140 / 566
杖の真価
あと5分だけは大抵嘘です
しおりを挟む
「…こら!起きろー!起きるのじゃー!!」
「…うーん…。あと5分…」
「わかったぞ!」
5分後。
「5分たったぞ!」
「わかったから耳元で叫ぶな…。あと5分だ…」
「むー、了解だ」
さらに5分後。
「起きろー!」
「うぅ、うるさい…。もう5分だけ…」
「本当じゃな?」
あ、これ無限にいけるわ。
さすがに申し訳なくなってきて体を起こす。
「おぉ、起きたのか!まだ5分たってないぞ?」
「いや、もう大丈夫だ」
罪悪感がすごい。
「ちなみに俺何時間くらい寝てた?」
「5時間ほどではないのか?」
「短いな!?」
ほんとにもうちょっと寝かせてくれて良かったくね?
5時間というのはオーシリアが計っていたから正確だろうとのこと。日時はわからないが時間の計測は出来るらしい。
本人曰く、
「数えていれば良いのじゃから簡単じゃろう?」
とのこと。生物ではないのでそういう無茶がきくらしい。睡眠もいらないみたいだし。
俺を起こしたのは暇に耐えられなかったからだと。
温厚な俺もさすがにキレたね。
俺の大切な睡眠時間を削りやがって。
もう一度寝なおしてやろうかと思ったが、オーシリアは縋り付いてくるし、一度起きてしまったらもう一度寝入るのは難しい。
諦めて本日の予定を決める。
「まぁ、とりあえずは偵察かな」
今度は骸骨に何も仕掛けなかった場合どこまで近づけるのかを試してみよう。
「おわあぁぁーー!?」
ダッシュで部屋から出てくる2人。実際には1人と1本(?)なわけだが。
結論から言えばかなり近くまで近づけることがわかった。さらにすぐに攻撃してくることもない。
近づいたらいきなり動き出してこちらをびっくりさせるというギミックが仕込まれていたようで、その動きは穏やかだった。穏やかという表現が正しいのかわからんが。
「やっぱ遠くから一発入れるとかいうのは正規ルートじゃなかったんだな」
「そりゃそうじゃろうよ。ああやって驚かせたいんじゃろうから」
俺たちは2回目だし、覚悟していたこともあってあまり驚きはしなかった。
いつまで大丈夫かなとその場に留まっていたら囲まれかけて焦って出てきたというだけで。
「しかし、今回も出てきた量はあんまり多くなかったな」
「そうじゃな。突破不可能というわけじゃなさそうじゃ」
もしそうだったらその時点で俺が詰みなわけだが。
「あとはあいつらが無限湧きかどうかだな」
無限湧きなら周りをいくら倒しても意味がないってことになる。無理にでも突破してボスとの一対一を迅速に行わなければならない。
もしくはあいつらの召喚に限界があるか。この場合は限界がくるまでボスから逃げながら削っていくのが理想だな。限界がとんでもない場合を除き。
あと考えられるのは…、グループ単位の召喚か。この時は恐らく一体だけ残していれば再召喚はできないだろう。
さて、次の突入はそこらへんの把握をして帰ってくるのを目標にしよう。
「…うーん…。あと5分…」
「わかったぞ!」
5分後。
「5分たったぞ!」
「わかったから耳元で叫ぶな…。あと5分だ…」
「むー、了解だ」
さらに5分後。
「起きろー!」
「うぅ、うるさい…。もう5分だけ…」
「本当じゃな?」
あ、これ無限にいけるわ。
さすがに申し訳なくなってきて体を起こす。
「おぉ、起きたのか!まだ5分たってないぞ?」
「いや、もう大丈夫だ」
罪悪感がすごい。
「ちなみに俺何時間くらい寝てた?」
「5時間ほどではないのか?」
「短いな!?」
ほんとにもうちょっと寝かせてくれて良かったくね?
5時間というのはオーシリアが計っていたから正確だろうとのこと。日時はわからないが時間の計測は出来るらしい。
本人曰く、
「数えていれば良いのじゃから簡単じゃろう?」
とのこと。生物ではないのでそういう無茶がきくらしい。睡眠もいらないみたいだし。
俺を起こしたのは暇に耐えられなかったからだと。
温厚な俺もさすがにキレたね。
俺の大切な睡眠時間を削りやがって。
もう一度寝なおしてやろうかと思ったが、オーシリアは縋り付いてくるし、一度起きてしまったらもう一度寝入るのは難しい。
諦めて本日の予定を決める。
「まぁ、とりあえずは偵察かな」
今度は骸骨に何も仕掛けなかった場合どこまで近づけるのかを試してみよう。
「おわあぁぁーー!?」
ダッシュで部屋から出てくる2人。実際には1人と1本(?)なわけだが。
結論から言えばかなり近くまで近づけることがわかった。さらにすぐに攻撃してくることもない。
近づいたらいきなり動き出してこちらをびっくりさせるというギミックが仕込まれていたようで、その動きは穏やかだった。穏やかという表現が正しいのかわからんが。
「やっぱ遠くから一発入れるとかいうのは正規ルートじゃなかったんだな」
「そりゃそうじゃろうよ。ああやって驚かせたいんじゃろうから」
俺たちは2回目だし、覚悟していたこともあってあまり驚きはしなかった。
いつまで大丈夫かなとその場に留まっていたら囲まれかけて焦って出てきたというだけで。
「しかし、今回も出てきた量はあんまり多くなかったな」
「そうじゃな。突破不可能というわけじゃなさそうじゃ」
もしそうだったらその時点で俺が詰みなわけだが。
「あとはあいつらが無限湧きかどうかだな」
無限湧きなら周りをいくら倒しても意味がないってことになる。無理にでも突破してボスとの一対一を迅速に行わなければならない。
もしくはあいつらの召喚に限界があるか。この場合は限界がくるまでボスから逃げながら削っていくのが理想だな。限界がとんでもない場合を除き。
あと考えられるのは…、グループ単位の召喚か。この時は恐らく一体だけ残していれば再召喚はできないだろう。
さて、次の突入はそこらへんの把握をして帰ってくるのを目標にしよう。
0
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる
暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。
授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる