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第46話 乱入者
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(ミツケタ・・・カミ・・天・シ、全テコロ・・ス)
護は地上からの攻撃にも注意して赤外線センサー等を設置すべきかどうか考えていたが、先に設置しておくべきだったと後悔する事となった。何故かというと捜索隊の連中に気を取られてしまい、捜索隊よりも遥かに強大で恐ろしい存在が近づいている事に全く気付けなかったからだ。薄く広がる茶色い影の様なソレは、ゆっくりと静かに捜索隊の背後から襲いかかろうとしていた、そして捜索隊の者達もソレの接近に気付けずにいる。
『うぉおおおおおおおおおおお!!』
オッサンがまず傷を負って動きの鈍かった上級天使をターゲットに選ぶと、一気に距離を縮めて全力には程遠い力で殴った。
パンッ!?
風船が割れる様な音と共に殴られた上級天使は上半身から上が消え去りその場で絶命する。
「今度は私の番だよ、ハアアアアア!?」
ヤミも軽いステップで捜索隊の前衛に居た天使の列に近づくと、スピンを描く様に右から左へ踊る様に舞う。ヤミの鱗を変質させて出来ている長いスリットの入ったロングチャイナの裾が回転する事で鋼鉄よりも硬くカミソリの様に切れ味鋭い刃と化し天使達さえ気付かない内に細切れにしていたのである。そしてヤミが立ち止まり、右足の先で地面を軽く蹴ると天使達はただの肉片に変わる。
『残りは8人か』
オッサンは余裕そうな表情で生き残りの連中を品定めしている、どれが自分の獲物に相応しいか楽しんでいる様にさえ感じてしまう。
『お前にしよう』
オッサンは非神の1人を指差した、その非神はバッファと同様に高射砲や対空ミサイルの攻撃を避ける事が出来た運の良いあるいは運の悪い者だったのかもしれない。
『少しは我輩を楽しませて見せろ!?』
オッサンは非神に向け一直線に突進するが、非神も黙って待つ訳が無い。
「我らの力を侮りすぎだ、死ねぇ!?」
空気を圧縮し真空の刃を作り出す神術で、オッサンを袈裟斬りにしようと試みた・・・が
『その程度で我輩を止められるものかぁ~!!』
刃はヤミの鱗を傷付ける事も出来ず砕け散り非神はオッサンのショルダーアタックを受け飛ばされる。そして、倒れた非神の目の前に見えたのはオッサンの硬く握り締められた右手だった。
「た、たすけ・・・」
『嫌だね』
オッサンは拳を振り下ろす、拳の衝撃波だけで大きさ5m程で深さ1mのクレーターが地面に出来て非神は原形を留めていなかった。
「スサノヲさん、凄い凄い♪」
ヤミはオッサンの戦いぶりを見て喜んでいた、その一瞬の隙を突いて上級天使がヤミの背後から襲いかかろうとしていた。
(隙だらけだぞ、喰らえ!)
ドスッ!?
振り上げた剣を降ろす事は出来なかった、苦しい息で背後に刺さる物を見ようとした上級天使はそれがいつの間にか伸びていたヤミの尻尾だと分かるとそのまま地面に倒れ死んでいく。
「折角スサノヲさんの戦いぶりを近くで見る事が出来て喜んでいる所を邪魔するなんて、やっぱりお前達は嫌いだ!」
ヤミは尻尾を伸ばして周囲の上級天使3人と非神1人を次々と串刺しにしていく、尻尾が地面を這う様はまるで獲物に襲い掛かる蛇の様にも見えた。
「汚物は消毒しないとね」
ヤミは串刺しにした者達がいる状態で尻尾の先を己の頭上に運んだ、するとヤミの口の中に黒い炎をが湧きあがった。
「消えろ」
ヤミは口から黒い炎のブレスを吐き丸焼きにする、断末魔の叫びと共に4人は灰となり風と一緒に散っていった。
「おいおい、あいつら2人だけで生き残り全員倒してしまいそうだな。タケミカヅチ達の出番は無いかもしれないな」
護はオッサンとヤミを抜けて家の近くまで来てしまった場合に備えて、奥の手としてタケミカヅチと火雷大神に雷の雨を降らせる準備もしてあったのだ。
「しかし、奴らが飛んできた方向ってラームの方面だったよな。マルトさんが気になるからレミアに草原の風景を見せ終えたら様子を見に行くとするか」
護がふと監視画面を見ていると、ある違和感を感じた。よく見てみると、空から落ちた神族達の姿が見えない。
「何かおかしいぞ、撃ち落とされた連中の姿が見えない!?」
護の言葉で要塞の神と天照も画面を注視する、そして天照がある物に気が付いた!
「護、あそこの地面を見てください!薄い茶色の影の様な物が護の言っている場所で動いております!?」
天照の指摘でその箇所を良く見ると確かに影の様な物が動いていた。
「あれは一体何だ!?オッサン達に早く知らせるんだ!」
天照にオッサンとヤミの下に急がせると、護は再度画面を注意して見る。その護の目の前の画面には影が静かに残る捜索隊の2人の足元に忍び寄る姿が映し出されていた。
(異世界の戦神と名乗る者の実力は私の想像を遥かに超えている!?しかも、闇竜まで味方についているなんて!途中で奪った手紙に添えられていた闇竜の鱗を渡せば案内役として生かされるかもしれない。この場は退いてありのままを報告する事にしましょう)
そう決断したバッファは、この場を去ろうと飛び立とうとするが足が地面に縫い付けられたように離れない事に気が付いた。そして次の瞬間
「バッファ様、お願いします助けてください!」
背後から叫び声が聞こえるので見ると、残っていた最後の非神が地面に薄く広がる茶色の影に沈んでいく姿であった。
「たすけ・・て、・・死にた・・くない」
トプンッ
全身が影の中に沈んだ非神が姿を見せる事は無かった・・・。
「う、うわあああああ!?離せ、離せええええええ!」
恐慌状態に陥ったバッファは足に纏わり付いた影を剣で幾度も突くが、突いた剣の先が徐々に無くなっていき柄を残すだけとなる。
『おい、ありゃあ一体何だ!?ヤミ、何か分かるか!』
「全然知らないよ!あんなの初めて見た!?」
オッサンとヤミも突如現れた乱入者に度肝を抜かされる、そこへ天照が到着した。
「スサノヲ、ヤミ。急いで離れて下さい!あれは危険です、家まで避難しましょう」
2人も天照の意見に同意してその場を離れようとする、その背後で
「嫌だああああ、こんな所で死にたくない!グルコ様、助けて!助けてくれぇ!?」
周囲に轟く絶叫を張り上げながら、バッファは影の中に沈んでいった。そして次の瞬間、影の内側から白い閃光が起こり天に向け膨大な熱を含んだ光の柱が発生する。
『あれは・・・何だ?』
「アレは任務に失敗した者を媒体として広範囲を蒸発させる灼熱の神術、多分あのバッファって奴に更に上の神が掛けておいたのだと思う」
『スパウダの連中は仲間さえも失敗すれば、容赦無く自爆させて責任を取らせるのかよ!?』
「それがこの世界の神族だ、頂点に立つ神は自分さえこの世に在れば良いと考えている節も有るからね」
『まあ、何にせよあの薄気味悪い影も内側からあれだけの神術とやらを受ければひとたまりも有るまい。同士討ちで終えてくれて助かったよ』
「まあね・・・ってちょっと見てスサノヲあそこ!?」
ヤミが指差した先で、小さい点の様な茶色い影が幾つも集まり始めていた。そして徐々に大きな塊となり元の大きさに戻る。
『おい、これは今までで1番危険だぞ!?正体が分からなければ対処も出来ねえじゃねえか!』
(ツ・・ギノ・・カミ・・テン・使・・ドコ・・・ニイ・・ル?)
影から地の底から這い上がってくる様な恐怖さえ覚える声が聞こえてくる。ヤミでさえ死への恐怖から炎のブレスを吐いて焼き払おうとするが無意味だった。
「何あれ!?怖いよ護、ここから逃げようよ!」
ヤミは涙目になって護の居る家の監視室まで逃げようと試みようとしたその時!
(コ・・・ノ炎、モ・シカ・・・・シテ・・ソコニ、イルノ・・・闇?)
影の闇と呼ぶ声にヤミは思わず止まった。
「あなた、私の事を知っているの!?」
(シッテイル・・・ワタシ・・仲マ。コン・・ナ姿ニナッタ・・・ケド元ノ・・名ハ・・・地竜)
「地竜、地竜なの!?あなた生きていたのね!!」
(闇・・・ゴメ・ン。私・・・スデニ・・シんだ。ケレ・・ど神・・ゾくへ・・ノ恨ミで怪にナッテ・・・シマッタ)
「そんな!?」
捜索隊との戦いに乱入してきた者は、神族への恨みから怪となってしまった地竜だった。ヤミはスパウダによって奪われた大切な仲間とこの様な形で再会する事になろうとは思ってもいなかった。そして、もしも地竜が天照達異世界の神までも敵とみなしてしまった場合には命を賭けて護達を守ると秘かに心に誓うのだった。
護は地上からの攻撃にも注意して赤外線センサー等を設置すべきかどうか考えていたが、先に設置しておくべきだったと後悔する事となった。何故かというと捜索隊の連中に気を取られてしまい、捜索隊よりも遥かに強大で恐ろしい存在が近づいている事に全く気付けなかったからだ。薄く広がる茶色い影の様なソレは、ゆっくりと静かに捜索隊の背後から襲いかかろうとしていた、そして捜索隊の者達もソレの接近に気付けずにいる。
『うぉおおおおおおおおおおお!!』
オッサンがまず傷を負って動きの鈍かった上級天使をターゲットに選ぶと、一気に距離を縮めて全力には程遠い力で殴った。
パンッ!?
風船が割れる様な音と共に殴られた上級天使は上半身から上が消え去りその場で絶命する。
「今度は私の番だよ、ハアアアアア!?」
ヤミも軽いステップで捜索隊の前衛に居た天使の列に近づくと、スピンを描く様に右から左へ踊る様に舞う。ヤミの鱗を変質させて出来ている長いスリットの入ったロングチャイナの裾が回転する事で鋼鉄よりも硬くカミソリの様に切れ味鋭い刃と化し天使達さえ気付かない内に細切れにしていたのである。そしてヤミが立ち止まり、右足の先で地面を軽く蹴ると天使達はただの肉片に変わる。
『残りは8人か』
オッサンは余裕そうな表情で生き残りの連中を品定めしている、どれが自分の獲物に相応しいか楽しんでいる様にさえ感じてしまう。
『お前にしよう』
オッサンは非神の1人を指差した、その非神はバッファと同様に高射砲や対空ミサイルの攻撃を避ける事が出来た運の良いあるいは運の悪い者だったのかもしれない。
『少しは我輩を楽しませて見せろ!?』
オッサンは非神に向け一直線に突進するが、非神も黙って待つ訳が無い。
「我らの力を侮りすぎだ、死ねぇ!?」
空気を圧縮し真空の刃を作り出す神術で、オッサンを袈裟斬りにしようと試みた・・・が
『その程度で我輩を止められるものかぁ~!!』
刃はヤミの鱗を傷付ける事も出来ず砕け散り非神はオッサンのショルダーアタックを受け飛ばされる。そして、倒れた非神の目の前に見えたのはオッサンの硬く握り締められた右手だった。
「た、たすけ・・・」
『嫌だね』
オッサンは拳を振り下ろす、拳の衝撃波だけで大きさ5m程で深さ1mのクレーターが地面に出来て非神は原形を留めていなかった。
「スサノヲさん、凄い凄い♪」
ヤミはオッサンの戦いぶりを見て喜んでいた、その一瞬の隙を突いて上級天使がヤミの背後から襲いかかろうとしていた。
(隙だらけだぞ、喰らえ!)
ドスッ!?
振り上げた剣を降ろす事は出来なかった、苦しい息で背後に刺さる物を見ようとした上級天使はそれがいつの間にか伸びていたヤミの尻尾だと分かるとそのまま地面に倒れ死んでいく。
「折角スサノヲさんの戦いぶりを近くで見る事が出来て喜んでいる所を邪魔するなんて、やっぱりお前達は嫌いだ!」
ヤミは尻尾を伸ばして周囲の上級天使3人と非神1人を次々と串刺しにしていく、尻尾が地面を這う様はまるで獲物に襲い掛かる蛇の様にも見えた。
「汚物は消毒しないとね」
ヤミは串刺しにした者達がいる状態で尻尾の先を己の頭上に運んだ、するとヤミの口の中に黒い炎をが湧きあがった。
「消えろ」
ヤミは口から黒い炎のブレスを吐き丸焼きにする、断末魔の叫びと共に4人は灰となり風と一緒に散っていった。
「おいおい、あいつら2人だけで生き残り全員倒してしまいそうだな。タケミカヅチ達の出番は無いかもしれないな」
護はオッサンとヤミを抜けて家の近くまで来てしまった場合に備えて、奥の手としてタケミカヅチと火雷大神に雷の雨を降らせる準備もしてあったのだ。
「しかし、奴らが飛んできた方向ってラームの方面だったよな。マルトさんが気になるからレミアに草原の風景を見せ終えたら様子を見に行くとするか」
護がふと監視画面を見ていると、ある違和感を感じた。よく見てみると、空から落ちた神族達の姿が見えない。
「何かおかしいぞ、撃ち落とされた連中の姿が見えない!?」
護の言葉で要塞の神と天照も画面を注視する、そして天照がある物に気が付いた!
「護、あそこの地面を見てください!薄い茶色の影の様な物が護の言っている場所で動いております!?」
天照の指摘でその箇所を良く見ると確かに影の様な物が動いていた。
「あれは一体何だ!?オッサン達に早く知らせるんだ!」
天照にオッサンとヤミの下に急がせると、護は再度画面を注意して見る。その護の目の前の画面には影が静かに残る捜索隊の2人の足元に忍び寄る姿が映し出されていた。
(異世界の戦神と名乗る者の実力は私の想像を遥かに超えている!?しかも、闇竜まで味方についているなんて!途中で奪った手紙に添えられていた闇竜の鱗を渡せば案内役として生かされるかもしれない。この場は退いてありのままを報告する事にしましょう)
そう決断したバッファは、この場を去ろうと飛び立とうとするが足が地面に縫い付けられたように離れない事に気が付いた。そして次の瞬間
「バッファ様、お願いします助けてください!」
背後から叫び声が聞こえるので見ると、残っていた最後の非神が地面に薄く広がる茶色の影に沈んでいく姿であった。
「たすけ・・て、・・死にた・・くない」
トプンッ
全身が影の中に沈んだ非神が姿を見せる事は無かった・・・。
「う、うわあああああ!?離せ、離せええええええ!」
恐慌状態に陥ったバッファは足に纏わり付いた影を剣で幾度も突くが、突いた剣の先が徐々に無くなっていき柄を残すだけとなる。
『おい、ありゃあ一体何だ!?ヤミ、何か分かるか!』
「全然知らないよ!あんなの初めて見た!?」
オッサンとヤミも突如現れた乱入者に度肝を抜かされる、そこへ天照が到着した。
「スサノヲ、ヤミ。急いで離れて下さい!あれは危険です、家まで避難しましょう」
2人も天照の意見に同意してその場を離れようとする、その背後で
「嫌だああああ、こんな所で死にたくない!グルコ様、助けて!助けてくれぇ!?」
周囲に轟く絶叫を張り上げながら、バッファは影の中に沈んでいった。そして次の瞬間、影の内側から白い閃光が起こり天に向け膨大な熱を含んだ光の柱が発生する。
『あれは・・・何だ?』
「アレは任務に失敗した者を媒体として広範囲を蒸発させる灼熱の神術、多分あのバッファって奴に更に上の神が掛けておいたのだと思う」
『スパウダの連中は仲間さえも失敗すれば、容赦無く自爆させて責任を取らせるのかよ!?』
「それがこの世界の神族だ、頂点に立つ神は自分さえこの世に在れば良いと考えている節も有るからね」
『まあ、何にせよあの薄気味悪い影も内側からあれだけの神術とやらを受ければひとたまりも有るまい。同士討ちで終えてくれて助かったよ』
「まあね・・・ってちょっと見てスサノヲあそこ!?」
ヤミが指差した先で、小さい点の様な茶色い影が幾つも集まり始めていた。そして徐々に大きな塊となり元の大きさに戻る。
『おい、これは今までで1番危険だぞ!?正体が分からなければ対処も出来ねえじゃねえか!』
(ツ・・ギノ・・カミ・・テン・使・・ドコ・・・ニイ・・ル?)
影から地の底から這い上がってくる様な恐怖さえ覚える声が聞こえてくる。ヤミでさえ死への恐怖から炎のブレスを吐いて焼き払おうとするが無意味だった。
「何あれ!?怖いよ護、ここから逃げようよ!」
ヤミは涙目になって護の居る家の監視室まで逃げようと試みようとしたその時!
(コ・・・ノ炎、モ・シカ・・・・シテ・・ソコニ、イルノ・・・闇?)
影の闇と呼ぶ声にヤミは思わず止まった。
「あなた、私の事を知っているの!?」
(シッテイル・・・ワタシ・・仲マ。コン・・ナ姿ニナッタ・・・ケド元ノ・・名ハ・・・地竜)
「地竜、地竜なの!?あなた生きていたのね!!」
(闇・・・ゴメ・ン。私・・・スデニ・・シんだ。ケレ・・ど神・・ゾくへ・・ノ恨ミで怪にナッテ・・・シマッタ)
「そんな!?」
捜索隊との戦いに乱入してきた者は、神族への恨みから怪となってしまった地竜だった。ヤミはスパウダによって奪われた大切な仲間とこの様な形で再会する事になろうとは思ってもいなかった。そして、もしも地竜が天照達異世界の神までも敵とみなしてしまった場合には命を賭けて護達を守ると秘かに心に誓うのだった。
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