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魔界奔走
責任者への説明は丁寧に
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「ま、まぁ、いいや。じゃあ、改めて説明させてもらうよ」
気を取り直して手紙に書いていたものよりも丁寧な説明を始める。
そもそも、詳細な説明はするつもりだったので良かったのだが、うん。
あいつ後でひっぱたく。
「雇用と言っても、すぐに出来るようなものでないので、俺が仕事を教える期間があります。その間も給料は出そうと思っていますが、その期間はうちに目に見える利益がありません。よって、かなりの少額になることが予想されます」
メイドたちが俺が適当に作った貸借対照表等を見せながら説明を続ける。
「流石に難しいので、この仕事には年長者の何名か。その代わりに、しっかりと仕事をするようになれば相場よりも少し頑張った給料を出す予定です」
「続いて、年長組に準ずる何名か。この人たちには実際に店頭で仕事をしてもらおうかと思います。こちらは難しい仕事は特にありませんので、相場よりも少し安いくらいの給料を予定しています」
「ただ、働きに来てもらう際には賄いを保証する」
説明を終え、一息いれる。
「どうか考えて貰えないだろうか」
「その給料というのは……」
「ん? あぁ、心配せずとも現金で渡すとも。ただ、毎日現金というのは難しいから最短でも2週間に1度とかになるだろうけど」
シスターの{猜疑}から先回りして答え、直後にまずいと思う。
今の話の早さはどう考えてもおかしい……!
俺がなんか特殊なことをしていると思われかねない。
ミスったー。
内心冷や汗だらだらで次の言葉を待つ。
「リアーネ」
ガラガッタン!
ドアの向こうでこける音。
続いて気まずそうにドアが開く。
「はい、お母さん……」
膝に絆創膏を着けた例の女の子だ。
「お客様とのお話を盗み聞きなんて失礼でしょう」
「ごめんなさい……」
「まぁ、それはお客様も気づいていて放置してくださっていたようだからとやかくは言いません。年の上から10人を呼んできて」
「はい!」
パタパタと走っていった。
「……よく俺が気づいていることがわかったな」
「ふふっ、そちらが素ですか」
目付きをよりいっそう鋭くする俺にシスターが笑いかける。
あ。
折角猫被って丁寧に話してたのに。
所々ぼろが出てたけど。
「そちらの方が好印象ですよ。腹を割って話している感じがしますからね」
「俺って分かりやすいか? なんかいろんな人に見透かされててこの頃自信をなくしてるんだが……」
俺ってけっこうポーカーフェイス自信あったんだけどなぁ。
「表情はともかく、話し方は矯正しにくいですから。頑張ってくださいね」
「……精進させていただくよ」
アドバイスまでもらっちゃって。
なにしてんだ俺。
「お母さん、呼んできたよ」
ぞろぞろと入ってくる見た目14から16歳の子供達。
中にはうちに駆け込んできた少年もいた。
リアーネさんのあとに入ってきたということはやはり2番目だったか。
「リブレ様。私としては先ほどの条件に依存はありません。ですので、あとは当人たちと話していただけますでしょうか」
気を取り直して手紙に書いていたものよりも丁寧な説明を始める。
そもそも、詳細な説明はするつもりだったので良かったのだが、うん。
あいつ後でひっぱたく。
「雇用と言っても、すぐに出来るようなものでないので、俺が仕事を教える期間があります。その間も給料は出そうと思っていますが、その期間はうちに目に見える利益がありません。よって、かなりの少額になることが予想されます」
メイドたちが俺が適当に作った貸借対照表等を見せながら説明を続ける。
「流石に難しいので、この仕事には年長者の何名か。その代わりに、しっかりと仕事をするようになれば相場よりも少し頑張った給料を出す予定です」
「続いて、年長組に準ずる何名か。この人たちには実際に店頭で仕事をしてもらおうかと思います。こちらは難しい仕事は特にありませんので、相場よりも少し安いくらいの給料を予定しています」
「ただ、働きに来てもらう際には賄いを保証する」
説明を終え、一息いれる。
「どうか考えて貰えないだろうか」
「その給料というのは……」
「ん? あぁ、心配せずとも現金で渡すとも。ただ、毎日現金というのは難しいから最短でも2週間に1度とかになるだろうけど」
シスターの{猜疑}から先回りして答え、直後にまずいと思う。
今の話の早さはどう考えてもおかしい……!
俺がなんか特殊なことをしていると思われかねない。
ミスったー。
内心冷や汗だらだらで次の言葉を待つ。
「リアーネ」
ガラガッタン!
ドアの向こうでこける音。
続いて気まずそうにドアが開く。
「はい、お母さん……」
膝に絆創膏を着けた例の女の子だ。
「お客様とのお話を盗み聞きなんて失礼でしょう」
「ごめんなさい……」
「まぁ、それはお客様も気づいていて放置してくださっていたようだからとやかくは言いません。年の上から10人を呼んできて」
「はい!」
パタパタと走っていった。
「……よく俺が気づいていることがわかったな」
「ふふっ、そちらが素ですか」
目付きをよりいっそう鋭くする俺にシスターが笑いかける。
あ。
折角猫被って丁寧に話してたのに。
所々ぼろが出てたけど。
「そちらの方が好印象ですよ。腹を割って話している感じがしますからね」
「俺って分かりやすいか? なんかいろんな人に見透かされててこの頃自信をなくしてるんだが……」
俺ってけっこうポーカーフェイス自信あったんだけどなぁ。
「表情はともかく、話し方は矯正しにくいですから。頑張ってくださいね」
「……精進させていただくよ」
アドバイスまでもらっちゃって。
なにしてんだ俺。
「お母さん、呼んできたよ」
ぞろぞろと入ってくる見た目14から16歳の子供達。
中にはうちに駆け込んできた少年もいた。
リアーネさんのあとに入ってきたということはやはり2番目だったか。
「リブレ様。私としては先ほどの条件に依存はありません。ですので、あとは当人たちと話していただけますでしょうか」
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