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50. 意地悪 *R18
しおりを挟むキール様のいきなりの質問にシルフィは驚き、戸惑った。
「あっ、あの・・・嫌ではありません。えっと・・・私もよくわからない感覚だったので・・・。でもキール様とだから・・・嫌なんて思いませんでした」
シルフィは、思い出すだけでも恥ずかしくて、顔が赤くなる。けれどキール様が気にしてはいけないと思って、きちんと気持ちは伝えた。
「嫌になっていないなら・・・よかった。いずれ結婚後はあれ以上の事をするから・・・行為が嫌になったり、自分が嫌われてないかどうか気になっていた・・・」
キール様は椅子から立って近寄ってきた。
「君と、今後触れ合えなかったらと・・・触れても構わないか?」
キールはシルフィの前に来ると、了承をとって手に触れてきた。シルフィを引き寄せて抱きしめる。
「キール様が、毎日来てくれているとは知らず・・・痴態を晒して、嫌われてしまったのかもと思っていました」
キール様に抱きしめられ、安心して本音がでてしまう。
「嫌いになるはずがない・・・むしろ・・・」
キール様は顔を背けて言葉を濁す。
「・・・むしろ、なんですか?」
キール様から少し離れて顔をみあげた。
「・・・あの姿を見て、・・・触れてしまってから、俺はおかしいようだ。シルフィのあの姿ばかり考えてしまって・・・どうしようもなく、また触れたいと、我慢が・・・ちょっとな」
キール様の発言は恥ずかしいものだったが。シルフィはキール様と会えなかった事もあり、求められて嬉しかった。
キール様を見上げると、熱のこもった瞳が見てきていた。獲物を逃さないようにと捕まえているようで・・・シルフィも同じ熱に浮かされそうだ・・・。
どちらからともなく、2人の唇が近づき口づけを交わす。会えなかった分、性急に求められる。口付けているだけで、キール様への思いが溢れそうだ。
キール様の口付け首元に下がってきて、シルフィは理性が働く。
「だっだめですッ。ここじゃ誰かにみられてしまいますッ」
「大丈夫だ。父に・・・遮断と防音の魔法を習ったんだ・・・見られなかったら、もっと触れてもいいか?」
「ッ、キール様ッ、意地悪です」
「そうだな・・・俺は意地が悪いらしい」
キール様の口角が上がる。
「認めたからって、開き直らないでください。アッ」
キール様は、シルフィの身体を刺激するように肌が見える所に口付けしだす。
「意地悪な俺はいやだろうか」
音を立てて口付けを身体に落としてくる。
「そんな事は・・・ないです」
キール様は返事を聞くと、ドレスをはだけさせてシルフィをさらに堪能するのだった。
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