変な事件

桜小径

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食べ放題レストランの裏側

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朝は捕獲したネズミの処分から始まる


 Aさんが5年ほど前にアルバイトとして働いていたのは、さまざまな食材をバイキング形式で楽しめる某飲食店。繁華街にあるお店ではなく、郊外にある駐車場が完備された店だった。

 あるときから、お米や小麦粉の袋がカジられ中身が食べられているなど、あきらかにネズミが存在している形跡が見られるようになり、対策を講じることになったという。

「当時の店長が、責任を問われるのが嫌だったのか、上司であるエリアマネージャーには報告せず、独断でネズミを捕獲する罠を購入してバックヤードに設置したんです。罠を仕掛けるようになってから、朝出勤するとほぼ毎日のようにネズミが引っかかっているので、捕獲されたネズミを処分することから一日が始まっていました。『嚙まれたりでもしたら死に至る危険性がある』という話があったので、絶対に素手で触らないように気をつけながら、袋に水を溜めて罠ごとそこに突っ込んで溺死させます。害獣とはいえ、ちょっと残酷ですよね。ギリギリ息をしているくらいのネズミならまだしも、捕まったばかりで元気いっぱいに威嚇してくるようなネズミもいたんで……。朝からこの作業は正直メンタルやられました」


朝からネズミに止めを刺し、処分するのが仕事というのは確かにメンタルにくるな。

でもよく5年も^_^
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