駿河ノ国妖怪物語 ~知られざる妖怪ワールド~

やまねとも

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章4 おれたちの戦いはこれからだ!

赤の天才科学者の本気

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イエス!ここは妖怪武器コーナー!

マッドサイエンティストセルゲイ基地であります!

人がいないけど墓地ではありません!
念のため。



赤の科学者のマッドでクレイジーな技術の集積地であります! 

あっ、セルゲイさん、すっごい笑顔してる。


『セルゲイ博士!我々に対抗手段は?(例の変身ベルトどうです?)』念話で話しかけます。

『こんなこともあろうかと、作っておいたのだ!』

『ふふふ』

『ふふふ』

オタクだからわかる謎のコミュニケーションで挨拶しておきました。



『で、ホントのところはどうですか』

『ご要望の機能自体はメールを頂いた翌日には組み込んだのですけど、デザインが気に入らなくて、そこ大事でしょう?』

『大事ですね!』

さすがだ…



一緒にウンウンと唸りながらデラックス妖怪ベルトのデザインを詰めていく。

変身モノの定番に、さりげない妖怪っぽさを混ぜるのに苦労したが、何とか満足のいくデザインができた。

これならオタクたちも納得であろう!



あっ・・機能の確認が二の次になってますよ。

『デラックス妖怪ベルトの機能確認してみたいッス!』

『おおむね盛り込めた筈ですよ、試してみましょう!』

セルゲイさんの妖怪テレポートで以前に来たロシアの大地に立つ。



『なるべくポーズは取ってほしいのですが。 「ヘン↓・シン↑」と念ずることで発動するように変更しました。あとはコンフィグ機能でしたね。それも実装しましたよ。ヘンシン中は近づかれないようにビームニードルが飛び散る機能付きです。こちらもオンオフできます』

『すんげぇ・・・あんたホンマモンの天才やぁ!』


デラックス妖怪ベルトVersion.2.013を受け取る。

ベルトと言ってもズボンに通すタイプではなく、ウェストポーチみたいな感覚だね。

いつか妖怪ポシェットとも機能統合してもらおう、変身ベルトが年々多機能になっていくのは基本なのですよ。


セルゲイさんは妖怪フォースバリアを展開して変身の瞬間を見守っている(ハイスピードビデオカメラを構えて待っている)。


セルゲイさんの準備はオッケーのようだな。

ならば、期待に答えねばならんだろう!俺はキリリと顔を引き締める。


今こそ練習に練習に練習を重ねたフルポーズ付きヘンシンを披露する時!

『刮目せよ!!!』轟く雷声(らいせい)!


ガッ!バッバババッ!ビシィッッ!!!

全身で妖怪力のみなぎる威嚇ポーズを行う!

『ヘン↓・シン↑』

世界が震える変身コマンドにより発動する変身パート。


七色の怪光線が全方向に輝くと同時に、キュキュキュキュキュン!とビームニードルが飛散していきます。

これだけで半径20mの敵は掃討できるな!変身だけで戦闘が終わってしまいそうだ。

やべぇな赤の天才科学者は!


『説明しよう!ダイジョーより発せられる既知の謎パワーによって(以下略)なのだ!』

セルゲイさんの音声ガイド付きかよ!

毎回音声ガイドが付くのこれ?でも楽しい!



セルゲイさんってば、やりきったという凄くいい笑顔してますな。

俺も大満足の出来で嬉しいです。

変身解除はオタク的に、特に意味がないので、念じるだけで解除できます。

ポーズも必要ありません。



続いて簡易版の変身も行ってみます。

ポーズと音声入力なしでも無事に同じ効果で変身できました。

さすセル!ステキですわ!


ハイスピードカメラで撮影した動画を確認する。

我ながらビシッと決まったポーズは最高だな。

マッドサイエンティスト達と練習した甲斐があったね!

販促ビデオ化はやめておくれよ?個人で楽しむ分にはオッケーです。



赤の天才科学者の秘密基地へ戻り、デラックス妖怪ベルトVersion.2.013を返却する。

二人で作ったデザインを反映してもらうためだ。


デザイントテモ大事ネ!覚エテオクトイイアルヨ!

オタク界隈では、どんなに性能のいいマシンでもデザインが腐ってるとゴミ扱いなのだ!

日露のオタク妖怪が協力した魔アイテムがここに誕生!(するはず)

……ヤナさんの横やりが入らないことを祈ろう……


巨大ウワバミロボに関しては、予算が捻出できないらしい。残念だ。

次にデカい仕事を成功させて、スルガちゃん様にご褒美もらうまでオアズケだ。



神の軍団でも攻めてこないかな!

スルガちゃん様が一瞬で滅ぼしてしまいそう。

スルガちゃん様って本物のバケモンみたいだから… 

興味を持つキミはYNSのサイトにある「スルガ様活動記録」を見てみるが良い。

動画再生すると腰を抜かす事請け合いである。


「ありゃあ、どうにもならん!」と結論づくことだろう。

もしくは「どうにかなると思うなら、どうにかしてみろよ!1秒持ったらほめてやるわ」だな。


スルガちゃん様の前で見栄を切る輩がいるとする。

例えば「俺たちは7日で惑星を支配できる」

例えば「わたしは、惑星を一瞬で破壊できますよ」

妖怪たちが聞いたら爆笑するだろう。「話にならん!」


スルガちゃん様にかかれば、すべては文字通り「一瞬で消滅する」のだ。

そこに感情は存在しない。ただ「消滅した」事実が残るのみ。

そこには戦いは存在しない。超越した存在とは彼女のためにある言葉であろう。

「ギャラクティックうわばみ」とは、そういった概念的な「何か」である。


今も必殺の牙と胃袋は膨張し続けている。来るべき大戦のために。(来るのかは不明)



もちろん俺はそんなの目指せないので地味に戦いますよ!

いつかスルガちゃん様が、エンターテインメントとして喜んでくれる未来へと思いを馳せながら!
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