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現代と異世界で骨折中
また女の子になりました(後半)
しおりを挟むおっ!3歳ぐらいのティナの思い出から始まって階段から落ちる前までの思い出を経験した。
「アル!また冒険者だった頃のお話聞かせてね。」
とちょっと女の子らしく言ってみた。さっきのあの姿に同情したのでサービスで。
って泣きながら笑顔になるアル………あぁ~ぁ鼻水まで出して………
「でぃ、ディナお嬢ざま~」
「良かったわねアル………でも………冒険者だった頃のお話?ティナにどんなお話したのかしら興味深いわね、ちょっとわ・た・し・とオハナシしましょうか?」
冷たい目なのに笑顔のリーシャお母様………マジで怖いです。
ダメ!アル振り返ったら………あぁ………まさか目の前で本当に首のあたりから効果音が聞こえてきそうな振り返りを見るとは………そして見てしまったんだろうな。
アルの横顔しか見えないけど、恐怖で固まってるし………
可哀想に………これから何処の部屋でオハナシするんだろうな~長い時間。
原因を作ったのは私だけどね♪
だってティナの思い出の中でも私にとっても興味深いんだもんよ。ゴブリンに囲まれた話やオーガとの闘い。盗賊に襲われて返り討ちにした話とか魔法の事も驚いたけど魔物もいるんだこの世界凄いな~。
「え~とティナちゃん、今みたく触れれば思い出すの?」
リーシャお母様はアルから私に視線を変えて聞いてきた。さっきまでの冷たい目の笑顔でなく、いつもの笑顔で。
「…………多分。」
こればっかりは触れてみなければわからない。
「それとティナちゃん確認するけど、今思い出しているのは私とミレーネとアルの事だけなのよね?」
「…………はい。ごめんなさい。」
本当にすいません。中身からして違ってしまってすいません。
「奥様どうしましょう?もしカトラス様がこの事を知ったら………多分倒れられるのでは?」
「そうね………間違いなく倒れるわね。でもね問題は旦那様ではないわ、私のお父様お母様それに旦那様のお義父様お義母様が知ったらショックで死んでしまうかもしれないわ。」
どうにか落ち着いた様子のアルが
「奥様、王都におられるカトラス様には明日ぐらいに飛龍での手紙が届くかと思います。手紙にはティナお嬢様が階段から転落されて意識がない旨を書きましたので、カトラス様の事です危険でも飛龍でお戻りになられると思います。戻られるのは3~4日かと………そしてその知らせは王都にいらっしゃるグラディウス家とドルアーガ家にも間違いなく届くでしょう。」
「………そうね。間違いなく伝わるでしょうね………まさか飛龍に乗っては来ないと思うけど馬車で急いで来るわね。2週間程かしら………」
あぁ~やっぱり私が階段から落ちて意識がなかったのは大事だったんだ。もしかしてティナはその時に死んじゃったのかな?でもなんか留守番頼まれてるような感じするんだよな~気のせいかな?
「奥様、やはり正直にお伝えするしかないのでしょうか?」
「いえ、ミレーネそれは危険だわ。先程のアルを見たでしょ?ティナちゃんの身近にいれたアルでアレよ?王都で「孫のティナに毎日会いたい!」と嘆いて想いを膨らませている方々が、自分達の事を忘れられている事を知った時の衝撃は想像できないわ。本当にショック死するかも………」
え~と私の事でお悩み中みたいなんですけど、さっきから気になってるんですがティナのお兄さんは?此処にいないの?伝えてないの?それにティナのお父さん倒れたら困りません?大黒柱ですよね?当主とか領主なんですよね?
「ではティナお嬢様に面会される時に喉を痛めて声が出ないとすれば………」
おっ!執事のアルさん、いいアイデアじゃないですか!
少しドヤ顔だけど調子戻ってきたのかな。
「無駄よ。忘れたのアル?私のお母様もヒールを使えるのよ、すぐに治癒してしまうわ。」
え~いいアイデアだと思ったのに………あぁ~アルさんも落ち込んじゃった。
「…………奥様!触れれば思い出すのであれば、何とかお嬢様と会話される前に身体の何処かに触れていただければ………」
おぉ!ミレーネさん、それ、それで多分解決です。はい!いいドヤ顔頂きました。
「そ、それだわ!………そうよ!何とか触れればいいのよ。」
ほら、リーシャお母様も納得したしそれで行きましょう。
「しかし奥様………どのように?それにもし触れても思い出さなければ最悪の状況になるのでは?」
アルさんアンタなんて事を………さっきの仕返しですか?ドヤ顔を潰されたからですか?
折角丸く納まりそうだったのに~~~~
「ア、アル!なんて事を考えるのですか!奥様のお気持ちを折る様な………」
おおっと今度はアルさんがミレーネのドヤ顔を潰しにきたーーー
ティナの記憶の中では普段対立とかしてないみたいだけど、逆に仲いいよね普段。
「そうね………アルの言う通りね。可能性は否定できないわ。」
もう途中から他人事の様に3人の表情とか見て楽しんでいた私。
自分が原因なの忘れて………そんな私に天罰が………
「そうだわ!それにまだ時間があるわ、もし触れても思い出せなかった場合に困らないようにティナちゃんにお勉強してもらいましょう。」
「「名案です」」
え?
「奥様!会話に国の事や王都の事、カトラス領の事も出るかもしれません。それも一緒に。」
え?ミレーネさん?
「それならグラディウス家とドルアーガ家の事も出るかもしれません。それも一緒に。」
え?アルさん?
「そうね。ではアルとミレーネはそちらをお願いね、私は魔法の事を教えるわ。」
え?リーシャお母様?
「ティナちゃん!」
「ティナお嬢様!」
「お嬢様!」
「「「がんばりましょう!」」」
え?え?えーーーーーーーーーーーーーーーーー
それから寝るまで3人が代わる代わる来て勉強を教えに来たのは言うまでもなかった。
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