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2月7.8.9日
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2019.2.9(土) 雪
まずは御心配おかけしてスミマセン。
俺はまだ生きてます。
色々とあって三日間異世界で過ごしておりました。
何があったのか順を追って書こうと思います。
7日 木曜日
水曜日と同じ装備で異世界へ出発しました。
異世界に出た時、足元に銅貨と通行証が落ちていたので時間経過で消えたりしないようで安心しました。
武器やアイテム、出来ればこの世界の地図などを買いたいのでスライムを探しました。
門番さんの言い方だとすぐに見付かる位多いのかと思ったのですが、周囲を探しながら蛇行して歩いてみたのですが街に着くまでに3匹しか見付けられませんでした。
3匹とも問題無く倒す事が出来、その内2匹は魔石を落としてくれました。
そして街に着き、衛兵さんの所に行ったのですがやはり信じて貰えません。
ただ、記憶喪失とかそんな効果のある認識阻害魔法を受けたのかもしれないと思われたようで色々と教えてくれました。
まずは異世界の名前
この世界は「ストゥーシ」って名前らしいです。
言いづらいので恐らく日記の中では異世界って書き続けると思います。
そして今いる街
こちらは「ナル王国」と言う国の「ティル」って言う国らしいです。
他にも「イィーシ帝国」「カンニガ王国」「ガマリ国」と言う国があり、地図を見せて貰った所完全な日本地図でした。
縮尺が違うのかもしれませんが関東から東北辺りが「ナル王国」、関西辺りが「イィーシ帝国」、九州辺りが「カンニガ王国」、北海道が「ガマリ国」と言った感じで沖縄はありませんでした。
昔は戦争なども多かったらしいですが、この四国になってからは互いの戦力が均衡したせいか戦争は数十年起こってないようです。
それとお金に関してですが
銅貨、銀貨、金貨、大金貨、金塊(インゴット)があるそうで
大金貨までは前の硬貨の十倍、インゴットはサイズによって価値が変わるけど、大体は大金貨の50倍位の価値だそうです。
この世界の金持ちは金塊を持ち歩かないといけないとか大変ですね。
後はギルドに行ってギルドカードを発行して貰い、身分証代わりにすれば良いと教えてくれました。
認識阻害魔法の影響で記憶が無いと言えば問題無いとの事です。
運転免許を身分証として使うペーパードライバーの感覚でしょうか?
ギルドと言う響を聞くとやっぱり少しワクワクしてきます。
俗に言う「テンプレ」って物も有るのだろうか、と逸る気持ちを抑えながらギルドに入ります。
ギルドに入ると、正面は受付が3つ並んでいて横を見ると机や椅子が並んだ広間のようになっていました
漫画やゲームで見るようなキラキラした装備に身を包んだ美男美女や、ドキッ!悪人だらけのボディビル大会!!から抜け出して来たようなゴツいおじさんが朝から酒を飲んでる姿があり、少し感動してしまいました。
ここまでイメージ通りだとやはりテンプレが心配です。
恐る恐る受付に行って話を進めると
「おい兄ちゃん」
めっちゃ人相の悪い、数人殺してるんじゃないかと言うマッチョが来ました。テンプレです。
「認識阻害の魔法たぁ難儀じゃな。コイツで装備代の足しにでもせい。なに、たまたまデカい見入りがあったんじゃ。お前さんにデカい見入りがあった時にでも酒を奢ってくれりゃそれでええ」
そう言いながら金貨1枚を渡して来ました
めちゃくちゃ良い人過ぎて思わずツッコミそうになりました。
何か裏があるのかと思い周りを見てみたのですが、周りの人の表情は「新人が騙されてて可哀想」と言うよりは「何か微笑ましい物を見ている」と言った表情だったので、お礼を言って素直に受ける事にしました。
この悪漢顔……ゴルドさんと言うらしいのですが、昔大切な人をモンスターに殺されて冒険者になったらしいです。
その時助けようとして顔に傷が着いたらしいのですが、その傷が悪役かイケメン主人公にしか似合わないような目の上を通過する傷で
更にスキンヘッドな上にムキムキで、これは武器屋か悪役じゃないと許されないぞと言う風貌なのですが……
普通に優しくて強い冒険者として有名な方みたいです。
そんなこんなでギルドの登録です。
ギルドメンバーにはランクがあり
ZとF~SSといった形で……まぁよくある奴です。
ZとSSだけは特別で、Zは十歳未満の子供。
これは登録だけで簡単なお手伝い扱いみたいな物らしく、孤児とかがギルド登録して生活するシステムみたいです。
SSは想像の通り、ギルドだけでは無く国が認める偉業を達した人だけに与えられる称号のような物で
貴族のような物になるらしいです。
俺は貴族には詳しく無いのですが、子爵だったか男爵だったかと同じ位の扱いだそうです。
俺は今回Fランクの試験を受けて来ました。
内容は薬草採取とスライム討伐です。
この程度も出来ないとギルドとしてはただ身分を保証するだけのギルドカードになってしまうので、最低限の試験は受けないといけないそうです。
正直舐めてました。
薬草の本をめっちゃ見たのですが、似た見た目の雑草を何度も持っていってました。
スライムの方は十匹討伐しなければ行けなかったのですが、薬草を探す途中に終わってしまいました……。
仮免許のように仮のギルドカードを貰い、倒したらそこに勝手にカウントされるようです。
はい、謎技術ですね。恐らく魔法が関係してるのかなと。
一応薬草の本も借りたのですが、ギルドの備品だから持ち出す事も出来ず……。
えぇ、お察しの通りです。
薬草採取に三日かけました。
宿はギルドに泊まらせて頂けるとの事だったので、徹夜して間違えた草と本を見比べて細かい違いを探したのですが
如何せん、ハーブとドクダミの違いですら匂いでしか分からない位なので全く見分けが着きません。
更に言うと俺は今回取って来ませんでしたが、毒草も薬草と似た見た目らしいです。
薬草十本の納品
それも確実性が必要なので十一本以上の草は取ってはならず、一本でも違う草が紛れ込んでたら全部採取しなおし。
ティルの周りの薬草に似た草は全部取り尽くしたんじゃないかって位取りました。
ってか三日目になると実際に似た草すら見付けられなくて本当に困りました。
最終的にまとまって生えてる草をまとめて十本取りギルドに持って行く。違ったら近くの十本をまとめて……っと合格が貰えるまで延々と往復するという荒業を使い、受付嬢さんの苦笑いと共にギルドカードが貰えました。
ギルドカードも少し面白かったのですが、その辺は後日書いていこうと思います。
後はそうですね
異世界で初めて食事をしました。
パンのような物をクリームシチューのような物を付けて食べるのがこの地域での主食のようで
味はー……
パンをクリームシチューに付けたような味でした……。
今度は異世界っぽい料理も食べたいと思います。
酒は苦手ですが、よく物語に出てくる「エール」もあったので今度はそれも飲みたいですね。
そんなこんなでギルド登録が完了し、帰って来ました。
再度謝罪しますが、御心配おかけしてスミマセンでした。
正直三日間ほぼ寝てないので、今日の所はこれで休ませて貰います。
おやすみなさい。
因みにギルドカードとかはシーツで袋を作ってその中にしまって扉の下に埋めてきました。
まずは御心配おかけしてスミマセン。
俺はまだ生きてます。
色々とあって三日間異世界で過ごしておりました。
何があったのか順を追って書こうと思います。
7日 木曜日
水曜日と同じ装備で異世界へ出発しました。
異世界に出た時、足元に銅貨と通行証が落ちていたので時間経過で消えたりしないようで安心しました。
武器やアイテム、出来ればこの世界の地図などを買いたいのでスライムを探しました。
門番さんの言い方だとすぐに見付かる位多いのかと思ったのですが、周囲を探しながら蛇行して歩いてみたのですが街に着くまでに3匹しか見付けられませんでした。
3匹とも問題無く倒す事が出来、その内2匹は魔石を落としてくれました。
そして街に着き、衛兵さんの所に行ったのですがやはり信じて貰えません。
ただ、記憶喪失とかそんな効果のある認識阻害魔法を受けたのかもしれないと思われたようで色々と教えてくれました。
まずは異世界の名前
この世界は「ストゥーシ」って名前らしいです。
言いづらいので恐らく日記の中では異世界って書き続けると思います。
そして今いる街
こちらは「ナル王国」と言う国の「ティル」って言う国らしいです。
他にも「イィーシ帝国」「カンニガ王国」「ガマリ国」と言う国があり、地図を見せて貰った所完全な日本地図でした。
縮尺が違うのかもしれませんが関東から東北辺りが「ナル王国」、関西辺りが「イィーシ帝国」、九州辺りが「カンニガ王国」、北海道が「ガマリ国」と言った感じで沖縄はありませんでした。
昔は戦争なども多かったらしいですが、この四国になってからは互いの戦力が均衡したせいか戦争は数十年起こってないようです。
それとお金に関してですが
銅貨、銀貨、金貨、大金貨、金塊(インゴット)があるそうで
大金貨までは前の硬貨の十倍、インゴットはサイズによって価値が変わるけど、大体は大金貨の50倍位の価値だそうです。
この世界の金持ちは金塊を持ち歩かないといけないとか大変ですね。
後はギルドに行ってギルドカードを発行して貰い、身分証代わりにすれば良いと教えてくれました。
認識阻害魔法の影響で記憶が無いと言えば問題無いとの事です。
運転免許を身分証として使うペーパードライバーの感覚でしょうか?
ギルドと言う響を聞くとやっぱり少しワクワクしてきます。
俗に言う「テンプレ」って物も有るのだろうか、と逸る気持ちを抑えながらギルドに入ります。
ギルドに入ると、正面は受付が3つ並んでいて横を見ると机や椅子が並んだ広間のようになっていました
漫画やゲームで見るようなキラキラした装備に身を包んだ美男美女や、ドキッ!悪人だらけのボディビル大会!!から抜け出して来たようなゴツいおじさんが朝から酒を飲んでる姿があり、少し感動してしまいました。
ここまでイメージ通りだとやはりテンプレが心配です。
恐る恐る受付に行って話を進めると
「おい兄ちゃん」
めっちゃ人相の悪い、数人殺してるんじゃないかと言うマッチョが来ました。テンプレです。
「認識阻害の魔法たぁ難儀じゃな。コイツで装備代の足しにでもせい。なに、たまたまデカい見入りがあったんじゃ。お前さんにデカい見入りがあった時にでも酒を奢ってくれりゃそれでええ」
そう言いながら金貨1枚を渡して来ました
めちゃくちゃ良い人過ぎて思わずツッコミそうになりました。
何か裏があるのかと思い周りを見てみたのですが、周りの人の表情は「新人が騙されてて可哀想」と言うよりは「何か微笑ましい物を見ている」と言った表情だったので、お礼を言って素直に受ける事にしました。
この悪漢顔……ゴルドさんと言うらしいのですが、昔大切な人をモンスターに殺されて冒険者になったらしいです。
その時助けようとして顔に傷が着いたらしいのですが、その傷が悪役かイケメン主人公にしか似合わないような目の上を通過する傷で
更にスキンヘッドな上にムキムキで、これは武器屋か悪役じゃないと許されないぞと言う風貌なのですが……
普通に優しくて強い冒険者として有名な方みたいです。
そんなこんなでギルドの登録です。
ギルドメンバーにはランクがあり
ZとF~SSといった形で……まぁよくある奴です。
ZとSSだけは特別で、Zは十歳未満の子供。
これは登録だけで簡単なお手伝い扱いみたいな物らしく、孤児とかがギルド登録して生活するシステムみたいです。
SSは想像の通り、ギルドだけでは無く国が認める偉業を達した人だけに与えられる称号のような物で
貴族のような物になるらしいです。
俺は貴族には詳しく無いのですが、子爵だったか男爵だったかと同じ位の扱いだそうです。
俺は今回Fランクの試験を受けて来ました。
内容は薬草採取とスライム討伐です。
この程度も出来ないとギルドとしてはただ身分を保証するだけのギルドカードになってしまうので、最低限の試験は受けないといけないそうです。
正直舐めてました。
薬草の本をめっちゃ見たのですが、似た見た目の雑草を何度も持っていってました。
スライムの方は十匹討伐しなければ行けなかったのですが、薬草を探す途中に終わってしまいました……。
仮免許のように仮のギルドカードを貰い、倒したらそこに勝手にカウントされるようです。
はい、謎技術ですね。恐らく魔法が関係してるのかなと。
一応薬草の本も借りたのですが、ギルドの備品だから持ち出す事も出来ず……。
えぇ、お察しの通りです。
薬草採取に三日かけました。
宿はギルドに泊まらせて頂けるとの事だったので、徹夜して間違えた草と本を見比べて細かい違いを探したのですが
如何せん、ハーブとドクダミの違いですら匂いでしか分からない位なので全く見分けが着きません。
更に言うと俺は今回取って来ませんでしたが、毒草も薬草と似た見た目らしいです。
薬草十本の納品
それも確実性が必要なので十一本以上の草は取ってはならず、一本でも違う草が紛れ込んでたら全部採取しなおし。
ティルの周りの薬草に似た草は全部取り尽くしたんじゃないかって位取りました。
ってか三日目になると実際に似た草すら見付けられなくて本当に困りました。
最終的にまとまって生えてる草をまとめて十本取りギルドに持って行く。違ったら近くの十本をまとめて……っと合格が貰えるまで延々と往復するという荒業を使い、受付嬢さんの苦笑いと共にギルドカードが貰えました。
ギルドカードも少し面白かったのですが、その辺は後日書いていこうと思います。
後はそうですね
異世界で初めて食事をしました。
パンのような物をクリームシチューのような物を付けて食べるのがこの地域での主食のようで
味はー……
パンをクリームシチューに付けたような味でした……。
今度は異世界っぽい料理も食べたいと思います。
酒は苦手ですが、よく物語に出てくる「エール」もあったので今度はそれも飲みたいですね。
そんなこんなでギルド登録が完了し、帰って来ました。
再度謝罪しますが、御心配おかけしてスミマセンでした。
正直三日間ほぼ寝てないので、今日の所はこれで休ませて貰います。
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因みにギルドカードとかはシーツで袋を作ってその中にしまって扉の下に埋めてきました。
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