ナイトメアなんかと、比べ物にならない程の強敵なのは間違いない。
四人全員に、身体強化魔法を掛けると、日の出と共の、キース村の宿から飛び出していった。
『オリーブの芽』のメンバーも、ロンブル帝国がこんな辺境の地になんて攻め込んでこないと確信して、今日も地下迷宮の探索に精を出している。
実は、三か月ほど前、魔物の森の中央部に、洞窟が見つかり、その奥の竪穴を降りた先には、複雑に入り組む迷路の様な巨大ダンジョンが存在した。
その地下は、巨大鍾乳石が無数に連なる鍾乳洞だったが、そこで人工物と思われる石灰石の彫像が発見された。
魔物と動物しかいないと考えられていた魔物の森で、古代文明らしき遺跡がでたことで、モーリー王国は、莫大な報奨金を投じて、冒険者ギルドに、その地下洞窟の探索を依頼した。
メグ達『オリーブの芽』も直ぐに依頼を受注したが、最初のひと月半で受けられたのはたったの一度だけ。
ギルドは一日置きに地下洞窟の依頼をだしていたのだが、B級魔物を狩らなくとも、マップ作成や遺物収集で大金がもらえると、冒険者ギルド開店と同時に依頼がなくなる程の大人気だった。
その地下洞窟には、更に地下二階層も存在することが分かり、以降、その洞窟ダンジョンは、地下迷宮と呼ばれる様になる。
地下迷宮二階層は、溶岩の流れる川や池、突然吹き上げる間欠噴火口まである危険で過酷な灼熱の洞窟で、ここにも緊急避難所と思われる石造りの建造物や、溶岩を加工した石像等がいくつも発見され、更に地下三階層もありそうだと、分かってきた。
だが、ひと月半ほど経つと、その依頼の受注がぱたりと止まった。
地下二階層までのマップ作成が完了し、遺物もあらかた収集し終え、次は地下三階層の探索だったのだが、その地下三階へと繋がっていそうな通路に、門番でもするかのように、悪夢と名付けられたアンデッドの骸骨の魔物が待ち構えていたからだ。
その魔物は、動きはさほど速くはないが、幽霊の様に半透明化することができ、その状態では一切の攻撃が効かないという厄介な相手。攻撃を繰り出す時には、実体化しないとならないらしく、その敵の攻撃時に、反撃するしかないのだが、それもなかなか当てられない。
分身するかのように七体もの幻覚を作り出してから、実態化して、八体で一人を取り囲むようにして、巨大鎌を振り下ろす一撃必殺の攻撃をしてくる。
その鎌攻撃は致命的なので、避けるしかないが、交わしてから反撃に移ると、半透明化してしまい当たらない。しかも、交わした瞬間に、広範囲魔法攻撃しても、魔法は全く利かないし、たまたま打撃攻撃を当てられても、不死身の様に再生してしまうのだ。
ほとんどダメージを負わせられないまま、こちらが大怪我させられて、攻略することができなかった。
そんな訳で、それより先に進めず、任務遂行困難となって、誰も地下迷宮探索の依頼を受けるものがいなくなった。
その地下二階層のボスを攻略し、地下三階まで、進んだのが、メグたち『オリーブの芽』の四人組だった。
どんな攻撃をするのかを情報収集してから臨んだこともあり、幻影に囲まれた仲間は、回避に専念し、残り三人が実態化した瞬間に攻撃する作戦で挑んだ。
大鎌はかなり長距離に逃げても届くので、それでも怪我を負ったが、なんとか治癒魔法で回復できる程度の軽症で済む。
一方、骸骨の方は、再生するといっても、少しずつダメージを蓄積していく。メグやミラは一体、ケントは両手同時射撃で二体と、本体に当てられる確率は半分以下だが、それでもかなりの確率で攻撃を当てることができる。
しかも、リットは、火、風、水属性の魔法が利かないだけで、土魔法ならダメージを与えられる事も発見した。
それが分かってからは、メグも岩柱壁を出す作戦に切り替えた。岩柱壁は広範囲攻撃にもなるので、二体を巻き込む事ができるからだ。
これで、本体に当てられる確率は、更に八分の五、六まで高くなった。
だが、このままでは負けると悟った骸骨は、四人それぞれに、二体の幻影で切りかかる作戦に変更してきた。
二体なら、実態が分からずとも、切りつけることは可能だが、鎌攻撃を食らうと致命傷となる。かといって回避していては、ダメージを与えられない。
ケントとリットには、回避に専念してもらい、ミラは広範囲のハンマー回転で、鎌毎弾き飛ばして、二体を同時攻撃し、メグは紙一重で二方向の攻撃を交わし、反撃する作戦で対応した。
味方が怪我をする頻度が増し、敵は攻撃を食らう確率が低下することになって苦戦し、一時間半にも及ぶ長期戦になったが、徐々に弱らせていくことができ、あと一歩のところまで追い込んだ。
瀕死となった骸骨は、最後に、分身八体で四人を取り囲み、大鎌をブーメランの様に飛ばす新たな攻撃を繰り出した。
「伏せて」
とっさにメグは指示を出したが、ミラは既に回転攻撃に移っていて、目の前の一体に襲い掛かっていた。
鎌は水平に回転しているので、水平にハンマーを振り回しても、鎌を弾き返すことはできない。
その目の前の骸骨が本体だったので、ミラはその回転鎌攻撃を食らってしまったが、差し違える様にハンマーで殴り飛ばした。ナイトメアも、流石にもう再生もできず、塵になって消えていった。
その二階層ボスのナイトメアは、なんとA級魔物だったらしく、魔晶玉と呼ばれる直径数十センチもの青色のきらきらと輝く巨大な魔宝石の様な魔石を落とした。
斯くして、彼ら四人は、フェルニゲシュと同格のA級魔物の討伐に成功した。
といっても、全員が怪我を負い、動けない程の疲労困憊。ミラに至っては、治癒魔法で、出血は止まり、普通に歩ける位には回復したが、もうハンマーを振れない戦闘不能状態だった。
それでも、ボスが守っていたのは何だったのかを確認するため、地下三階層へと足を踏み入れた。
そこにあったのは、広大な空間が広がる古代文明の地下都市だった。各所に街灯があり、石造りの家が沢山建ち並んでいる。何千年前の物かは分からないが、外観はほとんど崩れることなく、残っていた。
その時は、五分もしない内に、C級魔物が八体もが、群れをなして襲撃してきて、急いで、逃げ帰り、何も探索はできずに終わったが、『オリーブの芽』は一躍有名になり、誰もが一目置く存在になった。
もう、『落ちこぼれの屁』とか『お荷物の屁』とか馬鹿にする者はいない。
ナイトメアがいなくなったことで、再び、地下迷宮の探索依頼を受ける強豪冒険者チームが現れることになったが、地下三階層に巣食う魔物は、地下二階層までとはまるで違っていていた。
地下一階層は、魔物の森とほぼ同じ様な魔物で、地下二階層は、それより少しB級魔物の出現頻度が増え、気性も荒く、見つかると追いかけてくるが、基本星四つ程度の魔物。
だが、地下三階層は、別世界だった。魔物の森では、単独行動しているC級魔物が、何かに怯える様に群れを組んで生活していて、B級魔物がうじゃうじゃいて、A級魔物まで徘徊していた。
そんな訳で、三階層の探索は、星五つと最高難度設定されることになったが、報奨金はさほど変わらないため、誰も依頼を受けるチームがいなくなってしまった。
だから、現状は『オリーブの芽』だけが、独占的に探索依頼を請け負っている状態になっている。
「今回で、二人同時にCランク昇格を果たすからね」
キース村の宿屋の入り口に、日の出前に、集合すると、メグはそう言って、眠そうな皆を鼓舞した。
前回も、三つの依頼を同時受注したが、今回は、破格の昇格ポイントを貰えるその最高難度の依頼を、なんと五つも纏めて受注している。三階層マップ完成、三階層の新たな遺物の収集、A級魔物討伐、三階層ボス攻略、四階層の遺物収集の五つだ。
前回の三階層探索の際、ナイトメアの様に、これより先への侵入を拒むボスが門番していたので、四階層もありそうだと、新たに二つの依頼が追加された。
最後の二つは、かなり達成が厳しい。
四階層への通路を守る門番は、ナイトメア以上に強い拳闘士型の素早い魔人だからだ。
前回は、A級魔物討伐直後だったこともあり、万全ではなかったが、こちらの攻撃を一つも当てられず、逆に顔面や腹に、強烈なパンチを何発も浴びせられ、手も足も出ず、命からがら逃げ帰ることとなった。
ケントがベルゼブブと命名したその魔人を、今回こそリベンジすると、念入りに攻略法を立てて臨んではいるが、正直、かなり厳しい戦いになると予想している。
この攻略まで達成できないと、リットはD級のままになってしまう。
因みに、依頼に対し一度も口出ししたことがなかったセージが、三階層ボス攻略には、猛反対してきた。あの魔人は、半分も力をだしていないので、絶対に敵わないから、それより先に進むのは諦めろと言ってきた。
あの魔人の事を知っているのかと訊くと、知らないが、S級の気がすると、要領を得ない回答で、とりあえず無視して受注はしたが、ナイトメアなんかと、比べ物にならない程の強敵なのは間違いない。
四人全員に、身体強化魔法を掛けると、日の出と共の、キース村の宿から飛び出していった。
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