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プロローグ
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ジリリリリッ
リビングのうるさ過ぎる黒電話が鳴り響く。
せっかくの読書が台無しだ。
「うるさいですね~」
ソファから立ち上がり、受話器を手に取り、耳に当てる。
「はいは~い。こちら『なんでも屋猫野』で~す。いつでも、どこでも、なんでもやり〼よ~」
受話器から男性らしき声が受話器の向こうから聞こえる。
「えっ?『なんでも屋猫野』で働きたい?求人募集ですか~?う~ん?」
電話口の相手はどうやら求人募集を見て電話をかけてきたらしい。
「そういえばそんなのも出した気がし〼ね~。え~と、それじゃあ、今日の午後三時から、『なんでも屋猫野』に来てくださ~い。それじゃあ」
ガチャンッと受話器を黒電話に置く。
ソファに座り、白黒のティーカップに入った、とっくの1時間前に冷めきった紅茶を飲み干す。
「う~ん。さすがに冷ましすぎましたね~。読書に熱中してしまい〼し、読書ティータイムはあまりボクに向いてないのかも知れませんね~」
ボクはほうじ茶クッキーを口に放り込む。
「あっ、このほうじ茶クッキー美味しいですね~。また買いましょうか~」
もう一口と言わんばかりに、ボクはクッキーをもう一枚頬張った。
リビングのうるさ過ぎる黒電話が鳴り響く。
せっかくの読書が台無しだ。
「うるさいですね~」
ソファから立ち上がり、受話器を手に取り、耳に当てる。
「はいは~い。こちら『なんでも屋猫野』で~す。いつでも、どこでも、なんでもやり〼よ~」
受話器から男性らしき声が受話器の向こうから聞こえる。
「えっ?『なんでも屋猫野』で働きたい?求人募集ですか~?う~ん?」
電話口の相手はどうやら求人募集を見て電話をかけてきたらしい。
「そういえばそんなのも出した気がし〼ね~。え~と、それじゃあ、今日の午後三時から、『なんでも屋猫野』に来てくださ~い。それじゃあ」
ガチャンッと受話器を黒電話に置く。
ソファに座り、白黒のティーカップに入った、とっくの1時間前に冷めきった紅茶を飲み干す。
「う~ん。さすがに冷ましすぎましたね~。読書に熱中してしまい〼し、読書ティータイムはあまりボクに向いてないのかも知れませんね~」
ボクはほうじ茶クッキーを口に放り込む。
「あっ、このほうじ茶クッキー美味しいですね~。また買いましょうか~」
もう一口と言わんばかりに、ボクはクッキーをもう一枚頬張った。
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