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戦うお兄ちゃん
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戦士であり、パーティーのリーダーである啓次郎の必殺技がきまった!!
ぐああっs。
イカと牛が合体したような姿の敵が断末魔の叫びをあげて、きえていく。
「やったあ。とうとう中ボスを倒したぞ!みんな、ありがとうーーばんざーーい」
思い切り、両手を伸ばしたとたん、頭に強い衝撃を受けた。
イタタタ。。
寝ぼけて腕を伸ばした拍子に ベッドの上においてあった目覚まし時計を落としたようだ。
鏡をみると、
おでこから、血がでていた。
「なんだ。夢かよ。せっかく倒したと思ったのに」
ぶつぶつ言いながら、キッチンにむかうと、母が朝食の用意をしていた。
「かあちゃん。バンソウコウどこ?」
「怪我したの?どこ?」
そういって、おでこの傷をみると、
にやりと笑い
「しろまほーー。ナオーレー」
ピシャリと、おでこを叩いた。
「アホか! なおんねーよ。痛ってえな」
「あはは。さっき、ミチルが薬箱もってったわよ。もらっといで(笑)」
ミチルはまだ3才になったばかりの妹だ。薬をオモチャがわりにしてちゃ危ないじゃないか。
ミチルのへやにいくと、案の定、薬を全部ぶちまけていた。
「あーーあ。だめじゃないか。ちらかしてー」
ミチルは啓次郎の顔をみると
「にいしゃん、おでこ、ケガしてましゅねー」
といって、指をのばした。そして、
「キュアキュアケアリーン」
と、魔法少女のような呪文をいう。
あの親にしてこの娘ありだ。
「いや。バンソウコウをね。。。」
「にいしゃん、なおったよー」
ミチルがニコニコしていた。
鏡をのぞいてみる。
おでこの傷はすっかり消えていた。痛みもまったくない。
なんてこった。うちには本物の白魔導師がいるらしい。
ぐああっs。
イカと牛が合体したような姿の敵が断末魔の叫びをあげて、きえていく。
「やったあ。とうとう中ボスを倒したぞ!みんな、ありがとうーーばんざーーい」
思い切り、両手を伸ばしたとたん、頭に強い衝撃を受けた。
イタタタ。。
寝ぼけて腕を伸ばした拍子に ベッドの上においてあった目覚まし時計を落としたようだ。
鏡をみると、
おでこから、血がでていた。
「なんだ。夢かよ。せっかく倒したと思ったのに」
ぶつぶつ言いながら、キッチンにむかうと、母が朝食の用意をしていた。
「かあちゃん。バンソウコウどこ?」
「怪我したの?どこ?」
そういって、おでこの傷をみると、
にやりと笑い
「しろまほーー。ナオーレー」
ピシャリと、おでこを叩いた。
「アホか! なおんねーよ。痛ってえな」
「あはは。さっき、ミチルが薬箱もってったわよ。もらっといで(笑)」
ミチルはまだ3才になったばかりの妹だ。薬をオモチャがわりにしてちゃ危ないじゃないか。
ミチルのへやにいくと、案の定、薬を全部ぶちまけていた。
「あーーあ。だめじゃないか。ちらかしてー」
ミチルは啓次郎の顔をみると
「にいしゃん、おでこ、ケガしてましゅねー」
といって、指をのばした。そして、
「キュアキュアケアリーン」
と、魔法少女のような呪文をいう。
あの親にしてこの娘ありだ。
「いや。バンソウコウをね。。。」
「にいしゃん、なおったよー」
ミチルがニコニコしていた。
鏡をのぞいてみる。
おでこの傷はすっかり消えていた。痛みもまったくない。
なんてこった。うちには本物の白魔導師がいるらしい。
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