異世界に飛ばされたら守護霊として八百万の神々も何故か付いてきた。

いけお

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第26話 鍛冶屋との出会い

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昨日は本当に色々な事が有った。闇竜が新しい身体に引き継ぐというのでそれを日没まで守ったら女の子の姿で出てくるし、それを見た天照とトリーに闇竜ことヤミも加わり俺の正妻の座を賭けて争い出すしと女難の相が間違い無く有ると言わざるをえない。

「元の世界じゃ全く想像も付かないよな、今の状況は・・・」

『何の想像が付かないのですか、護さん?』

「わたくしにも教えてくださいな!」

今、俺は天照とトリーがそれぞれ片方の腕に寄り添う様な形で歩いている。両手に花というかリア充なハーレム状態の光景に見えるかもしれないが実際にその中心に立つと物凄い勢いで神経を磨り減らすだけだった。

『トリーさん、小説のネタを求めているのでしたら私と護さんを遠くから見ているのが良いのではなくて?』

「あら、天照さんの方こそ護さんを守護するというのでしたらわたくしと護さんの仲を見守るのが筋ではなくて?」

こんな会話が続いているのである・・・しかもお互いが相手に気付かれない様に俺に少しでもアピールしようと腕に胸を押し付けてきたりするから、色々なものを我慢するのに必死だ。流石に2人は俺が用を足す間もトイレの前で待ち構えている様な真似はしないが、天照には壁を通り抜けてくるとかそんなお約束な展開だけは絶対にしないで欲しいと願っている。

「一緒に行動しているメンバーが今、俺に天照・レミア・トリー・オッサンとヤミも加わったから全部で6人か。そろそろ宿を借りるにしても人数的に相部屋も考えなくちゃいけない時期かもな」

相部屋!?天照とトリーの目が光るのを見て、俺は失言だった事に気が付いた。

『あ、相部屋となるのでしたら護さんを守護するのが務めである私が一緒の部屋になるのが1番かと』

初球から全力のストレートを投げてきた天照。それを打ち返すトリーの方は

「あら、相部屋でしたらスサノヲさんと姉弟仲良くされるのが宜しいのではなくて?護さんと同じ部屋になるのは、こちらの世界についてあなたよりも良く知っていて相談相手にもなれるわたくしが最も相応しいですわ」

トリーは内心勝ったと思った様で、満面の笑みを俺に向ける。しかし、トリーの打球を軽々とキャッチする者が居た。

「それなら古来より膨大な記憶を引き継いでいる私が護と一緒の部屋になるのが最善の選択だとトリーは言ってくれるのね、どうも有難う♪」

ヤミの乱入は天照とトリーにとっては想定外だったらしく、墓穴を掘った2人はがっくりと肩を落とす。だが、俺は自分の貞操の危機になりかねない部屋割りを女性陣に託すつもりは毛頭無い。

「先に言っておくが、もしも相部屋にしないといけない状況になった時はまずは天照とオッサン、次にレミアとトリーが相部屋になって俺とヤミは基本個室にするからな」

『「「え~そんな~!?」」』

女性陣3人から不満の声があがる。

「まず第一にトリーがさっきも言っていたが天照とオッサンは姉弟だ、だからまず相部屋になるのは2人が先になる」

『ぐぬぬぬぬ・・・!』

悔しがる天照に勝ち誇るトリー、とりあえず人の話を最後まで聞け。

「次にレミアとトリーが相部屋になる理由だが、トリーお前はレミアが新しい道を見つけるのに付き合うと言ったよな?なら、同じ部屋になっても何の問題も無い筈だ」

「た、確かにそう言ったけど・・・」

トリーもあまり納得してない様子だ、だが1番納得していないのはお前らに勝手に相部屋にされそうになっていた俺だといい加減気付け!

「最後に俺とヤミが基本になる理由だが、ヤミはメンバーになったばかりで気を許せる者がまだ居ない。慣れてきたら誰かと一緒になるかもしれないが今の所は個室にしようと思っている」

『それで護さんが個室になる理由は?』

「今のお前ら3人と同室になったら、いつ寝込みを襲われるか分かったものじゃない。貞操の危機になる様な選択をする訳が無いだろう、以上だ!!」

この世の終わりの様な顔をする3人。ヤミよお前は昨日まで人化すれば初老の男性だったのに、引き継ぎで完全に身も心も女になってしまったな。

「まあ、はっきりと好きと言われて嬉しくないと言えば嘘になるが積極的になりすぎると逆にドン引きだ。天照とトリーもこれからは腕に胸を押し付けたりしない様にしてくれよ、俺も必死に我慢しているんだから」

『まあ、トリーさんったらそんなはしたない真似をしていたの!?』

「それを言うのなら天照さんだって、わざと露出を増やした服にして護さんを誘惑しているじゃないですか!破廉恥極まりないですわ!?」

早速口喧嘩を始める2人、しかし天照が有る事に気付いた所為で矛先が再び俺に向く事になる。

『そういえば先程、護さんは必死に我慢していると言ってましたね』

「ええ、言ってましたわね」

『ならば、あと一押しすれば護さんも獣の様になって私に襲い掛かってくれるのかも?きゃあ、やだもう恥ずかしい♪』

とんでもない妄想を口に出しながら身悶える天照、これが高天原を主宰する神の姿だと言われても絶対に誰も信じないだろう。一方、トリーはトリーで口には出さないが描写出来そうもない妄想をしている様で

ツー・・・ 鼻から血を流している。

そんな2人を遠目に見ていたのは、レミアとオッサン。

『何だか少しの間全く出番が無かった気もするが、あの2人露骨に護に迫る様になっているが大丈夫か!?』

『さあ、別にいいんじゃない?私は色恋沙汰よりも納得出来るイギリス料理を自分でも作れる様になる事の方が最優先だから関係無いけどね』

『我輩的にはイギリス料理よりも恋愛方面を最優先にしてくれた方がこの世界の為になると思うぞ』

すっかり忘れ去られている2人だが、影ではこんな会話をしていたりする。女が3人寄れば姦しいとは良く言ったもので、天照も最初の頃は清楚でお淑やかな雰囲気をしていたのに大分その印象も壊れてしまった。嫉妬深い肉食系のキス魔・・・?何だか冷静に考えてみると、とんでもないのに好かれた様に思える。ストーカー属性まで簡単に追加されそうだ。

すっかり賑やかになった俺達一行は朝食を済ませるとヤミの住処を離れて山道を下っている、ヤミの住処にあった秘蔵の古酒もついでに全て昨晩倉庫に入れてあるのは言うまでも無い。

「それにしても、周りが岩ばかりだけど何か使い道とか無いのかな?」

「使い道とは?」

「大きな岩とか有るからさ、石材などで利用出来そうな気もするんだけど」

「輸送手段の関係で川に近い岩山が石材の産地としては理想的けど、離れているこの山は馬車など大掛かりな物が必要になるので採算的に厳しいのかもしれませんね」

とはトリーの談。ヤミの意見はというと

「石材として使いたくても、私が住んでいたから近寄れなかったんじゃないかな?」

多分、こちらの方が正解だろう。

「もう少し下った所にも確か鉄の鉱脈が有ったと思ったけど、興味無かったからそのままにしてた♪」

明るい元気な声で話すヤミ、出るとこは出ているのでミニのチャイナのお陰でより体型が分かってしまい見る場所に困ってしまう。こういう所のカンがやけに鋭い天照は

『護さん、護さんが望まれるのなら何時でも同じ衣装に着替えますが?』

なんて言ってくる。

「お願いやめて下さい、その巫女服でも凄く似合っているのにミニのチャイナなんて着られたら天照の顔をまともに見れなくなっちゃうよ」

思わず口が滑ってしまった、天照は顔を真っ赤にしながら

『も、もう!見たくなったら何時でも言ってくださいね。護さんの前でだけならお見せしますので』

っと俺に返事をしながら大喜びして踊る様に歩き出す天照。背後からトリーの殺気を感じるが気付かないフリを決め込むことにした。それから更に山道を下っているとどこからか、カーン!カーン!とリズム良く何か金属を叩く音がする。興味が沸いたので音のする方へ行くと少し開けた所に山小屋が在り、その中から音がしていた。

「ごめんくださ~い」

俺は山小屋の入り口で失礼の無い様にノックしてから声を掛けてみる。しばらくすると、中から背も低く脚も短いが胴体の大きいお馴染みのキャラクターが出てきてくれた。

「なんじゃい?今、作業中じゃから邪魔をせんでくれ!」

「作業中お邪魔しちゃってすいません、俺達は山の反対側からこちらに降りてくる途中でここから何か金属を叩く音が聞こえてきたので興味が沸いて寄らせて頂きました。何か作られているのですか?」

「山の反対側からだと!?山頂付近には竜の住処が在った筈だがよく無事だったな」

「運良く見逃して貰えたと言うべきか、見逃して貰えなかったというか・・・」

「何が言いたいんだお主?」

「それはそうと、俺の名は神守 護。見た所、鍛冶屋さんとお見受けしますが」

ドワーフ=鍛冶屋 テンプレ思考だけど試しに聞いてみた。

「ほう、中々目が利くようだな。確かの俺は鍛冶屋だ、防具専門のな。名はマルト、後ろに居るハイエルフのお嬢ちゃんと同じ妖精族だがその中の1つドワーフだ」

「折角の仕事中に突然押しかけてしまった様ですいませんでした」

「ああ、良いってことよ。最近あまり調子が良くなくてな、そろそろ休憩しようかと思っていたところだった」

「何かお悩みでも?」

「ここら辺でも良質の鉄鉱石が取れるけどよ、防具作り専門としては目と鼻の先に最高の素材が落ちているかもしれないのに拾いに行けないのが悔しくて悔しくて・・・」

マルトさんが言っているのって、もしかしてアレの事かな?

「マルトさんが欲しい物ってもしかして竜の鱗と卵の殻ですか?」

「ああ、そうだが・・・おい!もしかして両方とも持っているのか!?」

「え、ええまあ。譲って頂きましたので」

「なら頼む!俺にそれを使った防具を作らせてくれ!!代金は要らない、ドワーフの誇りに賭けて最高の物を作ってやるから!?」

鬼気迫る顔で懇願してくるマルト、怖いからこれ以上顔近づけないで・・・。

「分かった、分かりました!それで、鱗はどれ位必要ですか?」

「あ、ああ、お主の体型からすると鱗30枚も有れば上半身を覆う物が作れるぞ。だが、お主は筋力が無さそうだから出来れば殻の方が良いのじゃが瓦20枚前後も用意出来んじゃろ?」

「じゃあ、とりあえず持っている分全部見せるから作れるだけ作ってもらってもいいかな?」

「持っているって、どこに鱗が有るんじゃ?」

俺はマルトさんを山小屋の外に連れ出すと倉庫を出す準備に取り掛かる。

「ちょっと動かないでいてね、倉庫よ元の姿に戻れ!」

ネックレスが光り出すと目の前に大きな倉庫が現れ、突然の出来事にマルトさんは驚いている。

「な、何じゃコレは!?」

「いいから、とりあえず中にある鱗と卵の殻を見てくれないか?」

そして中に入り倉庫に眠っていた鱗と殻を見て更に驚愕するマルト。

「こ、これだけの量を一体誰が譲ると言うんじゃ・・・」

本人からですとは、流石に言えないよな。

「ねえ、護。鱗が足りない様だったらいつでも言ってね、元の姿に戻れば何枚でもすぐに用意出来るから」

ヤミが俺に話しかけるのを見て、マルトさんは何かに気付いた様だ。

「あ、あの失礼ですがあなた様は?その角と尻尾に少しだけ見覚えが・・・」

「私はヤミ、闇竜だけど引き継ぎをした時に護にヤミって名づけて貰ったんだ。倉庫に有る鱗と殻は引継ぎの間守ってくれた護への私からのプレゼントなんだ♪」

「う~ん、りゅう、竜が目の前に・・・!?」

マルトさんはヤミを目の前にして気を失ってしまった。恐れられている竜が可愛い女の子になっていたら確かにショックで気を失うかもしれない。目が覚めたら事情を説明して、俺用の防具を作ってもらうとするか。殻も余る様なら天照とトリーの分も作っておきたい。

俺達はマルトさんが目覚めるまでの間に、少しだけ早い昼食を食べる事にした。
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