34 / 84
第34話 【ダイナス恐怖の10日間】~3日目午前の部その1~
しおりを挟む
「・・・・・そんな訳でお前の馬鹿息子が女性達に婦女暴行を働こうとしていたから、糸で縛り上げて罰として一晩塔から吊るしておいたから」
「なんというかその、罪を犯す前に取り押さえてくれて事には感謝するが未だに解放されていないのは何故だ?」
「だってコイツ、サリーネに対してやった事をちっとも反省していないからだよ。両親を幽閉してまで妾にしようだなんて正気じゃないぞ」
「ムグゥ!ムゴォ!ングエェ!!」
ハジメの足元でジェラルドが糸を解こうと足掻くが、足掻けば足掻くほど糸が絡まり動きを封じていく。
「それからミリンダの調べで馬鹿息子なんだけど、人としてやっちゃいけない事をしていたのが分かったんだ」
前に出てきたミリンダが書状を王ジェラールに手渡した。
「私は冒険者ギルドルピナス支部ギルド長を務めておりましたミリンダと申します。本来はギルド本部を通じてご判断を仰ぐ予定でしたが、このタイミングで渡す事となったのが残念でなりません」
そうして手渡された書状を見たジェラールの顔がどんどん青褪めていった・・・。
「こ、これに書かれている事は本当なのか!?」
「ええ、残念ですが事実です」
ミリンダが顔を逸らす、書状の中身にはジェラルドの人間性を疑う所業の数々が記されていた。
「ルピナスにおいてベルンウッドという商人がグエンバルム伯爵と結託し捕らえた女性を売買していた事件が発覚し、当時捕らえられていた女性の中にセレスティーナ公女が居た事はご存知の筈です」
「ああ、そうだったな」
「その後の調べでグエンバルムが開いていた女性の闇市で最も多く買われていた人物がジェラルド殿下だった事が判明しました」
ジェラルドの目が大きく見開く、代理人を何人も経由させて足取りを掴めない様にしていた筈なのに気付かれていたからだ。
「殿下に買われた女性達は王家が秘密にしている地下通路を使って王城まで運ばれそこで人間以下の扱いを受けていた様です、食事や着る物を満足に与えられず飢えに耐えかねて殿下に恭順した者達から順に味を確かめられていたのですよね?味の本当の意味は説明しなくてもお分かりかと存じますが」
ジェラルドは力無く項垂れた、ここまで調べられている事はその後の女性達の扱いも把握されているのは明白だった。
「しかし殿下は味見された女性達を解放する事は有りませんでした、事が露見するのを恐れあろう事か殿下は人間と猛獣を戦わせるショーと称して彼女達の存在を闇に葬り去りました。武器を与えられず猛獣の前に立たされた彼女達の心境を思うと哀れでなりません、また彼女達の中には殿下の子を宿していた者も居たそうです」
ハジメはすぐにでも足元で転がっている男の首にナイフを突き立てたい衝動に駆られた、だがハジメは裁く側にまだ立っていない。許しも無くそんな事をすればセシリアやラン達まで巻き込んでしまうと自省したが、すぐにそんな時は魔界に逃げ込めば済む話だと気付くと衝動を抑える必要が無い事に安堵すらしていた。
「ところで陛下、陛下にも1つお尋ねしたい事が有るのですが?」
ミリンダの矛先が今度は王ジェラールに向いた。
「捕らえて護送された筈のグエンバルムとベルンウッドですが、ルピナスに届けられた報告書では即決裁判の後に重罪人として処刑されたと書かれておりましたが実際は王都に到着する前に既に死んでいたのは何故ですか?」
「な、何を急に根も葉もない話を作るのだね君は。彼らは重大な罪を犯した者として王都で処刑され墓地に埋葬された、そんな話が出る事自体でっち上げにすぎない。大体、何を証拠にしているのかね?」
あ、『何を証拠に』って自分が犯人なのを誤魔化そうとしている人のお決まりのセリフだ。国王、フラグを1つ立てちゃった・・・。
「証拠をご覧に入れても良いのですが・・・・30分ほど待っていてもらってもいいですか?墓地の木に縛り付けておいたので逃げ出してないとは思いますが何分臭うので」
臭う?臭うって何が?その疑問は30分後にミリンダが連れてきた者達で分かった。
「なるほど、確かにそれは生きた証拠・・・・いや、死んだ証拠になるな」
始が納得する中、ハジメの方は呆れていた。
「それ、どこで見つけてきたの?道端で変なの拾っちゃダメだって親から教わらなかった?」
「ダイナスの墓地です、ほら以前ハジメ様がブラッディマミーを食べて【体脂肪燃焼・肥満防止】の能力が付いたのを耳にしたので太らない内に私も身に着けておきたいと考えまして・・・」
ミリンダの言葉を聞いて何故かセシリアとセレスの目が光った、そういえば2人も食い放題で隠れながら結構食べていた気がする。主にミノタウロスの方を・・・。
「とりあえず、この者達が動かぬというか動く証拠です!申し開きが有ればこの2体の前で言ってください」
「ヒ、ヒィ!!」
ジェラールは涙目になっている、それもその筈ミリンダが連れてきたのは途中で口封じで殺され無念で何故かブラッディマミーと化したグエンバルムとベルンウッドだった。
「ねえ、あなた達。この間も言ったけど楽になりたければ、起きた事を正直に話してちょうだい」
ミリンダが話しかけるとグエンバルムマミーが口を開いた。
『アノヒ、ルピナスヲデタチョクゴに・・・ムネヲツカレ、コロサレタ。ソノゴ、カラダヲコオラサレテ、ダイナスニハコビコマレタ』
次に口を開いたのはベルンウッドマミーだ。
『デンカハオオクノオンナヲカッテコロシタ、ナノニワレラダケシヌノハ・・・・ナットク・・・イカナイ』
ジェラルドに襲い掛かろうとする2人、しかしミリンダに縛られているので襲う事は出来なかった。諦めた2人は最後の望みをミリンダに言った。
『『イウコトハイッタ、ハヤクラクニシテクレ』』
「それじゃあ、ハジメ様。燃やして楽にしてあげましょう」
「「お待ちなさい!!」」
ミリンダがハジメに焼却処分を頼もうとするとそこに割って入った者達が居た、セシリアとセレスだ。
「燃やしてしまうだなんて勿体無い!燃やすのでしたら、私達にください!」
「そうです、目の前の食材を食べずに破棄されるのは怪物料理人(モンスターコック)の名折れです」
「いや、あれを喰うのは流石にマズいだろセレス・・・」
「俺も同意見だ、あれは食材と呼んじゃいけない部類だろ?」
「「2人は私達が太っても構わないと言いたいのですか!?」」
2人の鬼気迫る勢いにハジメと始は思わず後ずさりしてしまった。勝利を確信した2人は国王と皇太子、更にはシスティナイト伯爵夫婦とサリーネの目の前で用済みになったマミーを堂々と食べ始めたのだった。
「「いただきま~す」」
「私はこっちのグエンバルムを頂きますね」
「では、私はこちらのベルンウッドを」
おいおいセシリア、仕方なかったとはいえお前を昔囲っていた男を喰う事に何の躊躇もしないのかい!?
「これは!結構辛いですね」
「ですが、クセになる味です。しかも身体の中がポカポカしてきます」
ああ、ポカポカするのはキムチの中にある唐辛子のカプサイシン効果だねってそんな訳有るかい!?しかし元愛人に喰われながら満足そうな顔をしているベルンウッドを見ているとハジメは何だか複雑な心境になった。
「「やりましたよハジメ(始様)!【体脂肪燃焼・肥満防止】の能力が身に付きました♪」」
「「そ、そうか。それは良かった」」
「「はい♪」」
念願の能力を手に入れて喜ぶセシリアとセレスに対して、乾いた笑いで応じるハジメと始。周囲に居た者達は2人が恋人の尻に敷かれる瞬間を目の当たりにしたのだった・・・。
「なんというかその、罪を犯す前に取り押さえてくれて事には感謝するが未だに解放されていないのは何故だ?」
「だってコイツ、サリーネに対してやった事をちっとも反省していないからだよ。両親を幽閉してまで妾にしようだなんて正気じゃないぞ」
「ムグゥ!ムゴォ!ングエェ!!」
ハジメの足元でジェラルドが糸を解こうと足掻くが、足掻けば足掻くほど糸が絡まり動きを封じていく。
「それからミリンダの調べで馬鹿息子なんだけど、人としてやっちゃいけない事をしていたのが分かったんだ」
前に出てきたミリンダが書状を王ジェラールに手渡した。
「私は冒険者ギルドルピナス支部ギルド長を務めておりましたミリンダと申します。本来はギルド本部を通じてご判断を仰ぐ予定でしたが、このタイミングで渡す事となったのが残念でなりません」
そうして手渡された書状を見たジェラールの顔がどんどん青褪めていった・・・。
「こ、これに書かれている事は本当なのか!?」
「ええ、残念ですが事実です」
ミリンダが顔を逸らす、書状の中身にはジェラルドの人間性を疑う所業の数々が記されていた。
「ルピナスにおいてベルンウッドという商人がグエンバルム伯爵と結託し捕らえた女性を売買していた事件が発覚し、当時捕らえられていた女性の中にセレスティーナ公女が居た事はご存知の筈です」
「ああ、そうだったな」
「その後の調べでグエンバルムが開いていた女性の闇市で最も多く買われていた人物がジェラルド殿下だった事が判明しました」
ジェラルドの目が大きく見開く、代理人を何人も経由させて足取りを掴めない様にしていた筈なのに気付かれていたからだ。
「殿下に買われた女性達は王家が秘密にしている地下通路を使って王城まで運ばれそこで人間以下の扱いを受けていた様です、食事や着る物を満足に与えられず飢えに耐えかねて殿下に恭順した者達から順に味を確かめられていたのですよね?味の本当の意味は説明しなくてもお分かりかと存じますが」
ジェラルドは力無く項垂れた、ここまで調べられている事はその後の女性達の扱いも把握されているのは明白だった。
「しかし殿下は味見された女性達を解放する事は有りませんでした、事が露見するのを恐れあろう事か殿下は人間と猛獣を戦わせるショーと称して彼女達の存在を闇に葬り去りました。武器を与えられず猛獣の前に立たされた彼女達の心境を思うと哀れでなりません、また彼女達の中には殿下の子を宿していた者も居たそうです」
ハジメはすぐにでも足元で転がっている男の首にナイフを突き立てたい衝動に駆られた、だがハジメは裁く側にまだ立っていない。許しも無くそんな事をすればセシリアやラン達まで巻き込んでしまうと自省したが、すぐにそんな時は魔界に逃げ込めば済む話だと気付くと衝動を抑える必要が無い事に安堵すらしていた。
「ところで陛下、陛下にも1つお尋ねしたい事が有るのですが?」
ミリンダの矛先が今度は王ジェラールに向いた。
「捕らえて護送された筈のグエンバルムとベルンウッドですが、ルピナスに届けられた報告書では即決裁判の後に重罪人として処刑されたと書かれておりましたが実際は王都に到着する前に既に死んでいたのは何故ですか?」
「な、何を急に根も葉もない話を作るのだね君は。彼らは重大な罪を犯した者として王都で処刑され墓地に埋葬された、そんな話が出る事自体でっち上げにすぎない。大体、何を証拠にしているのかね?」
あ、『何を証拠に』って自分が犯人なのを誤魔化そうとしている人のお決まりのセリフだ。国王、フラグを1つ立てちゃった・・・。
「証拠をご覧に入れても良いのですが・・・・30分ほど待っていてもらってもいいですか?墓地の木に縛り付けておいたので逃げ出してないとは思いますが何分臭うので」
臭う?臭うって何が?その疑問は30分後にミリンダが連れてきた者達で分かった。
「なるほど、確かにそれは生きた証拠・・・・いや、死んだ証拠になるな」
始が納得する中、ハジメの方は呆れていた。
「それ、どこで見つけてきたの?道端で変なの拾っちゃダメだって親から教わらなかった?」
「ダイナスの墓地です、ほら以前ハジメ様がブラッディマミーを食べて【体脂肪燃焼・肥満防止】の能力が付いたのを耳にしたので太らない内に私も身に着けておきたいと考えまして・・・」
ミリンダの言葉を聞いて何故かセシリアとセレスの目が光った、そういえば2人も食い放題で隠れながら結構食べていた気がする。主にミノタウロスの方を・・・。
「とりあえず、この者達が動かぬというか動く証拠です!申し開きが有ればこの2体の前で言ってください」
「ヒ、ヒィ!!」
ジェラールは涙目になっている、それもその筈ミリンダが連れてきたのは途中で口封じで殺され無念で何故かブラッディマミーと化したグエンバルムとベルンウッドだった。
「ねえ、あなた達。この間も言ったけど楽になりたければ、起きた事を正直に話してちょうだい」
ミリンダが話しかけるとグエンバルムマミーが口を開いた。
『アノヒ、ルピナスヲデタチョクゴに・・・ムネヲツカレ、コロサレタ。ソノゴ、カラダヲコオラサレテ、ダイナスニハコビコマレタ』
次に口を開いたのはベルンウッドマミーだ。
『デンカハオオクノオンナヲカッテコロシタ、ナノニワレラダケシヌノハ・・・・ナットク・・・イカナイ』
ジェラルドに襲い掛かろうとする2人、しかしミリンダに縛られているので襲う事は出来なかった。諦めた2人は最後の望みをミリンダに言った。
『『イウコトハイッタ、ハヤクラクニシテクレ』』
「それじゃあ、ハジメ様。燃やして楽にしてあげましょう」
「「お待ちなさい!!」」
ミリンダがハジメに焼却処分を頼もうとするとそこに割って入った者達が居た、セシリアとセレスだ。
「燃やしてしまうだなんて勿体無い!燃やすのでしたら、私達にください!」
「そうです、目の前の食材を食べずに破棄されるのは怪物料理人(モンスターコック)の名折れです」
「いや、あれを喰うのは流石にマズいだろセレス・・・」
「俺も同意見だ、あれは食材と呼んじゃいけない部類だろ?」
「「2人は私達が太っても構わないと言いたいのですか!?」」
2人の鬼気迫る勢いにハジメと始は思わず後ずさりしてしまった。勝利を確信した2人は国王と皇太子、更にはシスティナイト伯爵夫婦とサリーネの目の前で用済みになったマミーを堂々と食べ始めたのだった。
「「いただきま~す」」
「私はこっちのグエンバルムを頂きますね」
「では、私はこちらのベルンウッドを」
おいおいセシリア、仕方なかったとはいえお前を昔囲っていた男を喰う事に何の躊躇もしないのかい!?
「これは!結構辛いですね」
「ですが、クセになる味です。しかも身体の中がポカポカしてきます」
ああ、ポカポカするのはキムチの中にある唐辛子のカプサイシン効果だねってそんな訳有るかい!?しかし元愛人に喰われながら満足そうな顔をしているベルンウッドを見ているとハジメは何だか複雑な心境になった。
「「やりましたよハジメ(始様)!【体脂肪燃焼・肥満防止】の能力が身に付きました♪」」
「「そ、そうか。それは良かった」」
「「はい♪」」
念願の能力を手に入れて喜ぶセシリアとセレスに対して、乾いた笑いで応じるハジメと始。周囲に居た者達は2人が恋人の尻に敷かれる瞬間を目の当たりにしたのだった・・・。
2
あなたにおすすめの小説
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
薬師の名門ブレルスクに入学した私は、退学するまで暴れます。〜少年アレクの倫理で殴る学園ファンタジー〜
鮒捌ケコラ
ファンタジー
入学式から3週間目にして『退学」を言い渡された。
(早くない?RTAじゃないんだからさ。)
自分で言うのもアレだけど、入学してからは結構真面目に通ってた。
けど、どうやら教員の不況を買ってしまったらしい。
幸か不幸か、退学まで1週間の執行猶予が与えられた。
けど、今更どう足掻いても挽回する事は不可能だろうし、
そもそも挽回する気も起こらない。
ここまでの学園生活を振り返っても
『この学園に執着出来る程の魅力』
というものが思い当たらないからだ。
寧ろ散々な事ばかりだったな、今日まで。
それに、これ以上無理に通い続けて
貴族とのしがらみシミッシミの薬師になるより
故郷に帰って自由気ままな森番に復職した方が
ずっと実りある人生になるだろう。
私を送り出した公爵様も領主様も、
アイツだってきっとわかってくれる筈だ。
よし。決まりだな。
それじゃあ、退学するまでは休まず毎日通い続けるとして……
大人しくする理由も無くなったし、
これからは自由気ままに、我儘に、好き勝手に過ごす事にしよう。
せっかくだし、教員達からのヘイトをカンストさせるのも面白そうだ。
てな訳で………
薬師の名門ブレルスクに入学した私は、退学するまで暴れます。
…そう息巻いて迎えた執行猶予満了日、
掲示板に張り出された正式な退学勧告文を
確認しに行ったんだけど……
どういう事なの?これ。
婚約破棄して廃嫡された馬鹿王子、冒険者になって自由に生きようとするも、何故か元婚約者に追いかけて来られて修羅場です。
平井敦史
ファンタジー
公爵令嬢ヘンリエッタとの婚約破棄を宣言した王太子マルグリスは、父王から廃嫡されてしまう。
マルグリスは王族の身分も捨て去り、相棒のレニーと共に冒険者として生きていこうと決意するが、そんな彼をヘンリエッタが追いかけて来て……!?
素直になれない三人の、ドタバタ冒険ファンタジー。
※「小説家になろう」、「カクヨム」にも掲載しています。
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
催眠術師は眠りたい ~洗脳されなかった俺は、クラスメイトを見捨ててまったりします~
山田 武
ファンタジー
テンプレのように異世界にクラスごと召喚された主人公──イム。
与えられた力は面倒臭がりな彼に合った能力──睡眠に関するもの……そして催眠魔法。
そんな力を使いこなし、のらりくらりと異世界を生きていく。
「──誰か、養ってくれない?」
この物語は催眠の力をR18指定……ではなく自身の自堕落ライフのために使う、一人の少年の引き籠もり譚。
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
ダンジョンをある日見つけた結果→世界最強になってしまった
仮実谷 望
ファンタジー
いつも遊び場にしていた山である日ダンジョンを見つけた。とりあえず入ってみるがそこは未知の場所で……モンスターや宝箱などお宝やワクワクが溢れている場所だった。
そんなところで過ごしているといつの間にかステータスが伸びて伸びていつの間にか世界最強になっていた!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる