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国家戦争
迷案って成功すること多いよね
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「報告します!」
今度はなに!?
「敵方陣営は突如出現した霧を警戒し、立ち止まっているとのことです! しかし、我々にもあれが何なのかわからないため、どう対処していいのかわかりません! どうか、ご指示を!」
そっか。
事情を知らなかったらこっちから見ても奇妙な現象としてしか映らないのか。
そりゃ不安にもなるわ。
王様とお后様に目で合図を送り、適当に誤魔化して説明してもらう。
よく考えたらレインにMP分けたはずのマレイユさんぴんぴんしてるな。
使用したレインはあんなに消耗してたのに。
いったいどれだけのMPを持ってるんだか。
恐ろしい……。
でも、そうか……。
霧か……。
「おい、王様」
「わしに対してそれはさすがに失礼がすぎんか!?」
もういいだろ。
レインもいないし、俺が遠慮する必要性が感じられなくなったのである。
まぁ、王様に対してだけだが。
「1個思いついたんだけど、どうなるかわかんないんだ。現象だけはわかるけど、規模がな。だから、国におふれを出して、心配しないように伝えてくれるか」
「規模がわからんとはどういう意味じゃ……。しかし、わかった。わしが責任もって伝えよう」
伝令の人を下がらせると、王様はバルコニーの窓っていうか扉っていうかを開け、出ていく。
そんな場所あったのね。
「国民たちよ! 聞いてくれ。今この国は隣国であるドルガバと戦争状態にある。しかし、我々は戦乱を望まぬ! よって今から大規模な魔法により、こちらの戦力を見せつけ、和平交渉へもっていきたい。よってその魔法の余波がこちらにくるかもしれんが安心しろ!」
その言葉に呼応して、城壁の北側から西側にかけて水の壁が立ち上る。
「わしが守ってやる!」
オオオォォォォ!!!!!
民衆の歓声がこちらにも聞こえてくる。
こりゃかっけぇわ。
でも、この声が響くやつってどういう原理なんだ?
「おい、王様。今のどうやったんだ?」
「はぁ、もうよいか……」
俺の呼びかけ方については諦めたらしい。
「あれは水魔法のヴォイス・プロパグじゃ。なぜ水魔法なのかはわからんが、まぁ使えるのだからなんの問題もあるまい」
魔法とかの世界で科学が発展しないのはこういうとこがあるからだよな。
できればいいや理論でできないなら運がなかったんだよドンマイって感じ。
もっとどうにかしようとしろよ。
ヴォイス・プロパグがなぜ水魔法なのかは想像がつくな。
たぶん空気中に含まれる水分を震わせて遠くまで届けるみたいな感じだろう。
本来減衰していくのをある程度緩和できる、みたいなのかも。
ま、いいや。
「じゃあ本題だ。ルーリア、お前の力を貸してくれ」
ルーリアの方を向き直りながらお願いする。
「もちろんですわ。わたくしにできることならなんでも致しますわ!」
「よし、やることは1つだ」
数分後、戻ってきたキラでさえも愕然とする事態が起きていた。
「リブレ君、なにしたんだい?」
「説明すると長くもないんだが……」
そう、むしろ短い。
簡潔に言おう。
爆発した。
今度はなに!?
「敵方陣営は突如出現した霧を警戒し、立ち止まっているとのことです! しかし、我々にもあれが何なのかわからないため、どう対処していいのかわかりません! どうか、ご指示を!」
そっか。
事情を知らなかったらこっちから見ても奇妙な現象としてしか映らないのか。
そりゃ不安にもなるわ。
王様とお后様に目で合図を送り、適当に誤魔化して説明してもらう。
よく考えたらレインにMP分けたはずのマレイユさんぴんぴんしてるな。
使用したレインはあんなに消耗してたのに。
いったいどれだけのMPを持ってるんだか。
恐ろしい……。
でも、そうか……。
霧か……。
「おい、王様」
「わしに対してそれはさすがに失礼がすぎんか!?」
もういいだろ。
レインもいないし、俺が遠慮する必要性が感じられなくなったのである。
まぁ、王様に対してだけだが。
「1個思いついたんだけど、どうなるかわかんないんだ。現象だけはわかるけど、規模がな。だから、国におふれを出して、心配しないように伝えてくれるか」
「規模がわからんとはどういう意味じゃ……。しかし、わかった。わしが責任もって伝えよう」
伝令の人を下がらせると、王様はバルコニーの窓っていうか扉っていうかを開け、出ていく。
そんな場所あったのね。
「国民たちよ! 聞いてくれ。今この国は隣国であるドルガバと戦争状態にある。しかし、我々は戦乱を望まぬ! よって今から大規模な魔法により、こちらの戦力を見せつけ、和平交渉へもっていきたい。よってその魔法の余波がこちらにくるかもしれんが安心しろ!」
その言葉に呼応して、城壁の北側から西側にかけて水の壁が立ち上る。
「わしが守ってやる!」
オオオォォォォ!!!!!
民衆の歓声がこちらにも聞こえてくる。
こりゃかっけぇわ。
でも、この声が響くやつってどういう原理なんだ?
「おい、王様。今のどうやったんだ?」
「はぁ、もうよいか……」
俺の呼びかけ方については諦めたらしい。
「あれは水魔法のヴォイス・プロパグじゃ。なぜ水魔法なのかはわからんが、まぁ使えるのだからなんの問題もあるまい」
魔法とかの世界で科学が発展しないのはこういうとこがあるからだよな。
できればいいや理論でできないなら運がなかったんだよドンマイって感じ。
もっとどうにかしようとしろよ。
ヴォイス・プロパグがなぜ水魔法なのかは想像がつくな。
たぶん空気中に含まれる水分を震わせて遠くまで届けるみたいな感じだろう。
本来減衰していくのをある程度緩和できる、みたいなのかも。
ま、いいや。
「じゃあ本題だ。ルーリア、お前の力を貸してくれ」
ルーリアの方を向き直りながらお願いする。
「もちろんですわ。わたくしにできることならなんでも致しますわ!」
「よし、やることは1つだ」
数分後、戻ってきたキラでさえも愕然とする事態が起きていた。
「リブレ君、なにしたんだい?」
「説明すると長くもないんだが……」
そう、むしろ短い。
簡潔に言おう。
爆発した。
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