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ヤンデレ医師編
5.ライザの幸せ(同僚医師マリー)
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「ライザ様!」
隣の治療室で大声がした。
急いで治療室のドアを開けると、半裸のアントンソンさんがライザを腕にかかえている。ライザは聖魔法の過剰使用で意識を失ってしまったようだった。
「患者さんにお願いするのも悪いと思うのだけれど、ライザをベッドまで運んでもらっていいかしら?」
私一人ではとても彼女を運べそうにないので、アントンソンさんにそうお願いしてみた。深手を負った状態でもライザを右手一本で運ぶことができたのだから、治療が進んでいる今なら彼の負担になることはないだろう。
「もちろんです。どこへお連れすればよろしいですか?」
そう言うと、彼は軽々とライザを抱き上げた。
部屋の奥のカーテンを開けると、その向こうにはベッドが二つ並んでいる。
私は手前のベッドを指差した。
「そのベッドに寝かせてくれる?」
「畏まりました」
丁寧にライザをベッドに寝かせるアントンソンさん。それから心配そうにライザを見つめたまま、破れた騎士服のボタンを止めてマントを羽織った。
「アントンソンさん、そんなに心配しなくても、ライザは大丈夫よ。ちょっと聖魔法を使いすぎただけだから。少し眠れば回復するわ」
そう言っても、彼は未だに目を閉じたままのライザを心配そうに眺めていた。
「不甲斐ない私のせいで、ライザ様に無理をさせてしまいました」
アントンソンさんは本当に落ち込んでいるようだった。でも、彼はライザを助けてくれたのだ。あの時、ライザが単独で崖から落ちてしまっていたら、私一人ではとても助けることができないほどの怪我を負ったに違いない。
アントンソンさんはまさしくライザの命の恩人なのに。
それにしても、腕の骨と肋骨が折れた状態で、気を失ったライザを抱えて運んでくれたのでしょう? どこに不甲斐ない要素があったのかと問い詰めたい気分。だけど、かなり落ち込んでいる様子のアントンソンさんにそんなことを訊ける雰囲気ではなかった。
「ありがとうございます。ライザを助けてくれて」
とにかくお礼だけは言っておかないと。
「いえ、助けていただいたのは私です。ライザ様には感謝してもしきれません。それなのに、こんな私の治療のために、ライザ様が気を失ってしまわれた……」
アントンソンさんは更に深く落ち込んでしまった。ちょっと面倒かも。
「あの、ライザが崖から落ちたのがそもそもの原因ですからね。アントンソンさんが庇ってくれなければライザが酷い怪我を負ったはずなの。そうなると魔力の少ない私では治療できなかったわ。だから、ライザだって貴方に感謝しているはずよ。もちろん私もね」
私にはライザほどの聖魔法は使えない。ライザが大怪我をしたとしても、私では治せなかった。最悪これほどの有能な医師を失うことになっていたかもしれない。
「私は騎士として当然のことをしただけです。でも、ライザ様のお役に立てたのならとても光栄です」
アントンソンさんはようやく安心したのか、少し表情を緩めた。
「ライザはこんな見かけだし、魔法の能力も高くて、完璧な令嬢だと誤解されているけれど、ちょっと抜けたところもある普通の女の子なの。これからも力になってもらえると嬉しいわ」
「私のような者でもライザ様のお力になれるのでしょうか? そうであるのならば、身に余る栄誉です」
彼は眩しそうにライザを見ていた。
「当然じゃない。だって、貴方は騎士様だもの」
王宮騎士の皆さんには、回診時の護衛としてだけではなく、痛みで暴れる患者を押さえてもらったり、先に診てもらおうと列に割り込む患者を後ろに並ばせたりと、非力な私たちではできない仕事に担ってもらっている。彼らの協力がなければ、私たちは市井での治療を行うことができないだろう。
「こんな自分でも皆さんにお役に立てるのなら、騎士になって本当に良かったです」
こんな自分って! 貴方は騎士のベルトルド・アントンソンさんですよね? 貴方がいる限り王都は平和だと聞いたことがあるのだけど。噂は当てにならないのかしら?
まあ、私も疲れているのでそこは突っ込むのを止めておこう。
「どこまで治療が進んでいるか調べるから、あっちの椅子に座って」
アントンソンさんを治療室の方に追いやり、ライザの眠っている部屋のカーテンを閉める。
「傷はほぼ完治しています。だからもう大丈夫です」
その言葉を信じて、アントンソンさんにいくつか薬を渡し、帰っていいと告げた。
彼は深々と頭を下げて治療室から出ていく。
それからライザの熱を測ったが平熱だった。気を失ったのは魔力不足が原因なので回復するまで眠らせるしかない。
魔力回復薬は高山に自生する貴重な薬草から作られるので、残念ながら本当に緊急時にしか服用することが許されていない。
私は改めて眠っているライザの寝顔を見た。
プラチナブロンドの美しい髪は貴金属製のように輝いていた。閉じた瞼に宝石のように美しい紫の虹彩が隠されている。
ここまで美しい人を私は知らない。同じ女性だけど、嫉妬も憧れもできない程の完璧な容姿だ。
その上、ライザは多くの魔力と精密な魔力制御能力を持っている。彼女が宮廷医師団に入ってきたときは、先輩医師として嫉妬を止めることができなかった。
神様はこれほど不公平なのかと恨んだこともある。一人の女性に全てを与えるつもりかと。
馬鹿だったのは私。
ライザは魔力と魔力制御に秀でていたからこそ、その身に余るほどの重責を担っていた。
他の医師では無理だけど、ライザならば助けることができる怪我人や病人がいる。ライザが逃げればそんな患者が死んでしまうのだ。その重圧に耐えながら、ライザは毎日身を削るようにして頑張っていた。
酷い怪我人に手を添えて治さなければならない。たとえ後で胃の中のものを全て戻すことになったとしても、ライザは患者の前では表情を崩さなかった。
冷たいまでの美貌は、辛さや怖さの感情を押し殺しているため。
そんなライザが、あのベルトルド・アントンソンという騎士の前では表情をくるくると変える。恥ずかしそうに、だけど嬉しそうに騎士のエスコートを受けるライザを見て、幸せになって欲しいと心から思った。
アントンソンさんは敬愛の眼差しをライザに向けていた。それを愛情に変えるのはそれほど難しくないだろう。
アントンソンさんはかなり卑屈だけど悪い人ではなさそうだ。それに、噂によればとても有能な騎士らしい。
彼ならばライザを幸せにしてくれるのではないかと思う。
薬草採取に参加していた王立植物研究所のアンナリーナさんに聞いたところ、あの騎士は彼女の義理の兄だという。子爵家の養子だから、侯爵令嬢のライザと結ばれるのは不可能ではないはず。
ただ、彼がアンナリーナさんをどう思っているかが気になるところ。彼女を見つめるアントンソンさんの眼差しはとても甘かった。
でも、アンナリーナさんは本当に兄としか思っていないようなので、前途多難というほどではなさそう。
とにかく、ライザには幸せになってほしい。
ライザの美しい寝顔を見ながら、私はそんなことを考えていた。
隣の治療室で大声がした。
急いで治療室のドアを開けると、半裸のアントンソンさんがライザを腕にかかえている。ライザは聖魔法の過剰使用で意識を失ってしまったようだった。
「患者さんにお願いするのも悪いと思うのだけれど、ライザをベッドまで運んでもらっていいかしら?」
私一人ではとても彼女を運べそうにないので、アントンソンさんにそうお願いしてみた。深手を負った状態でもライザを右手一本で運ぶことができたのだから、治療が進んでいる今なら彼の負担になることはないだろう。
「もちろんです。どこへお連れすればよろしいですか?」
そう言うと、彼は軽々とライザを抱き上げた。
部屋の奥のカーテンを開けると、その向こうにはベッドが二つ並んでいる。
私は手前のベッドを指差した。
「そのベッドに寝かせてくれる?」
「畏まりました」
丁寧にライザをベッドに寝かせるアントンソンさん。それから心配そうにライザを見つめたまま、破れた騎士服のボタンを止めてマントを羽織った。
「アントンソンさん、そんなに心配しなくても、ライザは大丈夫よ。ちょっと聖魔法を使いすぎただけだから。少し眠れば回復するわ」
そう言っても、彼は未だに目を閉じたままのライザを心配そうに眺めていた。
「不甲斐ない私のせいで、ライザ様に無理をさせてしまいました」
アントンソンさんは本当に落ち込んでいるようだった。でも、彼はライザを助けてくれたのだ。あの時、ライザが単独で崖から落ちてしまっていたら、私一人ではとても助けることができないほどの怪我を負ったに違いない。
アントンソンさんはまさしくライザの命の恩人なのに。
それにしても、腕の骨と肋骨が折れた状態で、気を失ったライザを抱えて運んでくれたのでしょう? どこに不甲斐ない要素があったのかと問い詰めたい気分。だけど、かなり落ち込んでいる様子のアントンソンさんにそんなことを訊ける雰囲気ではなかった。
「ありがとうございます。ライザを助けてくれて」
とにかくお礼だけは言っておかないと。
「いえ、助けていただいたのは私です。ライザ様には感謝してもしきれません。それなのに、こんな私の治療のために、ライザ様が気を失ってしまわれた……」
アントンソンさんは更に深く落ち込んでしまった。ちょっと面倒かも。
「あの、ライザが崖から落ちたのがそもそもの原因ですからね。アントンソンさんが庇ってくれなければライザが酷い怪我を負ったはずなの。そうなると魔力の少ない私では治療できなかったわ。だから、ライザだって貴方に感謝しているはずよ。もちろん私もね」
私にはライザほどの聖魔法は使えない。ライザが大怪我をしたとしても、私では治せなかった。最悪これほどの有能な医師を失うことになっていたかもしれない。
「私は騎士として当然のことをしただけです。でも、ライザ様のお役に立てたのならとても光栄です」
アントンソンさんはようやく安心したのか、少し表情を緩めた。
「ライザはこんな見かけだし、魔法の能力も高くて、完璧な令嬢だと誤解されているけれど、ちょっと抜けたところもある普通の女の子なの。これからも力になってもらえると嬉しいわ」
「私のような者でもライザ様のお力になれるのでしょうか? そうであるのならば、身に余る栄誉です」
彼は眩しそうにライザを見ていた。
「当然じゃない。だって、貴方は騎士様だもの」
王宮騎士の皆さんには、回診時の護衛としてだけではなく、痛みで暴れる患者を押さえてもらったり、先に診てもらおうと列に割り込む患者を後ろに並ばせたりと、非力な私たちではできない仕事に担ってもらっている。彼らの協力がなければ、私たちは市井での治療を行うことができないだろう。
「こんな自分でも皆さんにお役に立てるのなら、騎士になって本当に良かったです」
こんな自分って! 貴方は騎士のベルトルド・アントンソンさんですよね? 貴方がいる限り王都は平和だと聞いたことがあるのだけど。噂は当てにならないのかしら?
まあ、私も疲れているのでそこは突っ込むのを止めておこう。
「どこまで治療が進んでいるか調べるから、あっちの椅子に座って」
アントンソンさんを治療室の方に追いやり、ライザの眠っている部屋のカーテンを閉める。
「傷はほぼ完治しています。だからもう大丈夫です」
その言葉を信じて、アントンソンさんにいくつか薬を渡し、帰っていいと告げた。
彼は深々と頭を下げて治療室から出ていく。
それからライザの熱を測ったが平熱だった。気を失ったのは魔力不足が原因なので回復するまで眠らせるしかない。
魔力回復薬は高山に自生する貴重な薬草から作られるので、残念ながら本当に緊急時にしか服用することが許されていない。
私は改めて眠っているライザの寝顔を見た。
プラチナブロンドの美しい髪は貴金属製のように輝いていた。閉じた瞼に宝石のように美しい紫の虹彩が隠されている。
ここまで美しい人を私は知らない。同じ女性だけど、嫉妬も憧れもできない程の完璧な容姿だ。
その上、ライザは多くの魔力と精密な魔力制御能力を持っている。彼女が宮廷医師団に入ってきたときは、先輩医師として嫉妬を止めることができなかった。
神様はこれほど不公平なのかと恨んだこともある。一人の女性に全てを与えるつもりかと。
馬鹿だったのは私。
ライザは魔力と魔力制御に秀でていたからこそ、その身に余るほどの重責を担っていた。
他の医師では無理だけど、ライザならば助けることができる怪我人や病人がいる。ライザが逃げればそんな患者が死んでしまうのだ。その重圧に耐えながら、ライザは毎日身を削るようにして頑張っていた。
酷い怪我人に手を添えて治さなければならない。たとえ後で胃の中のものを全て戻すことになったとしても、ライザは患者の前では表情を崩さなかった。
冷たいまでの美貌は、辛さや怖さの感情を押し殺しているため。
そんなライザが、あのベルトルド・アントンソンという騎士の前では表情をくるくると変える。恥ずかしそうに、だけど嬉しそうに騎士のエスコートを受けるライザを見て、幸せになって欲しいと心から思った。
アントンソンさんは敬愛の眼差しをライザに向けていた。それを愛情に変えるのはそれほど難しくないだろう。
アントンソンさんはかなり卑屈だけど悪い人ではなさそうだ。それに、噂によればとても有能な騎士らしい。
彼ならばライザを幸せにしてくれるのではないかと思う。
薬草採取に参加していた王立植物研究所のアンナリーナさんに聞いたところ、あの騎士は彼女の義理の兄だという。子爵家の養子だから、侯爵令嬢のライザと結ばれるのは不可能ではないはず。
ただ、彼がアンナリーナさんをどう思っているかが気になるところ。彼女を見つめるアントンソンさんの眼差しはとても甘かった。
でも、アンナリーナさんは本当に兄としか思っていないようなので、前途多難というほどではなさそう。
とにかく、ライザには幸せになってほしい。
ライザの美しい寝顔を見ながら、私はそんなことを考えていた。
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