召喚勇者は魔王と放浪する事になりました。

いけお

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第1章~全ての原因は魔王の所為だった~

第1話 なんで自分がこんな目に・・・

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 目覚めると、そこはプラネタリウムの様に煌く星が散りばめられた暗い部屋の中だった。

おかしい・・・バイトからの帰り道の筈だったのに何故こんな知らない場所に居るんだろう?

今日は平成**年の1月20日っで自分の名前は 木賊 大和(とくさ やまと)
Y県K市の出身で・・・数分程思案してみたが、やはりこの場所に覚えが無い。

『目覚めたようだな、若き勇者よ』

勇者? 誰それ? 声のした方を見ると、ローブみたいなのを着た老人が居た。

「すいません、勇者とは誰の事を言っているのでしょうか?」

バイト先での似非接客口調がまだ抜けていないが、とりあえず聞いてみた。

『おぬしのことじゃ、異なる世界より来た者よ』

え~!? ラノベで異世界召喚モノは幾つか読んだ事は有るけど、ドッキリじゃないよね?

『ドッキリ とはなんじゃ? そなたの思考を読むのはいささか難しいの~』

「もしかして、心を読まれてる!?」

『同じ言葉を話すのには、まず思考を読まないといけないじゃろ?』

「はあ・・・」

『なんだかはっきりせん物言いじゃの~』

「とりあえず、ドッキリってのは簡単に言うと対象の相手を驚かしてその様子を見て楽しむ事・・・でいいのかな?」

『そなたの世界では、そんな事をして楽しむ輩ばかりなのかの?』

「そんな事はどうでもいいです! ここは一体どこで、あなたは誰なんですか!?」

『わしは、そなたの世界でいう神じゃよ。 ここは・・・そなたの言葉で言えば 天目 と名づけられた世界じゃ』

「てんもく・・・和風な名前の世界ですね」

『こちらの言葉も少しずつ覚えていくだろうから、慣れていけば良い』

「わかりました・・・って、そうじゃない!? なんで自分が勇者なんですか!?」

『こちらの世界ではの・・・色々な種族がおるのじゃが、その中のヒト種が勇者を召喚する術を使用した結果そなたが召喚されたから、わしが出迎えに来ている訳じゃ』

「もしかして・・・ヒト種が何者かに襲われていてそれを助けて襲ってきた相手を完全に倒さない限り元の世界に戻れないとか?」

『それなんじゃが・・・わしが知る限りここ数十年争い事は無かったのに変じゃの~?』

ちょと待て!? 争いが無いのに勇者召喚!? なんか雲行きがおかしいぞ

『とりあえず、ほれその先に扉が見えるじゃろ? 扉を出れば召喚したヒト種の神官たちがおる筈だから聞いてみるが良い』

「不安しかないわ! 何か手助けになる様なスキルとか諸々まずは寄越せ!!」

『わし出迎えるだけの神だから、力はほとんど無いぞ』

「そんな・・・ゲームとかだと序盤だけのスキルとか便利アイテムとか、貰えるのに」

『仕方ないの~1つしかないが、このスキルを付与してやるわい。 制限が有るが勘弁するのじゃよ』

「無いよりははるかにマシです! ちなみになんてスキルです?」

『最凶防御【アルティメットガード】という名じゃよ』

「悪い予感しかしない名前のスキルだな・・・・効果は?」

『そなたの世界でいうステータス? 力や魔力に当たる部分が最低値になる代わりに物理防御や魔法防御などが極限まで引き上げられるスキルじゃ』

「緊急回避的なスキルみたいだけど、制限ってのが気になるな」

『1度使うと効果が10分しかないのと、LV2以上になると使えなくなってしまうのが制限じゃわい』

「チュートリアル中だけの無敵かよ!?」

『チュートリアルってのはよく分からんが、わしに出来るのはこれだけじゃよ。 要るのか要らぬのか?』

「お願いします、ください」

『わかればよろしい、ほれ付与完了したぞい』

「ありがとうございました、なんか頭の中にボタンみたいのが見えるけどコレがそうなの?」

『そうじゃ、1度効果が切れると次に使える様になるまで1時間近く待たないとならぬから注意するのじゃよ』

「まずは試しに使ってみるか、最凶防御【アルティメットガード】!」

うん、無事に使えたから扉の外に居る神官って方の話を聞いてみるか

「とりあえず、外に居る方に詳しい話を聞いてみます。 ありがとうございました」

『元の世界に帰れる事を祈っておるよ・・・元気でな。 あまり力になってやれずすまぬ』

さてと扉を開けてみますかな、開けてみたまでは良かったが目の前に有ったのは、血だまりと死体の山でした。 いい加減夢なら早く覚めてくれ~!!!! 

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