妻の望みは………貞操逆転世界

クロハナ

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1日目/丸井響子【出動】

2124年12月28日~丸井 響子の1日~

 「高木先輩!平和ですね~」

救急車の窓を拭きながら中の備品の数を確認している先輩に声をかけた。

 「そうだな丸井!いつもと同じでこの救急車が動く事自体少ないからな」

この救急車は特別な仕様で車体の色は青い
赤は普通の女性専用となっていて、青いこの救急車は男性専用になっている

もちろんこの車に乗れる救護員資格も特殊だ
まず救護員として赤で実務経験3年、外科医としての医師免許に男性免疫テスト、警護官2級など

毎年、男性に会える!触れられる!会話が出来る!と夢を抱いて受験する者があとをたたない
年間2回試験はあるのだが、合格者は1/50000
合格したとしても青救急車は日本に50台しかない

それに毎年更新試験があるのだ
1番の難関はやはり男性免疫テストだ
どれだけ男性に接しても冷静に行動出来るかが問われる

鼻血を出したり理性を失って抱きつく、血走った目で見るなど即刻不合格になる
テストでは毎回ケースが違う
私、丸井 響子の時は30分男性と二人きりで会話をする事だった。

合格したのは私だけだった。
男性と30分一緒にいるだけでも理性を失うレベル

会話までするとなると意識を失うレベルなのだ
大抵は10分ほどで鼻血を出して不合格、猛者でも20分ほどで鼻息が荒くなり不合格
30分を乗り切った猛者でさえ

 「テーブルに出されていた飲み物は何でしたか?」

 「会話の内容を覚えて いますか?」など答えられなかった

正確に答えられたのは私1人だったらしい
私は他の受験者より恵まれた環境で育った!私には2こ上の兄がいたからだ

今の日本では男性保護区が都道府県に必ず1ヶ所作られている
その大きさは町一つ分
しかし住んでる住民は1000人ほど、仕事で来る居住権を持たない者は24時間だけの滞在許可を許される

境界線には高い壁が設置されて隔離されているような感じだ
生まれた子供が男だったら、強制的に男性保護区の一軒家が支給されて引っ越ししなければいけない。

男性の保護が目的の為、安全管理など法律で決まっているのだ

安全だけでなく生活も国から男性に毎月20万円支給されて公共の乗り物は全て無料だ
そう!私は兄のおかげで男性保護区の中で生活しているのだ

男性と30分会話なんて慣れたものだ
私のように兄や弟がいる家庭の女子は大抵男性専門の仕事に就く事が多い

 「あともう少しで、こっちは終わる。今日も定時であがれそうだぞ!丸井」

 「先輩、了解しました」

あと15分ほどで交代の時間だ

今日は1回だけ出動したが、いつもの男性の我儘みたいなものだった

アイスの食べ過ぎでお腹が痛くなって呼ばれた
女性なら救急車を出動するレベルではないのだか、男性は人類の宝の為呼んでもいいのだ
男性は小さい頃から大事にされている為に大抵我儘になる

兄も高校に行くまでは我儘だったが、高校で共学になり何があったのか女性恐怖症になり家に引きこもっている

多分家に着いたら何時ものようにあれこれ買ってこいと言われるんだろうな~

そんな事を考えていたら

 「出動要請!鈴鳴公園にて男性が意識不明。身元確認中!至急向かってください」

車庫に設置されてるスピーカーに目を向けた
スピーカーの近くに時計が……18:54

 「丸井!行くぞ」
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