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第二話
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転生したことに気付いてもう早い事で三年がたった頃には、少し今の生きてる所が異世界ではない事にオレは気付き始めていた。
そんなある日、オレはある人に出会った。
この家では今まで客人を見たことが無かったが、今日初めて見た。
その人は着物のような服を着ていて、以前歴史の本とかで見たような格好をしていた。
その人はオレを見るなり、ニコッと笑いかけて来た。
オレはその人の顔をどこかで見たような気がするも思い出せずにいた。
するとその人の後ろからひょこっとオレと同い年くらいの女の子が顔を覗かせる。
「ほら、香蓮あいさつなさい。」
その人がそう女の子に声を掛けると、女の子は前に出てきて、オレにあいさつをした。
「初めまして、藤井 香蓮です。」
そう言うと、深々とお辞儀をする。
オレも慌ててあいさつをする。
「成瀬 莉李です。」
オレも同じように深々と頭を下げた。
一度見つめ合うと、二人同時に笑っていた。
その日からよく香蓮はオレに会いに家へと来るようになった。
自然と香蓮とは話も合いすぐに仲良くなって行った。
「なぁ香蓮。」
「なに?莉李。」
「前から気にはなってたんだけど、今住んでるのって、なんて所か知ってるか?」
オレは香蓮に会ったその日から気になっていた事を聞いてみた。
「莉李は知らなかったの?ここは大日本帝国って言うところなんだよ。」
それを聞いた時オレの中で少し分からない事があった。
オレの知っている国は日本であり、大日本帝国ってなんだ?と考えていると、後ろから母さんが声を掛けてきた。
「莉李は知らなかったわね、ココはね大日本帝国って言って実は私たちの祖国ではないのよ。」
母さんのその言葉で少しだけ謎が解けた。
オレと香蓮の見た目が違うのは、国が違ったからだった。
見た目が違っても香蓮はとても仲良くしてくれた。
そんなある日、オレはある人に出会った。
この家では今まで客人を見たことが無かったが、今日初めて見た。
その人は着物のような服を着ていて、以前歴史の本とかで見たような格好をしていた。
その人はオレを見るなり、ニコッと笑いかけて来た。
オレはその人の顔をどこかで見たような気がするも思い出せずにいた。
するとその人の後ろからひょこっとオレと同い年くらいの女の子が顔を覗かせる。
「ほら、香蓮あいさつなさい。」
その人がそう女の子に声を掛けると、女の子は前に出てきて、オレにあいさつをした。
「初めまして、藤井 香蓮です。」
そう言うと、深々とお辞儀をする。
オレも慌ててあいさつをする。
「成瀬 莉李です。」
オレも同じように深々と頭を下げた。
一度見つめ合うと、二人同時に笑っていた。
その日からよく香蓮はオレに会いに家へと来るようになった。
自然と香蓮とは話も合いすぐに仲良くなって行った。
「なぁ香蓮。」
「なに?莉李。」
「前から気にはなってたんだけど、今住んでるのって、なんて所か知ってるか?」
オレは香蓮に会ったその日から気になっていた事を聞いてみた。
「莉李は知らなかったの?ここは大日本帝国って言うところなんだよ。」
それを聞いた時オレの中で少し分からない事があった。
オレの知っている国は日本であり、大日本帝国ってなんだ?と考えていると、後ろから母さんが声を掛けてきた。
「莉李は知らなかったわね、ココはね大日本帝国って言って実は私たちの祖国ではないのよ。」
母さんのその言葉で少しだけ謎が解けた。
オレと香蓮の見た目が違うのは、国が違ったからだった。
見た目が違っても香蓮はとても仲良くしてくれた。
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