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〜ルシウス視点〜
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しおりを挟むレミリアとの初めての朝を終えて学園に到着する。
学園に到着し、馬車からおりると、周りからの視線が注がれていた。昨日の事があるからだろうが、レミリアにも向けられる視線を不快に思った。
「レミリアっ」
そんな中、レミリアを呼ぶ声がした方を見ると、ロドバス嬢がレミリアに駆け寄ってきた。レミリアは、かけよるアビゲイルを受け止めようとしていたので、ルシウスはレミリアの腰を引いて抱き寄せる。
「ちょっとっ」
レミリアにだきつけずにロドバス嬢は勢いをとめ、阻止したこちらにつっかかってきた。
「前も言ったはずだが学習しないのか?レミリアが怪我をするから気をつけてくれ。抱きつくなら自分の婚約者にするんだな」
昨日の今日でロドバス嬢がだきつけば、レミリアの身体に響いてしまう。負担をかけたのは自分だが、自分以外はもはや嫉妬対象だった。
抱きつくなら、婚約者がいるのだからと、そっちでちゃんと満たしてやってほしいとルシウスは思った。
「なっ、そんなのしないわよ」
ロドバス嬢はルシウスの言葉に赤面して、またうるさい。
「そうか、だがレミリアは俺のだから、もう抱きつかないでくれ」
ルシウスはロドバス嬢に言い切りながら、レミリアをさらに引き寄せ、堂々とレミリアは自分のだと、独占欲をみせつけた。
「っ・・・独占欲があからさますぎるわ。そんな束縛は嫌われてしまうんじゃないかしら。レミリアも嫌なら嫌っていっていいのよ」
ロドバス嬢の言葉に、ルシウスは人前でやりすぎてしまったかと焦り問いかける。
「いやだったか?」
「・・・いやじゃないわ。でもアビーも大切な友人だから、わかってあげてほしいの」
異性であろうと触れるのも自分だけでありたかったが、ルシウスをうけ入れてくれたレミリアのお願いに、わかったと今は我慢した。本当は誰の目にも触れさせたくはないが致し方ない。
だが、ちゃんとあとで自分にもかまってほしいとも伝えると、レミリアは照れるように頷いてくれた。
「それより、アックから聞いたんだけど、あの子が2人の妹って本当なの?」
ルシウスにエスコートされながら教室に向かう途中で、ロドバス嬢が小声でレミリアに聞いてきた。もちろん隣にいるため、小声であってもちゃんと聞こえる。
「そうみたい・・・。私はあの子と話をしたわけでもないし、妹という実感はわかないけれど。でもルシウスが何故あの子の側にいたのか理由がわかって安心したわ」
レミリアの言葉にルシウスの身体が少し強張った。レミリアと話しをして不安にさせてしまっていた自分が情けなくて、自分で自分を殴りたくなった。
「ってことは・・・レミリアと私は親戚になるのね。遠いけど」
ロドバス嬢は気が早いだろうと思う事を、嬉しそうにレミリアに言った。ロドバス嬢はレミリアとは正反対の、だいぶポジティブな性格をしている。
ロドバス嬢的には、自分の兄であるアイザックとレミリアを婚約させて義姉妹になりたかったのは知っていたが、とりあえず遠くても親戚という間柄でロドバス嬢は妥協したようだった。
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