43 / 85
第四十三話「助けたい――ただそれだけ」
しおりを挟む
「痛ったぁ……」
舞い上がった土煙の中。
魔力鎧のおかげで衝撃はあれど大した怪我はない。
あたしがうつ伏せに覆いかぶさる形で、女の子の柔らかい躯体がクッションのように下にある。
「あっ!? ごめん大丈夫!?」
「痛っ、大丈夫。魔力鎧が少し削れただけ」
お互い怪我がなくてよかった。
これで戦闘の意思と取られたらあたしに戦う術はない。
土煙が晴れ、あたしはすぐに体を起こす。
そしてようやく、下敷きにしてしまった生徒の顔を確認した。
「リーナ!?」
「サラ!?」
こんな広い演習所で偶然、あたしはリーナのところに落ちたらしい。
「アンタこんなところで何してんの? なんで空から?」
「いや、実は……」
もっともな疑問にあたしは今の状況を説明する。
話が進めば進むほど、リーナの呆れ顔は如実になっていく。
「苦労するだろうとは思ってたけどそんな大変なことになってるなんてね……。ホント、アンタの人生退屈しなさそうね」
「ほんとそれなすぎて何も言えない……。ねぇリーナ、イリスを助けるの手伝ってくれない?」
戦力は多い方がいい。
向こうが徒党を組んでくるならこっちも味方を増やしていいよね。
幸いリーナは信頼できるし、実力は知らないけど養成施設でトップの成績ならあたしよりは出来るはず。
頭を下げるあたしにリーナは困惑する。
「ダメよ、リーナ」
あたしの頼みをピシャリと終わらせたのはその場にいたもう一人の生徒。
風で靡く奇麗な黒髪、前髪の長さは切り揃えられて、佇まいから滲み出る気品のある雰囲気。
当然試験中のこの状況で彼女が誰なのかと問われれば、リーナのパートナーで間違いない。
リーナに出くわしたことで意識が取られてたけどそりゃいるよね。
「あ、ごめん。完全に空気にしてた。あたしはリーナと同じクラスのサラ。リーナのパートナーだよね?」
「ええ。私はカスミ。この試験ではリーナのパートナーをしてます。貴女のことはリーナから話を聞いてます。なんでも、今はあのイリスさんと組んでらっしゃるとか」
「そうなの。今イリスのことをよく思ってない連中に囲まれちゃって、イリスはあたしを逃がしてくれたんだけど今すぐ戻らないと!」
「その件で、私達が貴女達の力になることはありません」
リーナと違いカスミさんの言葉に一切の迷いも葛藤もない。
「リーナは煌輝姫のパートナーになる為に必死に努力してるわ。この試験はリーナにとって大事な試験なの。ほかの受験生にかまってる余裕はないわ。それにイリスさんが貴女を逃がした理由分かってる?」
「それは……あたしに危害を加えられないよにするだめだよね。でもあたしはイリスと一緒に戦うつもりだよ。見捨てるつもりなんて毛頭ない」
「はぁ……」
あたしの覚悟にカスミさんは呆れた表情。
何かおかしいことを言ったんだろうか、さっぱり分からない。
「イリスさんを狙うのは学園を特に神聖視している生徒達よ。実力主義のホワイトリリーでは身分は関係ない……とはいっても罪人の親族が騎士なんてありえないと考える生徒もいる。彼女達がそれよ。もし貴女がイリスさんの傍にいるというのなら、彼女らの狙いは貴女になるわ」
「そんなこと分かってる。目を付けられることは覚悟の上だよ」
「分かってないわ。何も分かってない。この学園では大抵の怪我はすぐに治るわ。けれどね、治るのは怪我だけで、心の傷は治せないのよ」
そこでようやくライアさんの言ってた意味が分かった。
ずっと目を付けられるということは体よりも前に心に来る。
あのリーナですら心が折れるときはある。
そして折れた心は、戻し方を誤れば二度と戻らないことすらある。
カスミさんに言った通り覚悟はある。
今までの経験で胆力もそれなりに身に付いたつもりだ。
それでも、常日頃変化する精神状態に絶対の自信はない。
「貴女が彼女らに狙われずに逃がされたということは、イリスさんの目的は果たされてる。貴女が戻ればイリスさんの思いを無駄にするのよ?」
カスミさんの言葉にあたしは何も言えずを歯を食いしばるしかない。
イリスは孤独になることを恐れてると同時に、自分のせいで誰かが傷付くのを恐がっている。
あたしが戻ったとして状況は変わらない。
もしライアさん達に目をつけられて、あたしがイリスの傍から離れた時、イリスはもう二度と誰かと関わろうとしないだろう。
「ねぇカスミさん。今頃イリスはどうなってると思う?」
「そうね……貴女が迎撃されていないことを踏まえると、平和的に終わってるなら何もされていないわ。けれどおそらく集中攻撃を受けてるでしょうね。あの手の連中は同じようなことが起きないように見せしめを作りたがるから」
イリスと別れてから十数分。
カスミさんの言っている通りになっているのなら、今頃大変なことになっているはず。
戻るべきかイリスの意思を尊重すべきか。
焦りと緊張、思考で脳が重く感じる。
「サラ!」
「あぎゃっ!?」
見かねたのかリーナはあたしの額を指ではじく。
額に伝わるじりじりとした感覚が、さっきまでの頭の重さを一瞬忘れさせる。
「いちいち悩むなんてアンタらしくない! ワタシが引きこもったあの時のアンタはどこに行ったのよ。アンタはイリスを助けたい。なら後先考えずに突っ走るのがサラでしょう!」
両肩を強く掴んで檄を飛ばすリーナにあたしは圧倒される。
アリシアの時も、クレアの時も、リーナの時も。
あたしはこの人の力になりたい、助けたい――ただそれだけを考えて行動していた。
それが今となっては今後のことを警戒して、恐れて、見捨てないと言ったことを反故にしようとしていた。
あたしはリーナの手を払い、両手で思い切り自分の頬を叩く。
顔を洗った時のように、目が冴えて頭の重みがスッキリする。
「ありがとうリーナ。あたし自分を見失ってた。そうだよね、ここで行かなきゃあたしじゃないよね。カスミさん、忠告ありがとう。でもやっぱりあたしは行くよ」
「本当にいいのね? さっきも言ったけど私達は手伝えないわよ? 貴女がイリスさんの件で目をつけられても、試験が終われば出来ることはあるかもしれないけど、それでもやっぱり辛いときは辛いわよ? イリスさんが背負っている不幸を一緒に請け負う覚悟はある?」
「不幸上等、どんとこい!」
あたしは拳を握って胸を打つ。
あたしの思いにカスミさんは諦めたようにため息をついた。
「……分かったわ。手伝っては上げられないけど、イリスさんの所に連れて行くくらいはしてあげる」
「ほんとに!? ありがとうカスミさん!!」
あたしはカスミさんに感謝のハグ。
うっとおしいのか照れ隠しなのか、カスミさんはあたしの顔に手を当てて引きはがした。
「イリスさんと別れた場所はどこ?」
「えっと、ここの場所」
あたしはマップを指さしてカスミさんに場所を伝える。
あたしの足じゃ戻るまでに時間がかかるけど、ブレイドの足ならすぐ着くだろう。
「貴女、まだ魔力鎧は有効よね?」
「え? あ、うん」
「そう、分かったわ。種器――選槌」
魔方陣が浮かび上がり、カスミさんの細腕では扱えるように思えないほど大きな木槌が出現した。
「この上に立って向こうを向いて、両手は首を支えて中腰になってもらえる?」
あたしは言われるがまま指示に従う。
大股で一歩踏み出せば上がれるくらいの瓦礫の上に上がり、イリスのいる方角を向いて中腰になる。
「距離良し、方角良し、風良し」
一つずつ確認するカスミさんにあたしは冷や汗をかく。
この確認、この体勢、このシチュエーション。
今から何をされるのか予想出来て、その予想は外れてと願いたくなる。
「あのカスミさん!? あたし、今からとんでもない方法でイリスの所に戻ろうとしてる気がするんですけど!?」
「私の選槌は破壊、跳弾、反射の三択から選ぶことが出来るわ。跳弾は対象を一切の外傷なく飛ばせるから安心しなさい」
「全然安心できないんですけど!?」
「さ、喋ってると舌を噛むわよ」
カスミさんの細腕が巨大な木槌を振りかぶる。
土煙が木槌の軌道に沿って巻き上がる。
「お腹に力を入れて、歯を食いしばりなさい」
「あーもう、やってやんよー!!」
あたしは両手で首を抑えて、おしりから頭の先が一直線になるようにする。
「行くわよ。――はぁっ!!」
「――んぐっぅ!?」
大地を踏みしめて腰を捩じりと腕力を使ったフルスイング。
おしりを打ち付けられた衝撃はないけど、いきなり頭に掛かる圧力。
頭を上げると首を持っていかれそうになるから、風を切る音と遠くなる地面を薄目で見ながら飛んでいく。
これならイリスの所までは一瞬だ。
――――着地、どうしよう…………。
舞い上がった土煙の中。
魔力鎧のおかげで衝撃はあれど大した怪我はない。
あたしがうつ伏せに覆いかぶさる形で、女の子の柔らかい躯体がクッションのように下にある。
「あっ!? ごめん大丈夫!?」
「痛っ、大丈夫。魔力鎧が少し削れただけ」
お互い怪我がなくてよかった。
これで戦闘の意思と取られたらあたしに戦う術はない。
土煙が晴れ、あたしはすぐに体を起こす。
そしてようやく、下敷きにしてしまった生徒の顔を確認した。
「リーナ!?」
「サラ!?」
こんな広い演習所で偶然、あたしはリーナのところに落ちたらしい。
「アンタこんなところで何してんの? なんで空から?」
「いや、実は……」
もっともな疑問にあたしは今の状況を説明する。
話が進めば進むほど、リーナの呆れ顔は如実になっていく。
「苦労するだろうとは思ってたけどそんな大変なことになってるなんてね……。ホント、アンタの人生退屈しなさそうね」
「ほんとそれなすぎて何も言えない……。ねぇリーナ、イリスを助けるの手伝ってくれない?」
戦力は多い方がいい。
向こうが徒党を組んでくるならこっちも味方を増やしていいよね。
幸いリーナは信頼できるし、実力は知らないけど養成施設でトップの成績ならあたしよりは出来るはず。
頭を下げるあたしにリーナは困惑する。
「ダメよ、リーナ」
あたしの頼みをピシャリと終わらせたのはその場にいたもう一人の生徒。
風で靡く奇麗な黒髪、前髪の長さは切り揃えられて、佇まいから滲み出る気品のある雰囲気。
当然試験中のこの状況で彼女が誰なのかと問われれば、リーナのパートナーで間違いない。
リーナに出くわしたことで意識が取られてたけどそりゃいるよね。
「あ、ごめん。完全に空気にしてた。あたしはリーナと同じクラスのサラ。リーナのパートナーだよね?」
「ええ。私はカスミ。この試験ではリーナのパートナーをしてます。貴女のことはリーナから話を聞いてます。なんでも、今はあのイリスさんと組んでらっしゃるとか」
「そうなの。今イリスのことをよく思ってない連中に囲まれちゃって、イリスはあたしを逃がしてくれたんだけど今すぐ戻らないと!」
「その件で、私達が貴女達の力になることはありません」
リーナと違いカスミさんの言葉に一切の迷いも葛藤もない。
「リーナは煌輝姫のパートナーになる為に必死に努力してるわ。この試験はリーナにとって大事な試験なの。ほかの受験生にかまってる余裕はないわ。それにイリスさんが貴女を逃がした理由分かってる?」
「それは……あたしに危害を加えられないよにするだめだよね。でもあたしはイリスと一緒に戦うつもりだよ。見捨てるつもりなんて毛頭ない」
「はぁ……」
あたしの覚悟にカスミさんは呆れた表情。
何かおかしいことを言ったんだろうか、さっぱり分からない。
「イリスさんを狙うのは学園を特に神聖視している生徒達よ。実力主義のホワイトリリーでは身分は関係ない……とはいっても罪人の親族が騎士なんてありえないと考える生徒もいる。彼女達がそれよ。もし貴女がイリスさんの傍にいるというのなら、彼女らの狙いは貴女になるわ」
「そんなこと分かってる。目を付けられることは覚悟の上だよ」
「分かってないわ。何も分かってない。この学園では大抵の怪我はすぐに治るわ。けれどね、治るのは怪我だけで、心の傷は治せないのよ」
そこでようやくライアさんの言ってた意味が分かった。
ずっと目を付けられるということは体よりも前に心に来る。
あのリーナですら心が折れるときはある。
そして折れた心は、戻し方を誤れば二度と戻らないことすらある。
カスミさんに言った通り覚悟はある。
今までの経験で胆力もそれなりに身に付いたつもりだ。
それでも、常日頃変化する精神状態に絶対の自信はない。
「貴女が彼女らに狙われずに逃がされたということは、イリスさんの目的は果たされてる。貴女が戻ればイリスさんの思いを無駄にするのよ?」
カスミさんの言葉にあたしは何も言えずを歯を食いしばるしかない。
イリスは孤独になることを恐れてると同時に、自分のせいで誰かが傷付くのを恐がっている。
あたしが戻ったとして状況は変わらない。
もしライアさん達に目をつけられて、あたしがイリスの傍から離れた時、イリスはもう二度と誰かと関わろうとしないだろう。
「ねぇカスミさん。今頃イリスはどうなってると思う?」
「そうね……貴女が迎撃されていないことを踏まえると、平和的に終わってるなら何もされていないわ。けれどおそらく集中攻撃を受けてるでしょうね。あの手の連中は同じようなことが起きないように見せしめを作りたがるから」
イリスと別れてから十数分。
カスミさんの言っている通りになっているのなら、今頃大変なことになっているはず。
戻るべきかイリスの意思を尊重すべきか。
焦りと緊張、思考で脳が重く感じる。
「サラ!」
「あぎゃっ!?」
見かねたのかリーナはあたしの額を指ではじく。
額に伝わるじりじりとした感覚が、さっきまでの頭の重さを一瞬忘れさせる。
「いちいち悩むなんてアンタらしくない! ワタシが引きこもったあの時のアンタはどこに行ったのよ。アンタはイリスを助けたい。なら後先考えずに突っ走るのがサラでしょう!」
両肩を強く掴んで檄を飛ばすリーナにあたしは圧倒される。
アリシアの時も、クレアの時も、リーナの時も。
あたしはこの人の力になりたい、助けたい――ただそれだけを考えて行動していた。
それが今となっては今後のことを警戒して、恐れて、見捨てないと言ったことを反故にしようとしていた。
あたしはリーナの手を払い、両手で思い切り自分の頬を叩く。
顔を洗った時のように、目が冴えて頭の重みがスッキリする。
「ありがとうリーナ。あたし自分を見失ってた。そうだよね、ここで行かなきゃあたしじゃないよね。カスミさん、忠告ありがとう。でもやっぱりあたしは行くよ」
「本当にいいのね? さっきも言ったけど私達は手伝えないわよ? 貴女がイリスさんの件で目をつけられても、試験が終われば出来ることはあるかもしれないけど、それでもやっぱり辛いときは辛いわよ? イリスさんが背負っている不幸を一緒に請け負う覚悟はある?」
「不幸上等、どんとこい!」
あたしは拳を握って胸を打つ。
あたしの思いにカスミさんは諦めたようにため息をついた。
「……分かったわ。手伝っては上げられないけど、イリスさんの所に連れて行くくらいはしてあげる」
「ほんとに!? ありがとうカスミさん!!」
あたしはカスミさんに感謝のハグ。
うっとおしいのか照れ隠しなのか、カスミさんはあたしの顔に手を当てて引きはがした。
「イリスさんと別れた場所はどこ?」
「えっと、ここの場所」
あたしはマップを指さしてカスミさんに場所を伝える。
あたしの足じゃ戻るまでに時間がかかるけど、ブレイドの足ならすぐ着くだろう。
「貴女、まだ魔力鎧は有効よね?」
「え? あ、うん」
「そう、分かったわ。種器――選槌」
魔方陣が浮かび上がり、カスミさんの細腕では扱えるように思えないほど大きな木槌が出現した。
「この上に立って向こうを向いて、両手は首を支えて中腰になってもらえる?」
あたしは言われるがまま指示に従う。
大股で一歩踏み出せば上がれるくらいの瓦礫の上に上がり、イリスのいる方角を向いて中腰になる。
「距離良し、方角良し、風良し」
一つずつ確認するカスミさんにあたしは冷や汗をかく。
この確認、この体勢、このシチュエーション。
今から何をされるのか予想出来て、その予想は外れてと願いたくなる。
「あのカスミさん!? あたし、今からとんでもない方法でイリスの所に戻ろうとしてる気がするんですけど!?」
「私の選槌は破壊、跳弾、反射の三択から選ぶことが出来るわ。跳弾は対象を一切の外傷なく飛ばせるから安心しなさい」
「全然安心できないんですけど!?」
「さ、喋ってると舌を噛むわよ」
カスミさんの細腕が巨大な木槌を振りかぶる。
土煙が木槌の軌道に沿って巻き上がる。
「お腹に力を入れて、歯を食いしばりなさい」
「あーもう、やってやんよー!!」
あたしは両手で首を抑えて、おしりから頭の先が一直線になるようにする。
「行くわよ。――はぁっ!!」
「――んぐっぅ!?」
大地を踏みしめて腰を捩じりと腕力を使ったフルスイング。
おしりを打ち付けられた衝撃はないけど、いきなり頭に掛かる圧力。
頭を上げると首を持っていかれそうになるから、風を切る音と遠くなる地面を薄目で見ながら飛んでいく。
これならイリスの所までは一瞬だ。
――――着地、どうしよう…………。
0
あなたにおすすめの小説
傍観している方が面白いのになぁ。
志位斗 茂家波
ファンタジー
「エデワール・ミッシャ令嬢!貴方にはさまざな罪があり、この場での婚約破棄と国外追放を言い渡す!」
とある夜会の中で引き起こされた婚約破棄。
その彼らの様子はまるで……
「茶番というか、喜劇ですね兄さま」
「うん、周囲が皆呆れたような目で見ているからな」
思わず漏らしたその感想は、周囲も一致しているようであった。
これは、そんな馬鹿馬鹿しい婚約破棄現場での、傍観者的な立場で見ていた者たちの語りである。
「帰らずの森のある騒動記」という連載作品に乗っている兄妹でもあります。
よくある父親の再婚で意地悪な義母と義妹が来たけどヒロインが○○○だったら………
naturalsoft
恋愛
なろうの方で日間異世界恋愛ランキング1位!ありがとうございます!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
最近よくある、父親が再婚して出来た義母と義妹が、前妻の娘であるヒロインをイジメて追い出してしまう話………
でも、【権力】って婿養子の父親より前妻の娘である私が持ってのは知ってます?家を継ぐのも、死んだお母様の直系の血筋である【私】なのですよ?
まったく、どうして多くの小説ではバカ正直にイジメられるのかしら?
少女はパタンッと本を閉じる。
そして悪巧みしていそうな笑みを浮かべて──
アタイはそんな無様な事にはならねぇけどな!
くははははっ!!!
静かな部屋の中で、少女の笑い声がこだまするのだった。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
追放された『ただの浄化係』、実は国中の魔石を満たしていた精霊姫でした〜今さら戻れと言われても、隣国のイケメン皇帝が離してくれません〜
ハリネズミの肉球
ファンタジー
「おい、城の噴水が止まったぞ!?」
「街の井戸も空っぽです!」
無能な王太子による身勝手な婚約破棄。
そして不毛の砂漠が広がる隣国への追放。だが、愚かな奴らは知らなかった。主人公・ルリアが国境を越えた瞬間、祖国中の「水の魔石」がただの石ころに変わることを!
ルリアは、触れるだけで無尽蔵に水魔力を作り出す『水精霊の愛し子』。
追放先の干ばつに苦しむ隣国で、彼女がその力を使えば……不毛の土地が瞬く間に黄金のオアシスへ大進化!?
優しいイケメン皇帝に溺愛されながら、ルリアは隣国を世界一の繁栄国家へと導いていく。
一方、水が完全に枯渇し大パニックに陥る祖国。
「ルリアを連れ戻せ!」と焦る王太子に待っていたのは、かつて見下していた隣国からの圧倒的な経済・水源制裁だった——!
今、最高にスカッとする大逆転劇が幕を開ける!
※本作品は、人工知能の生成する文章の力をお借りしつつも、最終的な仕上げにあたっては著者自身の手により丁寧な加筆・修正を施した作品です。
治癒魔法で恋人の傷を治したら、「化け物」と呼ばれ故郷から追放されてしまいました
山科ひさき
恋愛
ある日治癒魔法が使えるようになったジョアンは、化け物呼ばわりされて石を投げられ、町から追い出されてしまう。彼女はただ、いまにも息絶えそうな恋人を助けたかっただけなのに。
生きる希望を失った彼女は、恋人との思い出の場所で人生の終わりを迎えようと決める。
没落貴族とバカにしますが、実は私、王族の者でして。
亜綺羅もも
恋愛
ティファ・レーベルリンは没落貴族と学園の友人たちから毎日イジメられていた。
しかし皆は知らないのだ
ティファが、ロードサファルの王女だとは。
そんなティファはキラ・ファンタムに惹かれていき、そして自分の正体をキラに明かすのであったが……
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる