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9.リエの初デート。FORDITE RING
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9.
翌日の正午。
リエとアレクは高円寺の街を歩いている。
結果としてアレクとデートをしてる事にリエはルンルン気分だ。
アレクさんとデートだ、嬉しい。
生まれて初めての男の人とのデートだ!
男の人とプライベートで街をウロウロするなんて少し緊張するし。
しかも、超絶イケメン外人の方と横を歩けるなんて少女漫画みたいでドキドキする。
ワタシなんかがこの人の横を歩いていいのだろうか?
アレクは少し二日酔い気味のようだ。
「朝まで飲んでたんですか」
「ええ、健吉さんが美味い日本酒を飲ませてくれましてね。ついつい飲んじゃいました。ウオッカとはまた違う酔い方しますね」
「アレクさん、イタリアだからワインじゃないんですか」
アレクはついついシベリア人の本性が出てしまいギクッと焦る
「ははっイタリア人でもワイン以外飲みますよ」
「ハハハッ」
2人は氷川神社でお参りし商店街やカフェに行く。
そして大きな病院の前を通りかかり、
リエが「アレクさん、ちょっと病院に用事があるので寄って良いですか?」
「どうぞ」
リエは看護婦さんに慣れた感じで挨拶し
「少しそこで待ってて下さい」
アレクに廊下のベンチで待ってもらい個室の病室に入って行く。
10分ほどしてリエが病室から出てくる。開いた扉の隙間からチューブで繋がれた寝ている中年女性がアレクの目に入ってきた。
「アレクさん、お待たせしました。次、行きましょうか」
「そうですね」
「母のお見舞いなんですよ、私事ですみません。この後、高円寺は古着屋がたくさんあるので、アレクさんの仕事のヒントになるように古着屋さん入りましょうか」
—————————————————————
2人は高円寺の古着屋GBに入る。
「アッ」
入ってみると店内には昨日の健吉と酔客ラッパー男がいた。
リエは咄嗟にアレクの後ろに隠れ引いてる。
「俺、トオルと申します。リエさん、アレクさん、昨日は本当に申し訳ございませんでした」
昨日の酔客ラッパー男、名前はトオル。
トオルは健吉に促され頭を深く下げて謝罪する。
「この馬鹿野郎はしっかり叱っといたんで、俺からも再度謝ります。申し訳ございませんでした」
トオルと一緒に謝る健吉。
「僕が一発パンチしてる事に免じて、リエさんも許してあげましょうよ」
リエに促すアレク。
「アレクさんがそんなに言うなら許します。酒乱は直してくださいね」
リエはトオルを許す。リエさんも酒乱だけどね、と言いたいけど言えないアレクだった。
「はい、以降気をつけます」
下げてた頭を上げるトオル。アレクのパンチはかなり効いていたようだ、鼻に大きなバンテージを貼っていた。
鼻の骨は折れたようだ。
「ここが、健吉さんの店だったんですね」
「そうなんですよアレクさん、リエさん。ゆっくり見て行ってください」
健吉はこの店のオーナー、トオルは店員で健吉のお弟子さんみたいな感じらしい。
古着屋GB店内でアレクはある服を見つける。
「リエさん、これADIDASとGUCCIの初コラボした時のジャージ!これの古着なんてヨーロッパでもアメリカでも見た事ないですよ!さっすが高円寺。古着の町笑いながらですね」
「ふふっ。アレクさん、ADIDAS好きなんですね」
興奮気味に話すアレクを笑ってるリエだったが、あるTシャツを見つけてリエを気分が上がる。
「キャーッ!『バっくん』のアメリカバージョンのTシャツですよー。この店すご~い!」
2人が広い店内で楽しく服を見ていると、健吉とトオルがヴィンテージのロックTシャツ2枚とヴィンテージの指輪を2つ持ってきた。Tシャツも指輪も3万円は下らない物だ。
「リエさん、アレクさん、お揃いのロックTシャツとフォーダイトの指輪です。
今回の件で、お店からのプレゼントです。お受け取りください」
「イエイエ、これ高いヤツで受け取れませんよ」
リエが辞退しようとするが
「俺からの気持ちです、受け取り下さい」
トオルが強く推すので受け取ったリエとアレク。
「ところで健吉さん、これは嬉しいですけどなんでお揃いなんですか?」
アレクが聞く。
「いや、昨日警察署で便宜を図ってくれた公務員の沖田さんから、あの2人にペアルックのプレゼントしなよって言われたんですよ。2人もペアルックでハッピーになりますよ」
カーッと顔が真っ赤になるアレクとリエ。
「沖田、いつかシバク!」
ウクライナ語で呟くアレクだった。
—————————————————————
古着屋GBを後にした2人は、その足で和風カフェに入った。夕御飯時なので、リエは蒸し野菜定食セット、アレクは煮魚定食セットを注文する。
「アレクさん、煮魚定食なんて西洋の方は大丈夫なんですか?」
「リエさん、20世紀と違って2035年の白人を舐めて貰ったら困りますよ。日本食や魚は高プロテイン低脂肪だから、国でもよく食べてますよ。これでもダイエットには気を使ってるんですよ」
「ふふっ、だからあんなにキレのいいパンチを打てたんですね。日頃の節制の賜物ですね。納豆はどうですか?」
「Dam!納豆はゴメンなさい。無理です。リエさん、意地悪ですねー」
「ハハハハ、アレクさんそのお魚ちょっと下さい」
「美味しいですよ」
翌日の正午。
リエとアレクは高円寺の街を歩いている。
結果としてアレクとデートをしてる事にリエはルンルン気分だ。
アレクさんとデートだ、嬉しい。
生まれて初めての男の人とのデートだ!
男の人とプライベートで街をウロウロするなんて少し緊張するし。
しかも、超絶イケメン外人の方と横を歩けるなんて少女漫画みたいでドキドキする。
ワタシなんかがこの人の横を歩いていいのだろうか?
アレクは少し二日酔い気味のようだ。
「朝まで飲んでたんですか」
「ええ、健吉さんが美味い日本酒を飲ませてくれましてね。ついつい飲んじゃいました。ウオッカとはまた違う酔い方しますね」
「アレクさん、イタリアだからワインじゃないんですか」
アレクはついついシベリア人の本性が出てしまいギクッと焦る
「ははっイタリア人でもワイン以外飲みますよ」
「ハハハッ」
2人は氷川神社でお参りし商店街やカフェに行く。
そして大きな病院の前を通りかかり、
リエが「アレクさん、ちょっと病院に用事があるので寄って良いですか?」
「どうぞ」
リエは看護婦さんに慣れた感じで挨拶し
「少しそこで待ってて下さい」
アレクに廊下のベンチで待ってもらい個室の病室に入って行く。
10分ほどしてリエが病室から出てくる。開いた扉の隙間からチューブで繋がれた寝ている中年女性がアレクの目に入ってきた。
「アレクさん、お待たせしました。次、行きましょうか」
「そうですね」
「母のお見舞いなんですよ、私事ですみません。この後、高円寺は古着屋がたくさんあるので、アレクさんの仕事のヒントになるように古着屋さん入りましょうか」
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2人は高円寺の古着屋GBに入る。
「アッ」
入ってみると店内には昨日の健吉と酔客ラッパー男がいた。
リエは咄嗟にアレクの後ろに隠れ引いてる。
「俺、トオルと申します。リエさん、アレクさん、昨日は本当に申し訳ございませんでした」
昨日の酔客ラッパー男、名前はトオル。
トオルは健吉に促され頭を深く下げて謝罪する。
「この馬鹿野郎はしっかり叱っといたんで、俺からも再度謝ります。申し訳ございませんでした」
トオルと一緒に謝る健吉。
「僕が一発パンチしてる事に免じて、リエさんも許してあげましょうよ」
リエに促すアレク。
「アレクさんがそんなに言うなら許します。酒乱は直してくださいね」
リエはトオルを許す。リエさんも酒乱だけどね、と言いたいけど言えないアレクだった。
「はい、以降気をつけます」
下げてた頭を上げるトオル。アレクのパンチはかなり効いていたようだ、鼻に大きなバンテージを貼っていた。
鼻の骨は折れたようだ。
「ここが、健吉さんの店だったんですね」
「そうなんですよアレクさん、リエさん。ゆっくり見て行ってください」
健吉はこの店のオーナー、トオルは店員で健吉のお弟子さんみたいな感じらしい。
古着屋GB店内でアレクはある服を見つける。
「リエさん、これADIDASとGUCCIの初コラボした時のジャージ!これの古着なんてヨーロッパでもアメリカでも見た事ないですよ!さっすが高円寺。古着の町笑いながらですね」
「ふふっ。アレクさん、ADIDAS好きなんですね」
興奮気味に話すアレクを笑ってるリエだったが、あるTシャツを見つけてリエを気分が上がる。
「キャーッ!『バっくん』のアメリカバージョンのTシャツですよー。この店すご~い!」
2人が広い店内で楽しく服を見ていると、健吉とトオルがヴィンテージのロックTシャツ2枚とヴィンテージの指輪を2つ持ってきた。Tシャツも指輪も3万円は下らない物だ。
「リエさん、アレクさん、お揃いのロックTシャツとフォーダイトの指輪です。
今回の件で、お店からのプレゼントです。お受け取りください」
「イエイエ、これ高いヤツで受け取れませんよ」
リエが辞退しようとするが
「俺からの気持ちです、受け取り下さい」
トオルが強く推すので受け取ったリエとアレク。
「ところで健吉さん、これは嬉しいですけどなんでお揃いなんですか?」
アレクが聞く。
「いや、昨日警察署で便宜を図ってくれた公務員の沖田さんから、あの2人にペアルックのプレゼントしなよって言われたんですよ。2人もペアルックでハッピーになりますよ」
カーッと顔が真っ赤になるアレクとリエ。
「沖田、いつかシバク!」
ウクライナ語で呟くアレクだった。
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古着屋GBを後にした2人は、その足で和風カフェに入った。夕御飯時なので、リエは蒸し野菜定食セット、アレクは煮魚定食セットを注文する。
「アレクさん、煮魚定食なんて西洋の方は大丈夫なんですか?」
「リエさん、20世紀と違って2035年の白人を舐めて貰ったら困りますよ。日本食や魚は高プロテイン低脂肪だから、国でもよく食べてますよ。これでもダイエットには気を使ってるんですよ」
「ふふっ、だからあんなにキレのいいパンチを打てたんですね。日頃の節制の賜物ですね。納豆はどうですか?」
「Dam!納豆はゴメンなさい。無理です。リエさん、意地悪ですねー」
「ハハハハ、アレクさんそのお魚ちょっと下さい」
「美味しいですよ」
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