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第175話 地に足をつける
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ズゾゾゾゾゾ。
目の前で麺が口の中に吸い込まれていく。
私は徐々にオリヒメよりもそっちの方に目が泳いでしまう。
携帯を開いて時間を確認する。
そろそろ20時を過ぎる。
お昼ご飯を食べた時間が12時あたりだから、それから8時間も過ぎることになる。
そんなに時間が過ぎていてお腹が空かないわけがない。
しかし、明日も同じ時間に起きなければいけない。
ここはまず、お風呂に入ることを先決した方がいいだろう。
(動かなきゃいけないけど、動きたくないなぁ。)
頭では分かっているのだが、重りになったこの足が、体がすぐに動くわけが無い。
今では家にはオリヒメがいるから、疲れたからといってベッドにダイブするわけにもいかない。
そんなことをしたら私の残り僅かな尊厳が底に付いてしまう。
それではどうするか。
答えは簡単。
このまま時間が過ぎるのを待つだけだ。
動きたくないなら動かなければいいのだ。
この場合、お腹は空き続けるし体は汚いままなのだが、なにかするよりはずっといい、と思う。
目の前で麺が口の中に吸い込まれていく。
私は徐々にオリヒメよりもそっちの方に目が泳いでしまう。
携帯を開いて時間を確認する。
そろそろ20時を過ぎる。
お昼ご飯を食べた時間が12時あたりだから、それから8時間も過ぎることになる。
そんなに時間が過ぎていてお腹が空かないわけがない。
しかし、明日も同じ時間に起きなければいけない。
ここはまず、お風呂に入ることを先決した方がいいだろう。
(動かなきゃいけないけど、動きたくないなぁ。)
頭では分かっているのだが、重りになったこの足が、体がすぐに動くわけが無い。
今では家にはオリヒメがいるから、疲れたからといってベッドにダイブするわけにもいかない。
そんなことをしたら私の残り僅かな尊厳が底に付いてしまう。
それではどうするか。
答えは簡単。
このまま時間が過ぎるのを待つだけだ。
動きたくないなら動かなければいいのだ。
この場合、お腹は空き続けるし体は汚いままなのだが、なにかするよりはずっといい、と思う。
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