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第10話 白衣の王子様
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深い眠りから目を覚まし、まだ意識がぼんやりとした少女の瞳がまず最初に捉えたものは一人の見知らぬ人間の男の姿だった。
物憂げに遠くを見ながら、何も言わずに朱い灯に照らされているその姿は、少女にはとても奇矯に見えたのだが、一方で不思議に少女の心を惹くものがあった。
男はじっと向けられた少女の視線に気がつき、そちらにむけて何かを言ったのだが、少女にはその言葉の意味がすこしも理解できなかった。
男が立ち上がり、少女の元に近寄ってくる。
少女はそれに反射的に起き上がって距離を取ろうとしたのだが、全身が鉛のように重く、手足すら満足に動かないことに気がつき、男が自分の隣に来るまでどうすることもできなかった。
近づいた男は自分よりもはるかに大きく、その手を自分の頭に近づけようとしてきたので、怖くなって不意に拒絶の言葉がもれた。
「いやっ……!」
すると男は驚き、そして何かに気がついたような顔でもう一度言葉を発した。
「具合はどうかね」
今度の言葉は彼女にも意味がわかった。
自分の心配をしてくれているのだ。
そこで初めて今の自分の状況を飲み込み始めた。
村全体を襲った熱病に、自分も患いながら一人で遠く離れた人間の町へ助けを求めに出たはいいもの、その途中で力尽き、木陰で休んだまま動けなくなったことを。
思えば身体はまだ動かないものの、ずっと苦しんでいた高熱や悪寒はすっかりなくなり、意識もはっきりしている。
あの熱病が自然に治る病気ではないことは身に染みるほど知っている。
ならば、目の前のこの人間が何か治療をしてくれたのだ。
「あなたは誰……? お医者様?」
「正しく言えば私は医者ではないが、病気については普通の人よりは知っている。すこしだけ君の身体の熱を測らせてもらってもいいだろうか?」
「う、うん……」
そう言って男は優しく少女の額に手で触れる。
彼女の父親と同じくらい大きくて、優しい手のひら。
そうだ、親だ。
「もう熱は完全に引いたようだ。あとはしっかり休めば元気になるだろう」
手を戻し、優しく自分に語り掛ける男に、少女は思い出したことを告げる。
「あ、あの! あなたがわたしを治したの⁉」
「そういうことになる」
「お願い! 父と母を、いえ、村のみんなを助けて……っ!」
******
「君の事情はよくわかったよ」
少女が必死に訴えてくる話を真剣な面持ちで聞く京一郎。
だが、彼はとっくに彼女のすべての事情は把握済みなので、どんな厚かましい面の皮なのかということではあるのだが。
しかし、重病人に勝手にナノマシンを打ち込み、拷問のような苦痛の果てに無理やり彼女のプライバシーを暴いて入手したなどと、決してその本人に知られる訳にはいかないのだ。
「お願いです、村のみんなを助けて……」
「ああ、かまわない。夜が明けたら君の村に案内してもらえないかな」
「うん!」
感極まって涙を浮かべ、寝たまま懇願する少女。
すぐ了承したのは、彼にとってせめてもの罪滅ぼしのようなものだった。
「そうだ、君の名前を聞いていなかった」
「アーヤ。アジニ村のアーヤ」
もちろん敬一郎はその名前だってすでに知っていた。
その上であえて自分から聞くことでアリバイを重ねたのだ。
「あなたの名前も聞いていい?」
「私か。私の名前は深山京一郎だ」
「ミヤマキョウ・イチロー?」
この世界では聞きなれない名前なのだろう。
「キョウイチロウ……言いにくいのならただの先生でいい。その方が言われ慣れている」
「わかった、先生。どうかお願い……」
彼女の願いにこたえなければと、しっかりと頷く京一郎。
「さぁ、君は病み上がりだ。もうしっかり寝たほうがいい。すべては明日になってからだ」
「うん……」
彼女は再び瞼を閉じると、そのまま軽い寝息を立ててすぐに眠りに落ちていった。
「さて、火の番を続けよう」
京一郎は定位置に戻る。
本来なら彼も寝なければならないように思えるが、交代要員が居ないので一人で寝ずの番をする必要がある。
幸いなことに脳に定着したナノマシンを使えば数日間は睡眠をとらなくても問題がない。
彼は揺れる炎を眺めながら、今後のことをぼんやりと考えていた。
******
昏い草原に朝日が昇った。
焚き火のおかげか、あの後は獣のようなものが近づいて来ることは無かった。
「う……うーん……」
横からの強い光が目元にかかったアーヤが、その目を覚ました。
「うんしょ……痛っ」
無理に上体を起こしたが、身体の節々がまだ痛むようだ。
熱病のせいもあるだろうが、ナノマシンの激痛で暴れた時の筋肉痛も加わっているだろう。
「まだ無理は禁物だよ」
京一郎が彼女の肩を支えて心配そうに窘める。
一体、どの口が言うのか。
「うん、先生」
素直に頷くアーヤ。
本当にいい子である。
横の大人にも見習わせたいくらいだ。
「でも、まだ足が痛い……歩けないかも……」
特に下半身はよく暴れたせいもあるのだろう。
「心配しなくていい。村までは君を負ぶっていくつもりだ」
「そんな……村まで結構距離あるよ」
「大丈夫、私にとって君の身体なんて軽いものだよ」
たとえナノマシンの強化がなくても、この対格差なら苦ではない。
その時、ぐーっと彼女のお腹から音がした。
「っ⁉」
「身体が起き始めた証拠だ。朝食を用意しよう。幸いその白衣に昨日集めた果実がまだ残っているはずだ」
「白いローブ……これ先生の?」
「毛布には程遠かったと思うが」
「ううん、温かった」
京一郎がアーヤから白衣を手渡されると、バッっと慣れた手際で白衣に袖を通す。
それを何か言いたげな面持ちで見上げるアーヤ。
(なんか、かっこいい……)
「どうした?」
「え、あ、いえっ! 何でもないの!」
「そうか……何か困ったことがあったら何でも言いなさい」
「うん……」
そう返事をしながらアーヤは赤くなって下を向いてしまった。
京一郎には彼女の心情がよくわからなかったが特に気にしないようにした。
「プモ……」
その時、小さな鳴き声があがった。
「あ、プモウル」
「そいつ、なんだか私に懐いてしまってね」
「野生のプモウルは珍しいの。都会ではペットにされてるって聞くけど」
「プモォ~ン」
アーヤが丸い肉玉の毛並みを整えてるように撫でてやると、気持ちよさそうにされるがままになっている。
「むしろ野生で生きていけるのか、こいつは……」
京一郎には甚だ疑問であった。
そんな余計な疑問は永久に放っておいて、彼は朝食の用意をし始めた。
昨夜と同じ果実の蒸し焼きである。
「わたしはムクの実大好き。でも、そのままだと美味しくないから、わたしの村ではよく煮込んで食べるの」
「ジャムみたいなものか」
「じゃむ……?」
「ああ、僕の故郷の料理だよ」
「へぇ~」
蒸しあがった実を二人で食べながら、アーヤはよく話しかけてくれる。
京一郎にとって彼女の事情はわざわざ聞かなくても脳内で情報を検索すればすぐわかることではあった。
しかし、人間にはコミュニケーションが必要なのだ。
アーヤにとっても京一郎にとっても、寂しさや不安を忘れるために。
二人とも果実を食べ終わり、京一郎は燃え尽きた焚き火に土をかけて後始末をする。
「さて、時間が惜しい。そろそろ出発しよう」
「うん!」
京一郎がアーヤの前で背を向けてしゃがむ。
まだ足に十分な力が入らない彼女は、京一郎の首に回した腕に力を込めて必死にしがみつく。
彼女が自分の背に取りついたのを確認すると彼女の太ももを持って、バランスを崩さぬように立ち上がった。
「大丈夫ですか? わたし、重くない?」
「大丈夫だ、問題ない。それよりも少しの間だけ、しっかりしがみついてくれないか?」
「うん、わかった」
彼女の身体が密着する。
そこにけっしてやらしい気持ちなどはない。
京一郎は白衣のすそを持ち、彼女の腰からお尻を包むように裏返して持ち上げると、すその端を前にもってきて自分の胸元でしっかりと結ぶ。
白衣を利用した簡易な背負子だ。
これならしがみつく彼女の負担もかなり減るだろう。
「アーヤ君、きつくはないか?」
「うん、大丈夫」
「それではいこうか」
「プモォ~!」
「お前も来るのか……」
このトンチキ肉玉も二人について来るつもりらしい。
「まあ、いいか」
いざとなったら食料にでもなってもらおう。
京一郎はアーヤが指差す方向へ歩き始めた。
物憂げに遠くを見ながら、何も言わずに朱い灯に照らされているその姿は、少女にはとても奇矯に見えたのだが、一方で不思議に少女の心を惹くものがあった。
男はじっと向けられた少女の視線に気がつき、そちらにむけて何かを言ったのだが、少女にはその言葉の意味がすこしも理解できなかった。
男が立ち上がり、少女の元に近寄ってくる。
少女はそれに反射的に起き上がって距離を取ろうとしたのだが、全身が鉛のように重く、手足すら満足に動かないことに気がつき、男が自分の隣に来るまでどうすることもできなかった。
近づいた男は自分よりもはるかに大きく、その手を自分の頭に近づけようとしてきたので、怖くなって不意に拒絶の言葉がもれた。
「いやっ……!」
すると男は驚き、そして何かに気がついたような顔でもう一度言葉を発した。
「具合はどうかね」
今度の言葉は彼女にも意味がわかった。
自分の心配をしてくれているのだ。
そこで初めて今の自分の状況を飲み込み始めた。
村全体を襲った熱病に、自分も患いながら一人で遠く離れた人間の町へ助けを求めに出たはいいもの、その途中で力尽き、木陰で休んだまま動けなくなったことを。
思えば身体はまだ動かないものの、ずっと苦しんでいた高熱や悪寒はすっかりなくなり、意識もはっきりしている。
あの熱病が自然に治る病気ではないことは身に染みるほど知っている。
ならば、目の前のこの人間が何か治療をしてくれたのだ。
「あなたは誰……? お医者様?」
「正しく言えば私は医者ではないが、病気については普通の人よりは知っている。すこしだけ君の身体の熱を測らせてもらってもいいだろうか?」
「う、うん……」
そう言って男は優しく少女の額に手で触れる。
彼女の父親と同じくらい大きくて、優しい手のひら。
そうだ、親だ。
「もう熱は完全に引いたようだ。あとはしっかり休めば元気になるだろう」
手を戻し、優しく自分に語り掛ける男に、少女は思い出したことを告げる。
「あ、あの! あなたがわたしを治したの⁉」
「そういうことになる」
「お願い! 父と母を、いえ、村のみんなを助けて……っ!」
******
「君の事情はよくわかったよ」
少女が必死に訴えてくる話を真剣な面持ちで聞く京一郎。
だが、彼はとっくに彼女のすべての事情は把握済みなので、どんな厚かましい面の皮なのかということではあるのだが。
しかし、重病人に勝手にナノマシンを打ち込み、拷問のような苦痛の果てに無理やり彼女のプライバシーを暴いて入手したなどと、決してその本人に知られる訳にはいかないのだ。
「お願いです、村のみんなを助けて……」
「ああ、かまわない。夜が明けたら君の村に案内してもらえないかな」
「うん!」
感極まって涙を浮かべ、寝たまま懇願する少女。
すぐ了承したのは、彼にとってせめてもの罪滅ぼしのようなものだった。
「そうだ、君の名前を聞いていなかった」
「アーヤ。アジニ村のアーヤ」
もちろん敬一郎はその名前だってすでに知っていた。
その上であえて自分から聞くことでアリバイを重ねたのだ。
「あなたの名前も聞いていい?」
「私か。私の名前は深山京一郎だ」
「ミヤマキョウ・イチロー?」
この世界では聞きなれない名前なのだろう。
「キョウイチロウ……言いにくいのならただの先生でいい。その方が言われ慣れている」
「わかった、先生。どうかお願い……」
彼女の願いにこたえなければと、しっかりと頷く京一郎。
「さぁ、君は病み上がりだ。もうしっかり寝たほうがいい。すべては明日になってからだ」
「うん……」
彼女は再び瞼を閉じると、そのまま軽い寝息を立ててすぐに眠りに落ちていった。
「さて、火の番を続けよう」
京一郎は定位置に戻る。
本来なら彼も寝なければならないように思えるが、交代要員が居ないので一人で寝ずの番をする必要がある。
幸いなことに脳に定着したナノマシンを使えば数日間は睡眠をとらなくても問題がない。
彼は揺れる炎を眺めながら、今後のことをぼんやりと考えていた。
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昏い草原に朝日が昇った。
焚き火のおかげか、あの後は獣のようなものが近づいて来ることは無かった。
「う……うーん……」
横からの強い光が目元にかかったアーヤが、その目を覚ました。
「うんしょ……痛っ」
無理に上体を起こしたが、身体の節々がまだ痛むようだ。
熱病のせいもあるだろうが、ナノマシンの激痛で暴れた時の筋肉痛も加わっているだろう。
「まだ無理は禁物だよ」
京一郎が彼女の肩を支えて心配そうに窘める。
一体、どの口が言うのか。
「うん、先生」
素直に頷くアーヤ。
本当にいい子である。
横の大人にも見習わせたいくらいだ。
「でも、まだ足が痛い……歩けないかも……」
特に下半身はよく暴れたせいもあるのだろう。
「心配しなくていい。村までは君を負ぶっていくつもりだ」
「そんな……村まで結構距離あるよ」
「大丈夫、私にとって君の身体なんて軽いものだよ」
たとえナノマシンの強化がなくても、この対格差なら苦ではない。
その時、ぐーっと彼女のお腹から音がした。
「っ⁉」
「身体が起き始めた証拠だ。朝食を用意しよう。幸いその白衣に昨日集めた果実がまだ残っているはずだ」
「白いローブ……これ先生の?」
「毛布には程遠かったと思うが」
「ううん、温かった」
京一郎がアーヤから白衣を手渡されると、バッっと慣れた手際で白衣に袖を通す。
それを何か言いたげな面持ちで見上げるアーヤ。
(なんか、かっこいい……)
「どうした?」
「え、あ、いえっ! 何でもないの!」
「そうか……何か困ったことがあったら何でも言いなさい」
「うん……」
そう返事をしながらアーヤは赤くなって下を向いてしまった。
京一郎には彼女の心情がよくわからなかったが特に気にしないようにした。
「プモ……」
その時、小さな鳴き声があがった。
「あ、プモウル」
「そいつ、なんだか私に懐いてしまってね」
「野生のプモウルは珍しいの。都会ではペットにされてるって聞くけど」
「プモォ~ン」
アーヤが丸い肉玉の毛並みを整えてるように撫でてやると、気持ちよさそうにされるがままになっている。
「むしろ野生で生きていけるのか、こいつは……」
京一郎には甚だ疑問であった。
そんな余計な疑問は永久に放っておいて、彼は朝食の用意をし始めた。
昨夜と同じ果実の蒸し焼きである。
「わたしはムクの実大好き。でも、そのままだと美味しくないから、わたしの村ではよく煮込んで食べるの」
「ジャムみたいなものか」
「じゃむ……?」
「ああ、僕の故郷の料理だよ」
「へぇ~」
蒸しあがった実を二人で食べながら、アーヤはよく話しかけてくれる。
京一郎にとって彼女の事情はわざわざ聞かなくても脳内で情報を検索すればすぐわかることではあった。
しかし、人間にはコミュニケーションが必要なのだ。
アーヤにとっても京一郎にとっても、寂しさや不安を忘れるために。
二人とも果実を食べ終わり、京一郎は燃え尽きた焚き火に土をかけて後始末をする。
「さて、時間が惜しい。そろそろ出発しよう」
「うん!」
京一郎がアーヤの前で背を向けてしゃがむ。
まだ足に十分な力が入らない彼女は、京一郎の首に回した腕に力を込めて必死にしがみつく。
彼女が自分の背に取りついたのを確認すると彼女の太ももを持って、バランスを崩さぬように立ち上がった。
「大丈夫ですか? わたし、重くない?」
「大丈夫だ、問題ない。それよりも少しの間だけ、しっかりしがみついてくれないか?」
「うん、わかった」
彼女の身体が密着する。
そこにけっしてやらしい気持ちなどはない。
京一郎は白衣のすそを持ち、彼女の腰からお尻を包むように裏返して持ち上げると、すその端を前にもってきて自分の胸元でしっかりと結ぶ。
白衣を利用した簡易な背負子だ。
これならしがみつく彼女の負担もかなり減るだろう。
「アーヤ君、きつくはないか?」
「うん、大丈夫」
「それではいこうか」
「プモォ~!」
「お前も来るのか……」
このトンチキ肉玉も二人について来るつもりらしい。
「まあ、いいか」
いざとなったら食料にでもなってもらおう。
京一郎はアーヤが指差す方向へ歩き始めた。
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