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杖の真価
人間そう簡単に回復しない
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「……主、主! そろそろ起きるのじゃ! 8時間たったぞ! ちなみにボスもステッド・ファストで抑えられるようになったぞ」
「お、それはいいニュースだ」
寝起きがそれほどよくない俺もそのニュースに反応して体を起こそうとする。
「あ痛たたたたた!?」
起き上がろうとした俺はあり得ないほどの痛みに襲われる。
そう、俺は失念していたのだ。
筋肉痛の存在を!
筋肉痛というのはステータス上には現れない。
シンプルに体の調子の問題である。
毒状態は表示されるけど、風邪は別に表示されないっていうのと同じだな。
こっちに来てからある程度の筋肉痛は経験しているが、起き上がれない程というのは本当に人生で初だ。
「うぅ……」
起き上がれないのでズリズリとオーシリアの方に移動する。
うつ伏せで匍匐前進のように移動していたので下の様子も同時に確認できた。
確かにボスが小さな部屋みたいな空気の層の中に閉じ込められている。
よくやった。
「うわ、どうしたのじゃ主!? いも虫みたいな動きでこっちに来るでない!」
「さっきの俺の叫びを聞いてなかったのか!? あれを聞いて察してくれよ!」
かなりのボリュームで叫んでたと思ったけどな!?
あ、痛たたたたた!
叫ぶとマジで痛い。ほんとにやばい。
これだめだ。
「これ俺攻撃なんてできないぞ……?」
「そんなこと言ってる場合かの? これ出来なかったらやばいんじゃろ?」
「それはそうなんだけどさ」
キラとケインに殺られるのもやばいとは思うけどこれで死んだら元も子もないしな?
やばいなこれ。
寝る前に決めてた攻撃のタイミングなんざもはやゴミである。
「おおぉぉぉぉー……」
じわじわと寝ている体勢から座り体勢へと移行するが、まじで遅い。
ひょこひょこなら走れるだろうが、結局遅いだろうな。
「しかし、あんな感じで閉じ込められてるならまだやるようはあるか?」
空気の小部屋に入ってるボスに目をやる。
「なるほど。ボスがトップスピードになる前に壁に当たるような大きさになってるわけか」
「よくぞ気づいてくれたのじゃ! あれはわしの努力の結晶じゃぞ! 何度も何度も壁を作り、ぶち壊されては調整し、これが出来たのは6時間くらいたった頃じゃったかの。これが出来た時の達成感はかなりのものじゃった……」
思い返すかのように遠くに視線をやるオーシリア。
いや、それ2時間前のことだろ?
そんな物思いにふけるようなことじゃないから。
自分のMPを確認すると、満タンまで回復している。
「MPの回復システムはどうだった?」
「どうやら主がしっかりと眠りに落ちたら満タンになるシステムのようじゃ。主が寝ている間に何度魔法を使っても即座に回復しておったしの。主は寝てていいからわしがいろいろ試したほうが効率が良いのではないかと思ったくらいじゃ」
杖からいらない子呼ばわりされた!
「なんにせよ、攻撃手段は考えないとな……」
俺が行くのは決定事項だが、あまり無茶は出来ない。
どうにか効率的に削る方法を考えないと。
ほんとに昨日の分析にあてた時間は無駄だったな。
「お、それはいいニュースだ」
寝起きがそれほどよくない俺もそのニュースに反応して体を起こそうとする。
「あ痛たたたたた!?」
起き上がろうとした俺はあり得ないほどの痛みに襲われる。
そう、俺は失念していたのだ。
筋肉痛の存在を!
筋肉痛というのはステータス上には現れない。
シンプルに体の調子の問題である。
毒状態は表示されるけど、風邪は別に表示されないっていうのと同じだな。
こっちに来てからある程度の筋肉痛は経験しているが、起き上がれない程というのは本当に人生で初だ。
「うぅ……」
起き上がれないのでズリズリとオーシリアの方に移動する。
うつ伏せで匍匐前進のように移動していたので下の様子も同時に確認できた。
確かにボスが小さな部屋みたいな空気の層の中に閉じ込められている。
よくやった。
「うわ、どうしたのじゃ主!? いも虫みたいな動きでこっちに来るでない!」
「さっきの俺の叫びを聞いてなかったのか!? あれを聞いて察してくれよ!」
かなりのボリュームで叫んでたと思ったけどな!?
あ、痛たたたたた!
叫ぶとマジで痛い。ほんとにやばい。
これだめだ。
「これ俺攻撃なんてできないぞ……?」
「そんなこと言ってる場合かの? これ出来なかったらやばいんじゃろ?」
「それはそうなんだけどさ」
キラとケインに殺られるのもやばいとは思うけどこれで死んだら元も子もないしな?
やばいなこれ。
寝る前に決めてた攻撃のタイミングなんざもはやゴミである。
「おおぉぉぉぉー……」
じわじわと寝ている体勢から座り体勢へと移行するが、まじで遅い。
ひょこひょこなら走れるだろうが、結局遅いだろうな。
「しかし、あんな感じで閉じ込められてるならまだやるようはあるか?」
空気の小部屋に入ってるボスに目をやる。
「なるほど。ボスがトップスピードになる前に壁に当たるような大きさになってるわけか」
「よくぞ気づいてくれたのじゃ! あれはわしの努力の結晶じゃぞ! 何度も何度も壁を作り、ぶち壊されては調整し、これが出来たのは6時間くらいたった頃じゃったかの。これが出来た時の達成感はかなりのものじゃった……」
思い返すかのように遠くに視線をやるオーシリア。
いや、それ2時間前のことだろ?
そんな物思いにふけるようなことじゃないから。
自分のMPを確認すると、満タンまで回復している。
「MPの回復システムはどうだった?」
「どうやら主がしっかりと眠りに落ちたら満タンになるシステムのようじゃ。主が寝ている間に何度魔法を使っても即座に回復しておったしの。主は寝てていいからわしがいろいろ試したほうが効率が良いのではないかと思ったくらいじゃ」
杖からいらない子呼ばわりされた!
「なんにせよ、攻撃手段は考えないとな……」
俺が行くのは決定事項だが、あまり無茶は出来ない。
どうにか効率的に削る方法を考えないと。
ほんとに昨日の分析にあてた時間は無駄だったな。
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