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一年生
戦乙女の覚醒です!
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今日は学園に来てから初めての休みだ。
ウキウキしながら私服に着替えて街へと出ると、暖かい光が体中に注いで気持ちがいい。
そして少し歩いてみると、すれ違う人は優しそうなひとが多いように感じる。
「ファーナの街もこんな街だったのかな?」
分からない……
悲しい気持ちが伝わってくる。
「まあ焦らなくてもいいさ」
はい、マスター……
気を取り直して街を一週してみたが、特に目新しい発見は無かった。
そんなときに、偶然サリアに出会う。
相変わらず大きいな……そう少し心に思っただけなのだが、
マスター、えっち……
と、非難される。
仕方ないだろ!男の子だよ!?
シンプルな白シャツにハーフパンツ。
女の子らしさが全くない格好だが、パツンパツンの胸元で女の子感が抜群です。
「こんにちは」
「……」
素通りされた……
一応挨拶くらいしろよ……泣くぞ?
無理に話しかけても無駄だと悟った俺は、散策に戻る。
街の中は一通り回ったので外に出てみると、草原が広がる中に丘があった。
そういえばファーナの墓は丘にあったな……
「丘にまで行ってみるか?」
はい、マスター……
街から出て丘の上にたどり着くと先客がいた。
赤いポニーテールが揺れているのを見て、フレアだと分かる。
学園の運動着を着て素振りをしているようだ。
「こんにちは、フレア」
素振りを止め、こちらを見る。
汗で濡れた凛々しい顔に美しさを感じてしまい、少し気恥ずかしい。
「……なんだ、私は忙しい」
だが、冷たくあしらわれてしまう……
まあ無視されないだけマシか。
「一つだけ聞いていい?」
「何をだ?」
「なんで君みたいな子が学園に入学したのか、教えてほしいんだけど」
「何故貴様に教えなければならん?」
「知りたいから。クラスメイトでライバルだしね」
一瞬キョトンとしたが、すぐに笑いだした。
初めて見る笑顔はとても可愛い。
「貴様Dランクだろう?相手にもならない」
「じゃあ教えてくれても良いんじゃない?せっかく二人で会えたんだし、何かの縁だと思ってさ」
「……うるさい奴だな。訓練にならん」
そう言うと、観念したように話し出す。
「私の家系は騎士だ。だが平和な世で騎士は衰退している。私の家も無くなるかもしれんが、そうはしたくない。なぜなら、得た力は奪うものではない、大切なものを守るためにある。この言葉を伝えていきたい。この言葉を教えてくれた私が尊敬する騎士。戦乙女と呼ばれた女騎士の為にも……」
ポカーンとしてしまった……
「なんだ?その顔は?聞いておいて興味がないのか、貴様は」
怒った表情で睨んでくるフレア。
そんな彼女の肩を両手で掴み、問いかける。
「なっ、なにをする!」
「教えてくれ!その戦乙女の名前を!」
「は、離せ!」
その言葉とともに振りほどかれる。
あっさりと力負けしてしまったが、気落ちする暇はない。
「全く!何故そんなに気になるんだ!貴様には関係ない話だろう!」
「君の生まれた場所には、小さな丘があり一番高い所にお墓がないか?」
「何っ……?」
少し驚いた様子でこちらを見てくる。
初めて彼女と視線が交わったようだ。
「貴様が何故それを知っている?私の出身地など知らんはずだろう」
「俺の召喚獣がリビングメイルだって知っているよな?」
「ああ、Dランクのだろう?」
「夢を見たんだ、おそらく彼女の生前の夢を。そこで彼女の生き様を見た。ただ彼女自身は自分の名前、顔を覚えていないようで分からないんだ」
「そんな夢物語が信じられるか!戦乙女を愚弄するな!」
「人々を守り、教え、導いてくれた戦乙女、ここに眠る。私達はいつまでも語り継いでいきます。この丘で見守りください。だったかな?」
俺は碑文に書かれていた文章を伝えた。
すると彼女の顔色は真っ青になっていく。
「本当に、リビングメイルになっているというのか?ならば何を無念に思い、さまよっているというのだ?もしかして、私たちが不甲斐ないということで……」
「それは違う。彼女が無念に思っているのは故郷の王であるお父さんを、そして国民を守れなかったこと。君たちのことじゃない。彼女は言っていた、最期の言葉で。自分の国の誇り、魂を伝えることが出来たって満足そうだった」
「そうか……少し悲しいが、ほっとしたという気持ちもある」
複雑な表情で微笑む。
「……教えてくれないか?君の尊敬する戦乙女の名前を」
「そうだな。貴様には知る権利があるらしい。私の尊敬する戦乙女の名は……」
ごくっと唾を飲んだ。
「オーレリア・シェルト・ハーランド」
と、フレアは名を告げた。
その瞬間、俺はドクンと鼓動を感じる。
何かが動き出すような力強い鼓動だ。
それとともに俺の心の中を満ちていく。
優しくて暖かい気持ちが闇を祓う光のように。
「何か特別なことが起こったようだな?」
「ああ、思い出したみたいだ。今までより彼女の存在が大きくなっている」
彼女は片膝を地面につけ、座り込む。
まるで王に誓う騎士の様に。
「オーレリア様。貴方の魂は今なお受け継がれています。私達の先祖を守っていただき、ありがとうございました」
……良かった。
ファーナが呟く(オーレリアか?)
「良かった、だってさ」
「そうか、嬉しく思う。ところで貴様の名はカイだったか?」
「そうだけど?」
「オーレリア様を頼む。そして良い話を聞かせてくれてありがとう。感謝する」
それは最初の皮肉めいた笑顔ではなく、心からの笑顔だった。
「……綺麗だな、フレアは」
「なっ、なにを言うか!?貴様は!?いきなりにもほどがある!」
「いや、素直に思っただけだから」
赤い顔のフレアは、
「ふん!失礼する!」
といい、丘を下っていった。
マスター、素直に言い過ぎですよ?
たどたどしさが消えたファーナの声が聞こえる。
そうか?
そうですよ。あんなに真っ直ぐ言われたら照れるものです。
しかし流暢にしゃべる様になったな。
ええ、全部思い出したので。
それは良かったな。名前はどうする?オーレリアにするか?
ファーナがいいです。
マスターがつけてくれた名前ですから。
そう言ってくれると嬉しいな。改めてこれからもよろしく!
はい!
初めての休日は有意義な一日となった。
ファーナの名前を知ることが出来た、それだけで最高の気分だ。
そして記憶を取り戻したファーナは新しいスキルを使うことが出来るだろう。
そう思った俺は夜にファーナを呼び出して、リーディングを唱えた。
攻撃1500
防御1200
素早さ800
魔力1000
スキル 光の剣(多重召喚)
光破斬
イージスの盾
耐久性補助スキルLV3
称号 戦乙女 誇り高き魂の主
つっよ!?
倍くらいになってるかな?と思ったら想像の遥か上にいた!
新スキルもあるし、これなら高ランクの召喚獣にだって負けはしないぜ!
ファーナ、これからも力を貸してくれよな!
いえ、私こそ選んでいただいた上、名前まで思い出させてもらいありがとうございます。
ところで顔も思い出した?
はい、一応再現可能ですが……
ちょっと見てみたいなぁ。
……笑ったりしませんか?
しないよ。
兜を取るファーナ。
幽体だろうか?少し透けて見えるがその顔立ちはよく分かる。
年は20代半ばくらい。
金髪のロングストレートで目は優しさを感じながらも凛々しい。
恥ずかしそうにうつむきながら、こちらを見ている。
……綺麗ですね。
思わず敬語になってしまった。
だからそんなに真っ直ぐに言わないでください!
慌てた様子で兜を着け、顔を隠した。
可愛い。
そして俺は彼女を見ながら考える。
ファーナは十分に強くなり、その強さは他の高ランクの召喚獣にも引けを取らないだろう。
後は俺の召喚士としての資質次第だな。
よし、学園最強を目指してやる!
(しかし、綺麗だったな……おっぱいはどれくらいあるんだろう?)
俺が良からぬことを考えた瞬間。
「いだぁぁぁ!?」
目の前からファーナの腕が現れ、頭部を殴られた。
「なにすんの!?」
いやらしいことを考えた罰です!
「考えるくらいいいじゃないかぁぁぁ!」
どうやらこれまで以上に思考にも気をつけないといけないようだ。
ウキウキしながら私服に着替えて街へと出ると、暖かい光が体中に注いで気持ちがいい。
そして少し歩いてみると、すれ違う人は優しそうなひとが多いように感じる。
「ファーナの街もこんな街だったのかな?」
分からない……
悲しい気持ちが伝わってくる。
「まあ焦らなくてもいいさ」
はい、マスター……
気を取り直して街を一週してみたが、特に目新しい発見は無かった。
そんなときに、偶然サリアに出会う。
相変わらず大きいな……そう少し心に思っただけなのだが、
マスター、えっち……
と、非難される。
仕方ないだろ!男の子だよ!?
シンプルな白シャツにハーフパンツ。
女の子らしさが全くない格好だが、パツンパツンの胸元で女の子感が抜群です。
「こんにちは」
「……」
素通りされた……
一応挨拶くらいしろよ……泣くぞ?
無理に話しかけても無駄だと悟った俺は、散策に戻る。
街の中は一通り回ったので外に出てみると、草原が広がる中に丘があった。
そういえばファーナの墓は丘にあったな……
「丘にまで行ってみるか?」
はい、マスター……
街から出て丘の上にたどり着くと先客がいた。
赤いポニーテールが揺れているのを見て、フレアだと分かる。
学園の運動着を着て素振りをしているようだ。
「こんにちは、フレア」
素振りを止め、こちらを見る。
汗で濡れた凛々しい顔に美しさを感じてしまい、少し気恥ずかしい。
「……なんだ、私は忙しい」
だが、冷たくあしらわれてしまう……
まあ無視されないだけマシか。
「一つだけ聞いていい?」
「何をだ?」
「なんで君みたいな子が学園に入学したのか、教えてほしいんだけど」
「何故貴様に教えなければならん?」
「知りたいから。クラスメイトでライバルだしね」
一瞬キョトンとしたが、すぐに笑いだした。
初めて見る笑顔はとても可愛い。
「貴様Dランクだろう?相手にもならない」
「じゃあ教えてくれても良いんじゃない?せっかく二人で会えたんだし、何かの縁だと思ってさ」
「……うるさい奴だな。訓練にならん」
そう言うと、観念したように話し出す。
「私の家系は騎士だ。だが平和な世で騎士は衰退している。私の家も無くなるかもしれんが、そうはしたくない。なぜなら、得た力は奪うものではない、大切なものを守るためにある。この言葉を伝えていきたい。この言葉を教えてくれた私が尊敬する騎士。戦乙女と呼ばれた女騎士の為にも……」
ポカーンとしてしまった……
「なんだ?その顔は?聞いておいて興味がないのか、貴様は」
怒った表情で睨んでくるフレア。
そんな彼女の肩を両手で掴み、問いかける。
「なっ、なにをする!」
「教えてくれ!その戦乙女の名前を!」
「は、離せ!」
その言葉とともに振りほどかれる。
あっさりと力負けしてしまったが、気落ちする暇はない。
「全く!何故そんなに気になるんだ!貴様には関係ない話だろう!」
「君の生まれた場所には、小さな丘があり一番高い所にお墓がないか?」
「何っ……?」
少し驚いた様子でこちらを見てくる。
初めて彼女と視線が交わったようだ。
「貴様が何故それを知っている?私の出身地など知らんはずだろう」
「俺の召喚獣がリビングメイルだって知っているよな?」
「ああ、Dランクのだろう?」
「夢を見たんだ、おそらく彼女の生前の夢を。そこで彼女の生き様を見た。ただ彼女自身は自分の名前、顔を覚えていないようで分からないんだ」
「そんな夢物語が信じられるか!戦乙女を愚弄するな!」
「人々を守り、教え、導いてくれた戦乙女、ここに眠る。私達はいつまでも語り継いでいきます。この丘で見守りください。だったかな?」
俺は碑文に書かれていた文章を伝えた。
すると彼女の顔色は真っ青になっていく。
「本当に、リビングメイルになっているというのか?ならば何を無念に思い、さまよっているというのだ?もしかして、私たちが不甲斐ないということで……」
「それは違う。彼女が無念に思っているのは故郷の王であるお父さんを、そして国民を守れなかったこと。君たちのことじゃない。彼女は言っていた、最期の言葉で。自分の国の誇り、魂を伝えることが出来たって満足そうだった」
「そうか……少し悲しいが、ほっとしたという気持ちもある」
複雑な表情で微笑む。
「……教えてくれないか?君の尊敬する戦乙女の名前を」
「そうだな。貴様には知る権利があるらしい。私の尊敬する戦乙女の名は……」
ごくっと唾を飲んだ。
「オーレリア・シェルト・ハーランド」
と、フレアは名を告げた。
その瞬間、俺はドクンと鼓動を感じる。
何かが動き出すような力強い鼓動だ。
それとともに俺の心の中を満ちていく。
優しくて暖かい気持ちが闇を祓う光のように。
「何か特別なことが起こったようだな?」
「ああ、思い出したみたいだ。今までより彼女の存在が大きくなっている」
彼女は片膝を地面につけ、座り込む。
まるで王に誓う騎士の様に。
「オーレリア様。貴方の魂は今なお受け継がれています。私達の先祖を守っていただき、ありがとうございました」
……良かった。
ファーナが呟く(オーレリアか?)
「良かった、だってさ」
「そうか、嬉しく思う。ところで貴様の名はカイだったか?」
「そうだけど?」
「オーレリア様を頼む。そして良い話を聞かせてくれてありがとう。感謝する」
それは最初の皮肉めいた笑顔ではなく、心からの笑顔だった。
「……綺麗だな、フレアは」
「なっ、なにを言うか!?貴様は!?いきなりにもほどがある!」
「いや、素直に思っただけだから」
赤い顔のフレアは、
「ふん!失礼する!」
といい、丘を下っていった。
マスター、素直に言い過ぎですよ?
たどたどしさが消えたファーナの声が聞こえる。
そうか?
そうですよ。あんなに真っ直ぐ言われたら照れるものです。
しかし流暢にしゃべる様になったな。
ええ、全部思い出したので。
それは良かったな。名前はどうする?オーレリアにするか?
ファーナがいいです。
マスターがつけてくれた名前ですから。
そう言ってくれると嬉しいな。改めてこれからもよろしく!
はい!
初めての休日は有意義な一日となった。
ファーナの名前を知ることが出来た、それだけで最高の気分だ。
そして記憶を取り戻したファーナは新しいスキルを使うことが出来るだろう。
そう思った俺は夜にファーナを呼び出して、リーディングを唱えた。
攻撃1500
防御1200
素早さ800
魔力1000
スキル 光の剣(多重召喚)
光破斬
イージスの盾
耐久性補助スキルLV3
称号 戦乙女 誇り高き魂の主
つっよ!?
倍くらいになってるかな?と思ったら想像の遥か上にいた!
新スキルもあるし、これなら高ランクの召喚獣にだって負けはしないぜ!
ファーナ、これからも力を貸してくれよな!
いえ、私こそ選んでいただいた上、名前まで思い出させてもらいありがとうございます。
ところで顔も思い出した?
はい、一応再現可能ですが……
ちょっと見てみたいなぁ。
……笑ったりしませんか?
しないよ。
兜を取るファーナ。
幽体だろうか?少し透けて見えるがその顔立ちはよく分かる。
年は20代半ばくらい。
金髪のロングストレートで目は優しさを感じながらも凛々しい。
恥ずかしそうにうつむきながら、こちらを見ている。
……綺麗ですね。
思わず敬語になってしまった。
だからそんなに真っ直ぐに言わないでください!
慌てた様子で兜を着け、顔を隠した。
可愛い。
そして俺は彼女を見ながら考える。
ファーナは十分に強くなり、その強さは他の高ランクの召喚獣にも引けを取らないだろう。
後は俺の召喚士としての資質次第だな。
よし、学園最強を目指してやる!
(しかし、綺麗だったな……おっぱいはどれくらいあるんだろう?)
俺が良からぬことを考えた瞬間。
「いだぁぁぁ!?」
目の前からファーナの腕が現れ、頭部を殴られた。
「なにすんの!?」
いやらしいことを考えた罰です!
「考えるくらいいいじゃないかぁぁぁ!」
どうやらこれまで以上に思考にも気をつけないといけないようだ。
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