スイッチ

ha-tsu

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第参話 あなたに会わなけりゃ(七) HAPPYEND??

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私は急いでタンスの奥からスイッチを取り出しと、説明書にもう一度目を通す。
「やっぱりこの前は気付かなかったけど、これやり直せるスイッチ?これさえ有れば過去に戻ってもう一度壱馬とやり直せる……」
私はそう思い壱馬と初めて出会った時の事を思い出していた。
思い出しながら私は、少し考え直してしまった。
もしここでこのスイッチを使ったら、苦しかった事と共に、楽しかった思い出までもが消えてしまう事に気付いたのだ。
私は迷いながら、今までの壱馬との思い出を思い出しながら気付く。
「……そっか、壱馬の事で苦しかったのは多分最近だけだったのかも……」
そう思い最近の自分の行動とかも思い返した。
「私もダメなとことあったのかな?」
そう思い自然と指がスイッチから離れていった。
気がつけばその場からスイッチは消えていた。
その後私はもう一度壱馬と話し合うことにした。
「壱馬……今回の事なんだけど……ゴメンなさい、私のちょっとした行動で壱馬の事とても傷つけたと思ってる……」
私は素直に壱馬に謝り深々と頭を下げた。
「……今回の事は本気で頭にきてるけど……よくよく考えたらおかしいやんなぁ……オレにこの写真持ってきたやつ思い出したらここに写ってる男やったし。」
私はそれを聞いてショックだった。
「おまえ何か利用されてるんちゃうんか?」
壱馬のその言葉が私の中でずっと引っかかってしまった。
数日後職場に行くと、何だかいつもと違う雰囲気が漂っていた。
私は一番仲のいいパートの人に何があったのか聞く事にした。
「ねぇ……今日なんだかいつもと違うんだけど……何かあったの?」
私の問いかけに少しして、口を開く。
「私もチラッとしか聞いてないけど、店長ね前の店でパートの人五人と肉体関係があったらしいのね、で、この店でも昨日発覚しただけで三股かけてたみたいよ。」
私はそれを聞いて一瞬ドキッとするも、冷静に考えれば当事者に言う話では無いので、私の事ではないとすぐに気づく。
私は冷静に考えて、もう店長との事を忘れこれからは、壱馬との時間を大切にしようと思った。
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