2 / 48
序章
序章2 異世界転生?!
しおりを挟む
窓から差し込む暖かな光は机の上で寝ている僕を気持ちよく眠らせてくれていたようだ。
「しかし、ここはいったい?」
椅子から立ち上がり、自分の周りを見渡す。
木製でできた、そこそこ広い部屋。中世のヨーロッパを風物とさせる建築方法だ。部屋の中にはとても寝心地がよさそうなベッドがあり、思わずダイビングしてしまった。
もふっ
僕にはその音が実際に聞こえたようだった。こんなベッド生きてた頃は使ったこともなかったな。そうだ、僕はこれまでとても貧乏な生活をしていた。ベッドさえ買ったことがないしそれもこんなにいい出来のものは、……
「あれ、僕……死んでた、よな」
そうだ、僕は死んだ。その記憶が鮮明に頭の中にある。
そうだ、今さっきだって夢でその光景を……。
そう思い、僕はさっきまで僕が寝ていた机に視線を移す。そこには日記があった。
その日記には明らかに現代語でない文字が書かれている。それに僕の字はもう少し汚ないはず
……
その瞬間、僕の頭の中に新たな記憶が蘇る。蘇るという表現はいささかおかしいことに気が付いた。蘇ったのではなく、この記憶こそが僕の記憶なんだ。僕は僕の体をその目で見た。何となく想像したとおりだ。
「体が小さくなってる。これが、いわゆる転生というやつなのだろうか。」
なんて、冷静に自己分析を始めているが……今、ものすごく興奮している。心臓の鼓動がこれまで経験したことがないほど早くなっている。
「えっ!うっそ。転生!?まじ!?」
当然語彙力なんてものなくなるに決まってる。僕は、
「僕は、転生したんだー!!」
名前は、キリアス・ルドルーファ。ルドルーファ領を持つ貴族の子息らしい。そこそこ身分がいいからこそ、こんなにもふかふかなベッドが用意されているのだろう。10歳という年齢であの頃の自分を優に越している。
「やはりこの世は金なのか。」
ふかふかなベッドの上で布団を抱きしめながら自分はこの世のむなしさを知った気がした。足をバタバタさせながら、ベッドの気持ちよさを体感していると、
「どうしたの、キリアス?さっきから部屋の中でドタバタして。何か興奮するようなことがあったの?」
ドアが開く音とともに僕の部屋に入ってきたのは母、リリス・ルドルーファ。母はとてもノリがよく変なことをしても、笑って許してくれる素晴らしい母だ。
「もう少しでお母様の魔術の指導が始まると思うと興奮冷めやらぬもので。」
「あら、そんなに魔術が好きだったの?それじゃ、今日もみっちりしごいてあげましょうかね。」
そういって、母は部屋を出て行った。そう、この世界には魔術がある。魔術があるというか、魔力という概念がある。僕が前世の頃、嫌というほど勉強していた物理法則のすべてを捻じ曲げてくるような魔力。あの世界には存在しなかったエネルギーがこの世界には存在するのだ。
だが、残念なことに僕、キリアス・ルドルーファには魔術の才能がない。
いくら頑張っても魔術を理解できないのだ。それに、魔術を理解できないこともあるが一番の理由はそれではない。僕自身の魔力量が少ないのだ。
母は昔は名をはせた冒険者の魔術師だったそうだ。その実力はとんでもないもので、全盛期は冒険者の中じゃ肩を並べるものが一人もいないほどに魔術の実力があったそうな。父は冒険者というわけではないが、一つの領地を持つほどの人間だ。過去のことは知らないが、魔術の才能がないわけではない。つまり、僕の遺伝子は魔術的にはとても優れているのだ。そのはずなんだが、……
「ファイアボール!!」
右手を前に突き出し、自分の神経を集中させ、詠唱する。
……が、マジで何も起こらない。うんともすんとも言わない。
「ガーン!」
僕は膝から崩れ落ちた。転生して、魔術が使える!と思ったらこれである。神様は僕のことが嫌いなのか?期待させるだけさせておいて、魔術のまの字も見えてこない。
「キリアス、諦めないで。きっとそのうちできるようになるわよ。」
母が優しく崩れ落ちた僕に手を差し伸べてくれた。あぁ、なんとも温かい。これが家族の温かさなのか。思えば家族の温かさなんて前世の頃は味わったことすら覚えていないな。
「あなたの妹だってできたんだから、あなたもできるわ!」
グサッ。
「うぐっ、」
あまりにも鋭い一撃が俺の心を穿つ。
そうだ、僕には四つ年下の妹がいる。リア・ルドルーファ、彼女は僕よりも年下のくせにその魔術の才能は本物だった。母からの才能のすべてを持ってかれている気がする。ファイアボールなんて言う初級魔術はとうの昔に履修済み。得意な属性ならば中級魔術を扱えるようになっているのだとか。
「お兄さま!お兄さまは魔術の訓練よりもまず、魔力量を上げるべきだと思います。」
今年で六歳の我が妹は鋭い指摘をしてくるものだ。確かにそうだ。魔力量を上げる方法を教えてほしい。
「ねぇ、お母様。魔力量を上げる訓練とかはないのですか?」
「魔力量を上げる方法はひたすらに魔術を使い続けることだから、魔術がまだ使えないキリアスには無理ね。」
おいおい、まるで八方塞がりじゃないか。筋肉を鍛えるときは腕立て伏せをして筋肉をつけるが、元の筋肉量が少なすぎて腕立て伏せすらできないからトレーニングもできない、と。
おかしいな、昔見た異世界転生もののアニメだったら大体チート魔術だとか、最強な能力とかそういう転生特別特典のようなものがあるはずでは。もしくはこう、チートアイテムを選ばせてくれる的な。
「はぁ、魔術使いたいなぁ」
そこからはこれまでの日々をいつも通りおくりながら、瞬間転移についての情報を得られるかもしれないので家の図書室にある本を読み漁った。
ま、むずすぎてわからん本が多いわけだが。
先ほども言った通りうちはそこそこな金持ちなのだが、その図書室の大きさは普通のそれをはるかに超えるものだった。今の自分の暮らしを感じれば感じるほど前の生活とのギャップで死にそうになる。が、その苦しさは幸せなものなので大丈夫だ。
「にしても、まるで図書館だ。本というものがあんまり好きじゃなかったから図書室には来てなかったけど…びっくりするほど本があるな。」
一人だけの図書室に僕の声がこだまする、
なんて思っていたら本棚の間から父が一冊の本を持ちながら出てきた。
父、アジュ―ダ・ルドルーファ。その体格とその黄金の髪、まさに貴族。そんな感じ。
「キリアスが図書室にいるとは珍しいな。本好きな父としては息子が本に興味を持ってくれたことはうれしいぞ。」
にっこりしながらそんなことを言う父。とりあえず、愛想笑いしておいた。
「そういえば父上。この世界には転移魔術と呼ばれるものはあるのですか?」
単刀直入に聞いているが、まぁ問題ないだろう。
「この世界?なんだ、まるでこの世界じゃないところを見てきたような言い方だな。」
おっとしまった。ついうっかり。ってかするどいな!?
「僕は頭の中で常に別の世界のことを考えているのですよ。その世界では転移を使うことができます。なので、この世界ではどうなのか、と。」
結構無理のある言い訳だったがどうだ。
「…なんだ、そういうことか。常に別の世界を考えているとは我が息子はとても大きな男になりそうだ。」
この人のこれは天然ボケなんだろうか。天然ボケなんだろうな。昔っからそうである。一つの領地の領主になるほどの人、頭もよく体つきもよくて、とても優秀なのだが天然だ。母からはよく、
「昔っからああいう性格だから、いろんな人を助けては惚れられて、困ったもんだわ。それでもそんな意識のないあの人はきれいに悪気もなく人の心をバッサリ切っちゃうのよね。困ったけど、ある意味困ってなかったわね。あの人のそういうところも好きだから。あとねあとね、あの人が料理をするときなんだけど、いつも鼻歌歌ってるのよ。かわいいでしょ。それとね…」
気づいたらただののろけを聞いていたような気がする。母も母である。
「さて、転移魔術だったか。うーむ…」
父は少し悩むようなそぶりを見せて、
「昔のおとぎ話でならそのような摩訶不思議なことがなされたことがあったとかなかったとか。そういう記述の物語があった気がするような?」
「ほ、本当ですか!?それはどんな名前の物語ですか?」
「お、すごい食いついてくるな。ただ、すまんな。それを聞いたのは俺が子供だった頃だ。覚えているのは端々の内容だけで物語の名前までは憶えていないな。」
「そう……ですか。」
僕ががっかりとした顔を見たからだろうか、
「悪いな、キリアス。ぜひとも頼れる父、憧れの父というところを見せたかったんだが。……それ以外でなら頼れる父を見せられるぞ。……たぶん」
お父様、そういうことは言わなくていいんですよ。
「はぁ。」
「そうだなー、…母さんに聞くのはどうだ?」
「母上にですか?」
「俺はさまざまなことを知っている。だが、魔術に関しては多少使えるだけで点で分からん。だが、母さんなら魔術について博識なはずだ。確実に俺よりかはな。」
確かにそうだ、母さんに聞くべきだな。さっそく聞いてみようか。
「それじゃ、母上に聞いてきます!」
「おう!」
父はグッジョブをしながら僕を見送ってくれた。
「あ、キリアス!本借りないのか!もう行っちゃったか。こんな立派な図書室があっても本好きが俺だけとは、とほほ。」
「しかし、ここはいったい?」
椅子から立ち上がり、自分の周りを見渡す。
木製でできた、そこそこ広い部屋。中世のヨーロッパを風物とさせる建築方法だ。部屋の中にはとても寝心地がよさそうなベッドがあり、思わずダイビングしてしまった。
もふっ
僕にはその音が実際に聞こえたようだった。こんなベッド生きてた頃は使ったこともなかったな。そうだ、僕はこれまでとても貧乏な生活をしていた。ベッドさえ買ったことがないしそれもこんなにいい出来のものは、……
「あれ、僕……死んでた、よな」
そうだ、僕は死んだ。その記憶が鮮明に頭の中にある。
そうだ、今さっきだって夢でその光景を……。
そう思い、僕はさっきまで僕が寝ていた机に視線を移す。そこには日記があった。
その日記には明らかに現代語でない文字が書かれている。それに僕の字はもう少し汚ないはず
……
その瞬間、僕の頭の中に新たな記憶が蘇る。蘇るという表現はいささかおかしいことに気が付いた。蘇ったのではなく、この記憶こそが僕の記憶なんだ。僕は僕の体をその目で見た。何となく想像したとおりだ。
「体が小さくなってる。これが、いわゆる転生というやつなのだろうか。」
なんて、冷静に自己分析を始めているが……今、ものすごく興奮している。心臓の鼓動がこれまで経験したことがないほど早くなっている。
「えっ!うっそ。転生!?まじ!?」
当然語彙力なんてものなくなるに決まってる。僕は、
「僕は、転生したんだー!!」
名前は、キリアス・ルドルーファ。ルドルーファ領を持つ貴族の子息らしい。そこそこ身分がいいからこそ、こんなにもふかふかなベッドが用意されているのだろう。10歳という年齢であの頃の自分を優に越している。
「やはりこの世は金なのか。」
ふかふかなベッドの上で布団を抱きしめながら自分はこの世のむなしさを知った気がした。足をバタバタさせながら、ベッドの気持ちよさを体感していると、
「どうしたの、キリアス?さっきから部屋の中でドタバタして。何か興奮するようなことがあったの?」
ドアが開く音とともに僕の部屋に入ってきたのは母、リリス・ルドルーファ。母はとてもノリがよく変なことをしても、笑って許してくれる素晴らしい母だ。
「もう少しでお母様の魔術の指導が始まると思うと興奮冷めやらぬもので。」
「あら、そんなに魔術が好きだったの?それじゃ、今日もみっちりしごいてあげましょうかね。」
そういって、母は部屋を出て行った。そう、この世界には魔術がある。魔術があるというか、魔力という概念がある。僕が前世の頃、嫌というほど勉強していた物理法則のすべてを捻じ曲げてくるような魔力。あの世界には存在しなかったエネルギーがこの世界には存在するのだ。
だが、残念なことに僕、キリアス・ルドルーファには魔術の才能がない。
いくら頑張っても魔術を理解できないのだ。それに、魔術を理解できないこともあるが一番の理由はそれではない。僕自身の魔力量が少ないのだ。
母は昔は名をはせた冒険者の魔術師だったそうだ。その実力はとんでもないもので、全盛期は冒険者の中じゃ肩を並べるものが一人もいないほどに魔術の実力があったそうな。父は冒険者というわけではないが、一つの領地を持つほどの人間だ。過去のことは知らないが、魔術の才能がないわけではない。つまり、僕の遺伝子は魔術的にはとても優れているのだ。そのはずなんだが、……
「ファイアボール!!」
右手を前に突き出し、自分の神経を集中させ、詠唱する。
……が、マジで何も起こらない。うんともすんとも言わない。
「ガーン!」
僕は膝から崩れ落ちた。転生して、魔術が使える!と思ったらこれである。神様は僕のことが嫌いなのか?期待させるだけさせておいて、魔術のまの字も見えてこない。
「キリアス、諦めないで。きっとそのうちできるようになるわよ。」
母が優しく崩れ落ちた僕に手を差し伸べてくれた。あぁ、なんとも温かい。これが家族の温かさなのか。思えば家族の温かさなんて前世の頃は味わったことすら覚えていないな。
「あなたの妹だってできたんだから、あなたもできるわ!」
グサッ。
「うぐっ、」
あまりにも鋭い一撃が俺の心を穿つ。
そうだ、僕には四つ年下の妹がいる。リア・ルドルーファ、彼女は僕よりも年下のくせにその魔術の才能は本物だった。母からの才能のすべてを持ってかれている気がする。ファイアボールなんて言う初級魔術はとうの昔に履修済み。得意な属性ならば中級魔術を扱えるようになっているのだとか。
「お兄さま!お兄さまは魔術の訓練よりもまず、魔力量を上げるべきだと思います。」
今年で六歳の我が妹は鋭い指摘をしてくるものだ。確かにそうだ。魔力量を上げる方法を教えてほしい。
「ねぇ、お母様。魔力量を上げる訓練とかはないのですか?」
「魔力量を上げる方法はひたすらに魔術を使い続けることだから、魔術がまだ使えないキリアスには無理ね。」
おいおい、まるで八方塞がりじゃないか。筋肉を鍛えるときは腕立て伏せをして筋肉をつけるが、元の筋肉量が少なすぎて腕立て伏せすらできないからトレーニングもできない、と。
おかしいな、昔見た異世界転生もののアニメだったら大体チート魔術だとか、最強な能力とかそういう転生特別特典のようなものがあるはずでは。もしくはこう、チートアイテムを選ばせてくれる的な。
「はぁ、魔術使いたいなぁ」
そこからはこれまでの日々をいつも通りおくりながら、瞬間転移についての情報を得られるかもしれないので家の図書室にある本を読み漁った。
ま、むずすぎてわからん本が多いわけだが。
先ほども言った通りうちはそこそこな金持ちなのだが、その図書室の大きさは普通のそれをはるかに超えるものだった。今の自分の暮らしを感じれば感じるほど前の生活とのギャップで死にそうになる。が、その苦しさは幸せなものなので大丈夫だ。
「にしても、まるで図書館だ。本というものがあんまり好きじゃなかったから図書室には来てなかったけど…びっくりするほど本があるな。」
一人だけの図書室に僕の声がこだまする、
なんて思っていたら本棚の間から父が一冊の本を持ちながら出てきた。
父、アジュ―ダ・ルドルーファ。その体格とその黄金の髪、まさに貴族。そんな感じ。
「キリアスが図書室にいるとは珍しいな。本好きな父としては息子が本に興味を持ってくれたことはうれしいぞ。」
にっこりしながらそんなことを言う父。とりあえず、愛想笑いしておいた。
「そういえば父上。この世界には転移魔術と呼ばれるものはあるのですか?」
単刀直入に聞いているが、まぁ問題ないだろう。
「この世界?なんだ、まるでこの世界じゃないところを見てきたような言い方だな。」
おっとしまった。ついうっかり。ってかするどいな!?
「僕は頭の中で常に別の世界のことを考えているのですよ。その世界では転移を使うことができます。なので、この世界ではどうなのか、と。」
結構無理のある言い訳だったがどうだ。
「…なんだ、そういうことか。常に別の世界を考えているとは我が息子はとても大きな男になりそうだ。」
この人のこれは天然ボケなんだろうか。天然ボケなんだろうな。昔っからそうである。一つの領地の領主になるほどの人、頭もよく体つきもよくて、とても優秀なのだが天然だ。母からはよく、
「昔っからああいう性格だから、いろんな人を助けては惚れられて、困ったもんだわ。それでもそんな意識のないあの人はきれいに悪気もなく人の心をバッサリ切っちゃうのよね。困ったけど、ある意味困ってなかったわね。あの人のそういうところも好きだから。あとねあとね、あの人が料理をするときなんだけど、いつも鼻歌歌ってるのよ。かわいいでしょ。それとね…」
気づいたらただののろけを聞いていたような気がする。母も母である。
「さて、転移魔術だったか。うーむ…」
父は少し悩むようなそぶりを見せて、
「昔のおとぎ話でならそのような摩訶不思議なことがなされたことがあったとかなかったとか。そういう記述の物語があった気がするような?」
「ほ、本当ですか!?それはどんな名前の物語ですか?」
「お、すごい食いついてくるな。ただ、すまんな。それを聞いたのは俺が子供だった頃だ。覚えているのは端々の内容だけで物語の名前までは憶えていないな。」
「そう……ですか。」
僕ががっかりとした顔を見たからだろうか、
「悪いな、キリアス。ぜひとも頼れる父、憧れの父というところを見せたかったんだが。……それ以外でなら頼れる父を見せられるぞ。……たぶん」
お父様、そういうことは言わなくていいんですよ。
「はぁ。」
「そうだなー、…母さんに聞くのはどうだ?」
「母上にですか?」
「俺はさまざまなことを知っている。だが、魔術に関しては多少使えるだけで点で分からん。だが、母さんなら魔術について博識なはずだ。確実に俺よりかはな。」
確かにそうだ、母さんに聞くべきだな。さっそく聞いてみようか。
「それじゃ、母上に聞いてきます!」
「おう!」
父はグッジョブをしながら僕を見送ってくれた。
「あ、キリアス!本借りないのか!もう行っちゃったか。こんな立派な図書室があっても本好きが俺だけとは、とほほ。」
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
54
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる