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幻想級迎撃
避けられんものは避けられん
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「まともに戦えてる奴が少なすぎる。これじゃ前線に出せないぞ?」
こいつらが俺以外の面子とやってたらと思うとぞっとする。
レインは比較的ましな方だが、他の3人だったらもう、な。
言葉では言い表せないようなレベルのことになっていただろう。
俺が攻撃力なかったから良かったようなものだ。
だからこそ狙ったんだろうけど。
「攻撃力もあるし、回避力も中々。ただ、防御力がない」
俺なんか講釈垂れていいのだろうか。
まぁ、今さらか。
「折角攻撃力があるんだから、それを反転すれば防御力だろ?」
「暴論ですね……」
「いやぁ、そうでもないだろ。防御力は攻撃力に応用できないけど、攻撃力はそのまま防御力になり得る。例えば、エイグの土魔法だな。身にまとわせることで俺のバインドを無効化してただろ?」
「そうね。自分も動きにくくなるから、そこが難点だわ」
「相手に動けなくされるよりよほどいい。もちろん、最初のように回避を試みるのもいいが、まぁ、それなりに難しかっただろ?」
身に覚えのある面々は頷く。
「回避って言っても、キラの攻撃を回避するのは不可能に近いし。というか不可能そのものだし」
「そうかなぁ?」
「え、キラと戦ったことある奴ってこの中だと誰だっけ?」
俺、レイン、プリンセ、エルメ、ケインが手を挙げる。
強い奴と軒並み戦ってんな。
「その中で、一度でもキラの攻撃を避けれたことがあるよっていう人」
全員の手が下がる。
そういうことだろ。
「そんなになんでしょうか」
見に来ていたアミラの質問だ。
「良い質問だな」
非常にいい質問だ。
「誰か、試しに受けてみたいって人いる?」
いないか、流石に。
「はい!」
「はい、そこの少年!」
いた。
バカが。
自殺願望でもあんのかこいつは。
例のエルフの少年である。
「キラさんの攻撃を避けれたら、僕は前線に出れますよね!」
自殺願望は大ありのようだ。
「せいぜい頑張ってくれたまえ。勧めた手前、俺は止めない。ということでキラ大先生、よろしくお願いします」
「そこまで仰々しいものかなぁ……」
そうは言いながらも少年と一緒に前に出てくれるキラ。
「あんまり速すぎてもあれだから、7割くらいで頼むわ」
「了解」
小声で話し合う俺たち。
しかし、どうせ7割でも見えない。
風で周りに被害が出ないようにという配慮だが、実際どこまで意味があるのだろうか。
「じゃあ、行くね?」
「はい!」
何の構えも取らず、仁王立ちする少年。
本当に終わった。
救護班呼んどいた方がいいと思う。
ッドォン!
次の瞬間、俺たちの目の前で起こったのは、少年が背中から壁に激突するという事象だけだった。
うん、知ってた。
ただ、知らなかった面々は少年が床に崩れ落ちてからも理解が追い付いていないようだ。
「……呼んできたよ?」
「ナイスだ。流石の速さだな」
これが始まる前にプリンセに行って救護班を呼んできてもらった甲斐があった。
倒れている少年を見てプリンセが一言。
「……そうだよね……」
以前全く同じことをされてるプリンセの言葉が重い……!
こいつらが俺以外の面子とやってたらと思うとぞっとする。
レインは比較的ましな方だが、他の3人だったらもう、な。
言葉では言い表せないようなレベルのことになっていただろう。
俺が攻撃力なかったから良かったようなものだ。
だからこそ狙ったんだろうけど。
「攻撃力もあるし、回避力も中々。ただ、防御力がない」
俺なんか講釈垂れていいのだろうか。
まぁ、今さらか。
「折角攻撃力があるんだから、それを反転すれば防御力だろ?」
「暴論ですね……」
「いやぁ、そうでもないだろ。防御力は攻撃力に応用できないけど、攻撃力はそのまま防御力になり得る。例えば、エイグの土魔法だな。身にまとわせることで俺のバインドを無効化してただろ?」
「そうね。自分も動きにくくなるから、そこが難点だわ」
「相手に動けなくされるよりよほどいい。もちろん、最初のように回避を試みるのもいいが、まぁ、それなりに難しかっただろ?」
身に覚えのある面々は頷く。
「回避って言っても、キラの攻撃を回避するのは不可能に近いし。というか不可能そのものだし」
「そうかなぁ?」
「え、キラと戦ったことある奴ってこの中だと誰だっけ?」
俺、レイン、プリンセ、エルメ、ケインが手を挙げる。
強い奴と軒並み戦ってんな。
「その中で、一度でもキラの攻撃を避けれたことがあるよっていう人」
全員の手が下がる。
そういうことだろ。
「そんなになんでしょうか」
見に来ていたアミラの質問だ。
「良い質問だな」
非常にいい質問だ。
「誰か、試しに受けてみたいって人いる?」
いないか、流石に。
「はい!」
「はい、そこの少年!」
いた。
バカが。
自殺願望でもあんのかこいつは。
例のエルフの少年である。
「キラさんの攻撃を避けれたら、僕は前線に出れますよね!」
自殺願望は大ありのようだ。
「せいぜい頑張ってくれたまえ。勧めた手前、俺は止めない。ということでキラ大先生、よろしくお願いします」
「そこまで仰々しいものかなぁ……」
そうは言いながらも少年と一緒に前に出てくれるキラ。
「あんまり速すぎてもあれだから、7割くらいで頼むわ」
「了解」
小声で話し合う俺たち。
しかし、どうせ7割でも見えない。
風で周りに被害が出ないようにという配慮だが、実際どこまで意味があるのだろうか。
「じゃあ、行くね?」
「はい!」
何の構えも取らず、仁王立ちする少年。
本当に終わった。
救護班呼んどいた方がいいと思う。
ッドォン!
次の瞬間、俺たちの目の前で起こったのは、少年が背中から壁に激突するという事象だけだった。
うん、知ってた。
ただ、知らなかった面々は少年が床に崩れ落ちてからも理解が追い付いていないようだ。
「……呼んできたよ?」
「ナイスだ。流石の速さだな」
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