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第163話 詰み作業
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「あら、もうタイトルは入れていってるみたいね。」
「はい。」
メールアプリに隠れて少ししか見えていない資料作成アプリをクリックして前に出す。
「まだ、ざっくりとした感じですけど。」
「全然大丈夫。むしろ、そこまでやってて良かった。さすがね。」
「ありがとうございます。」
「じゃあ、また困ったことがあったら言ってね。電話するには微妙な時間だけど、2人くらいならかけれそうね。」
そう言われて時間を確認する。
17:45。
たしかに、軽い話でも1人30分はかかるとすると2人くらいで、残り15分は事前準備だったり、30分を超えた時にあてる時間だと考えるとちょうどだ。
「そう、ですね。」
私がたどたどしく相槌をうちながら振り返ると、水元さんはメール内の商品管理部署と書かれている項目を指さす。
「あっ、そういえば。ここの石田さん、あまり遅いと怖いから気をつけた方がいいよ。」
その言葉は私の頭の上に石を落とされたように身体に響いた。
私は怒られることが嫌いだから。
「はい。」
メールアプリに隠れて少ししか見えていない資料作成アプリをクリックして前に出す。
「まだ、ざっくりとした感じですけど。」
「全然大丈夫。むしろ、そこまでやってて良かった。さすがね。」
「ありがとうございます。」
「じゃあ、また困ったことがあったら言ってね。電話するには微妙な時間だけど、2人くらいならかけれそうね。」
そう言われて時間を確認する。
17:45。
たしかに、軽い話でも1人30分はかかるとすると2人くらいで、残り15分は事前準備だったり、30分を超えた時にあてる時間だと考えるとちょうどだ。
「そう、ですね。」
私がたどたどしく相槌をうちながら振り返ると、水元さんはメール内の商品管理部署と書かれている項目を指さす。
「あっ、そういえば。ここの石田さん、あまり遅いと怖いから気をつけた方がいいよ。」
その言葉は私の頭の上に石を落とされたように身体に響いた。
私は怒られることが嫌いだから。
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