ホワイトブリトルエフェメラル

涼猫

文字の大きさ
上 下
1 / 1

プロローグ

しおりを挟む
 4月の春。
 桜が咲き乱れる四つ校で、僕は出逢ってしまった。
 真っ白な天使に。
 触れたいと思った。
 その白い肌に。
 でも、触れたら雪のように、儚く、崩れてしまうんじゃないかと、思ってしまう。
 知りたいと思った。
 君のことを。
 でも、天使の住む世界は、僕なんかが関わってはいけない世界だった。
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...