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番外編4 護、野獣化の原因究明と更なる恐怖
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これは、ヤミが護と結ばれた後の話である。
個人エリア3階の女湯大浴場、ここで護の新しい妻に加わったヤミを交えて女子会が行われていた。参加者の内入浴中なのが天照、トリー、ヤミ、チィの4人で風呂に入れないレミアは浴場の端で足湯状態で参加していた。
「まずは嫁入りおめでとう、ヤミ。これからは3人で護を守りながら愛し合っていきましょうね」
「うん、ありがとう天照。やっと待ち望んでいた日が来たよ」
「それにしても護にはあれほど注意していたのにまた野獣化してヤミを朝まで保たせなかったなんて、とんだ初夜になってしまったわね」
トリーも絶倫な夫に半ば呆れている。
「私も途中で死んじゃうかと思った、前に天照とトリーの言っていた意味を身を持って理解したよ」
夜の護は野獣である・・・どれほど激しいのか直接聞いた訳では無いがレミアとチィは天照達の惨状を見る度に恐れを抱いている。レミアはラメルやタケミカヅチが野獣化しない事を秘かに願っているし、チィもヤミと同じ様に護に全てを捧げようと思った時に同じ目に遭うのかと不安に駆られてしまう。
「それにしても、護の野獣化だけど徐々に野獣から猛獣に近付いている気がするのは私の気のせいでしょうか?」
天照の一言は、レミアとチィを更に恐怖に陥れるのに十分だった。
「そういえば、わたくし達の初夜の日はまだ今ほどではありませんでしたよね?」
「もしかして・・・護は野獣化する度にパワーアップを繰り返しているのかな?」
ヤミのこの言葉が真実で有る事は明白だ、では何が原因で護は神である天照さえ寝込ませるだけの野獣化が可能になったのだろうか?
『こう言うのはアレだけど、護の野獣化の原因が何となく分かるのだけど』
レミアが何か気付いた様なので、天照達が一斉に集まった。チィも先に知っておこうと耳を傾ける。
『天照さん達は、もうすっかり忘れている様だけど護が以前私から気について学んでいた事が有ったわよね?』
「そういえば・・・そんな事も有りましたね」
「あ~思い出した!あの時レミアが美味しそうにイギリス料理を食べていたから、わたくしも同じのを食べて気を失ったのですわ!?」
トリーにとっては気についての話よりもイギリス料理を初めて食した日を思い出した方が早いかもしれない。
『イギリス料理は関係無いから、その話題はそこまでにしておいてね。トリーはあの頃の護を知っていると思うのだけど、今の護は当時よりも全体的な気の量が多くなっているのに気付かない?』
レミアの言葉にトリーもようやくその事に気が付いた。
「そういえば、今の護は薄い紙切れの様だった気が厚い鋼の様になっています!?」
『ヤミも護と初めて会った時と比べて増えているのが分かる筈よ』
「護が気を操る所を見た事無かったから気にしてなかったけど、確かに倍以上に増えているかもしれない」
『恐らく・・・それが護の野獣化の原因で、天照さん達3人には冷たい言い方かもしれないけど今後猛獣どころか怪獣まで進化を遂げるかもしれないわ』
今の野獣の状態でも神である天照が寝込むレベルなのに、怪獣にまで進化されてしまったら本当にベッドの上で死んでしまうかもしれない。天照達の顔が真っ青になった。
『護はあれからずっと気の練習を毎日欠かさずやってきたのだと思うわ、私達に見つからない様にしながら。けれど、気を操る方法を知らないまま気の総量だけ増え続けていった』
レミアの言葉の続きを他の皆が緊張した面持ちで待つ、言葉を選ぶ様にレミアがほぼ正解に違いない推測を続けて言った。
『そして運命の日、天照さんとトリーさんとの初夜を迎えた護は2人を悦ばす為に全身全霊を注ぎ込んだ。その結果、護は己が一晩中抱き続けられる様に夜の方面の身体強化と妻達を悦ばす為に行為そのものに快楽を与える概念強化を施す操気術を無意識の内に編み出したのかもしれないわ』
「ちょっと待って!それですと、護が毎日の気の練習を続ければ続けるほど気の総量も増え続ける訳で・・・」
「気の総量が増えるという事は、身体強化や概念強化の度合いも更に跳ね上がり・・・」
「無理!これ以上護の野獣化が進化したら、3人とも夜の護に殺されちゃう!?」
天照達3人は各々恐怖に震えているが、実はもっとも絶望感を覚えているのはチィだった。
(3人は徐々に進化していく護さんに合わせていく事が出来るかもしれないけど、私はいきなり相手しなくちゃいけなくなるのよ!?どうやれば対抗出来る?だめ無理よ、神である天照さんさえ寝込まされるのにそれ以下の私なんかじゃ勝ち目など最初から無いわ)
護の野獣化をこれ以上進化させるのは絶対に止めなくてはならない、天照達はさりげなく護に気の練習を控える様に薦めるのだが変な所でやりすぎてしまう護は心配させない様にと更に練習量を増やし、怪獣をも超える存在【幻獣化】の域に達してしまいチィはその護を相手に近い将来初夜を迎える事となるのだった・・・合掌
番外編なので短いですが今回はここまでです、現在書いている他の作品で【スキルメーカー ~運命を変えた非常識なスキル~】が11/29現在HOTランキング3位となっております。まだまだ自分が投稿を始めるキッカケになった作品の域には届いていませんが読んで頂く皆さんに少しでも面白いと思って貰える様に努力していこうと思います。
個人エリア3階の女湯大浴場、ここで護の新しい妻に加わったヤミを交えて女子会が行われていた。参加者の内入浴中なのが天照、トリー、ヤミ、チィの4人で風呂に入れないレミアは浴場の端で足湯状態で参加していた。
「まずは嫁入りおめでとう、ヤミ。これからは3人で護を守りながら愛し合っていきましょうね」
「うん、ありがとう天照。やっと待ち望んでいた日が来たよ」
「それにしても護にはあれほど注意していたのにまた野獣化してヤミを朝まで保たせなかったなんて、とんだ初夜になってしまったわね」
トリーも絶倫な夫に半ば呆れている。
「私も途中で死んじゃうかと思った、前に天照とトリーの言っていた意味を身を持って理解したよ」
夜の護は野獣である・・・どれほど激しいのか直接聞いた訳では無いがレミアとチィは天照達の惨状を見る度に恐れを抱いている。レミアはラメルやタケミカヅチが野獣化しない事を秘かに願っているし、チィもヤミと同じ様に護に全てを捧げようと思った時に同じ目に遭うのかと不安に駆られてしまう。
「それにしても、護の野獣化だけど徐々に野獣から猛獣に近付いている気がするのは私の気のせいでしょうか?」
天照の一言は、レミアとチィを更に恐怖に陥れるのに十分だった。
「そういえば、わたくし達の初夜の日はまだ今ほどではありませんでしたよね?」
「もしかして・・・護は野獣化する度にパワーアップを繰り返しているのかな?」
ヤミのこの言葉が真実で有る事は明白だ、では何が原因で護は神である天照さえ寝込ませるだけの野獣化が可能になったのだろうか?
『こう言うのはアレだけど、護の野獣化の原因が何となく分かるのだけど』
レミアが何か気付いた様なので、天照達が一斉に集まった。チィも先に知っておこうと耳を傾ける。
『天照さん達は、もうすっかり忘れている様だけど護が以前私から気について学んでいた事が有ったわよね?』
「そういえば・・・そんな事も有りましたね」
「あ~思い出した!あの時レミアが美味しそうにイギリス料理を食べていたから、わたくしも同じのを食べて気を失ったのですわ!?」
トリーにとっては気についての話よりもイギリス料理を初めて食した日を思い出した方が早いかもしれない。
『イギリス料理は関係無いから、その話題はそこまでにしておいてね。トリーはあの頃の護を知っていると思うのだけど、今の護は当時よりも全体的な気の量が多くなっているのに気付かない?』
レミアの言葉にトリーもようやくその事に気が付いた。
「そういえば、今の護は薄い紙切れの様だった気が厚い鋼の様になっています!?」
『ヤミも護と初めて会った時と比べて増えているのが分かる筈よ』
「護が気を操る所を見た事無かったから気にしてなかったけど、確かに倍以上に増えているかもしれない」
『恐らく・・・それが護の野獣化の原因で、天照さん達3人には冷たい言い方かもしれないけど今後猛獣どころか怪獣まで進化を遂げるかもしれないわ』
今の野獣の状態でも神である天照が寝込むレベルなのに、怪獣にまで進化されてしまったら本当にベッドの上で死んでしまうかもしれない。天照達の顔が真っ青になった。
『護はあれからずっと気の練習を毎日欠かさずやってきたのだと思うわ、私達に見つからない様にしながら。けれど、気を操る方法を知らないまま気の総量だけ増え続けていった』
レミアの言葉の続きを他の皆が緊張した面持ちで待つ、言葉を選ぶ様にレミアがほぼ正解に違いない推測を続けて言った。
『そして運命の日、天照さんとトリーさんとの初夜を迎えた護は2人を悦ばす為に全身全霊を注ぎ込んだ。その結果、護は己が一晩中抱き続けられる様に夜の方面の身体強化と妻達を悦ばす為に行為そのものに快楽を与える概念強化を施す操気術を無意識の内に編み出したのかもしれないわ』
「ちょっと待って!それですと、護が毎日の気の練習を続ければ続けるほど気の総量も増え続ける訳で・・・」
「気の総量が増えるという事は、身体強化や概念強化の度合いも更に跳ね上がり・・・」
「無理!これ以上護の野獣化が進化したら、3人とも夜の護に殺されちゃう!?」
天照達3人は各々恐怖に震えているが、実はもっとも絶望感を覚えているのはチィだった。
(3人は徐々に進化していく護さんに合わせていく事が出来るかもしれないけど、私はいきなり相手しなくちゃいけなくなるのよ!?どうやれば対抗出来る?だめ無理よ、神である天照さんさえ寝込まされるのにそれ以下の私なんかじゃ勝ち目など最初から無いわ)
護の野獣化をこれ以上進化させるのは絶対に止めなくてはならない、天照達はさりげなく護に気の練習を控える様に薦めるのだが変な所でやりすぎてしまう護は心配させない様にと更に練習量を増やし、怪獣をも超える存在【幻獣化】の域に達してしまいチィはその護を相手に近い将来初夜を迎える事となるのだった・・・合掌
番外編なので短いですが今回はここまでです、現在書いている他の作品で【スキルメーカー ~運命を変えた非常識なスキル~】が11/29現在HOTランキング3位となっております。まだまだ自分が投稿を始めるキッカケになった作品の域には届いていませんが読んで頂く皆さんに少しでも面白いと思って貰える様に努力していこうと思います。
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