駿河ノ国妖怪物語 ~知られざる妖怪ワールド~

やまねとも

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章1 異世界へ行くには、どうすればいいですか?

ロリータとの激闘

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ああ、温かい、いい匂いがする。

雌の香りだ。


俺は目を覚ました。

そこは満天の夜空だった。

美しい、まるで自宅の静岡でみた夜空のようだ。


「ここが異世界か」

「日本です!」


ナイスジョーク! 

この女神、座敷わらしみたいなやつだな。


「ちなみに成人してますよ?」

「嘘だぁ!」「ワォン?」ルリ様と俺の声が美しいハーモニーを奏でる。

それは静かな夜に吸い込まれるようで、僕達は間違いなく感覚を共有したんだ。



笑えないジョークだが付き合ってやろう、ルリ様の優しさに感謝するんだな!

俺は妖怪の膝枕からサッと離れ、ルリ様シールドを展開した。

危なかった。もう少しで籠絡されるところだったぜ。


今の俺の動き、只者ではないと感じたはずだ、弱者の気配をな!

「守りに入った俺に傷をつけられると思うなよ?座敷わらしめ! 大人しく旧家にでもこもって、ラッキーパワーを貯めているがいい」

さらに追撃を加える。

「あと、ここはなんて名前の異世界ですか?」

さぁ華麗なる俺のYouDo尋問で真相を吐くがいいわ! 俺は今コナソ君を超える!


座敷わらし曰わく、
・ミーは小説家の山城デース

・ユーの裏サイト宣伝しておきましたヨ

・カメラを設置しに、近所へ来たみたいなので、応援に来たのでス



「これ、見てください」

妖怪が携帯端末を華麗に操作し、自分の物的証拠(小説書き手専用の投稿フォーム)を見せる。

まじかよ…妖怪のくせに小説まで書くのか。俺は更に戦慄した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「それで、ヤマンバはどこにいるんですか?」

座敷わらし型の女神に聞いてみた。


座敷わら・・・じゃなくて山城さんはルリ様をモフりながら答えた。

俺、モフらせて貰ったこと無いのに…無いのに。

「いませんよ、そんなの。 でも、クマが出るかもしれないので気をつけてくださいね」

山城さんの腰には俺の持っているタイプと同じクマ撃退スプレーが安全装置を抜いて、いつでも発射できる態勢にあった。


何度見ても大人には見えんぞ、俺の幻想世界ならば、座敷わらしと言えどボインちゃんのはずだ。

まさか、ホントに、ここは日本で現実世界なのか?


なんで俺、異世界転移してないんですかね?

死んでもおかしくないチャージ受けたのに。

ならば考えられることはひとつしかない。

恐らく当たっているだろう。


おれは幸せそうにモフられているルリ様の目を覚まさせるために叫んだ。

「俺は騙されんぞ! ルリ様!そいつは女神だ、騙されるな! 山城さんに化けているんだ!!!」



ルリ様によるチャージを再び受けて昏倒した。

その夜、不思議なことが起こった。
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